右向け右！が苦手でも

保育園や幼稚園、学校の“みんな”と一緒に、
足並みを揃えて歩いたり、
気をつけして、整列したり、
右向け右！左向け左！が苦手なきみ。

幼い頃から、できなくたっていい。
きっとその時きみは、整列じゃない何かに夢中。


身の周りにあるおもしろいことや楽しいこと
どうして？と不思議に思うことに反応する、
素敵なセンサーが働いているんだろう。

きみの頭の中は、
きみが今一生懸命になれる
きらきらしたものでいっぱい。

そんなきみが愛おしいな。

みんなそれぞれに得意不得意があって
きみは、例えば
じっとして整列して、
訳も分からずみんなと動きを合わせることが
ちょっぴり苦手だとしたら…

きみは、
自ら、身の周りにおもしろいものを
見つける名人。

それってめちゃくちゃ大事なこと。
自分が見つけたおもしろいことは
知りたい！楽しい！もっと知りたい！の
気持ちがぐんぐん湧いてきて
夢中になれるからこそ、
見て、聞いて、触って、感じて、表して、
今しかない感性で
学ぶことができる貴重な時期さ！

もちろん、”みんな”と一緒がいい
一緒だと嬉しい
って思う時もある。

砂場にいたお友だちと一緒に
おおきなお山をつくったとき

好きなキャラクターが一緒だったとき

みんなといるときに、おもしろいことが起きて
みんなとぎゃっはっは！って笑うとき

絵本を読み聞かせしてもらったあと、
あぁだったね！こうだったね！とそれぞれ
思ったことを自由に口にして
同じ絵本の世界観や余韻を共有し合っているとき

誰かと何かを共にする喜びだって
きみはちゃんと知っている。

もしまだそんな機会がなかったとしても

毎日色んなことに興味を持って
自分の中に
見つけたおもしろいこと
すごくびっくりしたこと
いろんな体験や感情を蓄えているきみなら、

その溢れそうな想いを
きっと誰かに聞いてほしい！って
伝えたくなるし、
伝えたことで、
誰かと通じ合ったときの
心がぽっとあたたまる、そんな感覚に
いつかきっと気づくはず。

身の周りものに対して
知りたい！という意欲が
湧いてくることって素晴らしい。
その瞬間が多いに越したことはない。

それがきっと、きみの強みだと思う。

笑顔が溢れる毎日になりますように