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ちび怪獣たちの観察日記

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大きくなったら忘れてしまう、子ども達との、楽しいこと、面白いこと、悲しいことを書いていきます。
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2020年11月の記事一覧

九九をおぼえる長男

九九をおぼえる長男

お風呂の後、脱衣所で洗濯物を干していると、居間から何か聞こえてきた。

「時間がなかった~~ん。」
長男の裏返ったへなへな声。
「時間がないわけないやろー。
 はよ、やれ。」
夫の低くまっすぐな声。
宿題のことだ。
「えええーーーぇ~」

「しちいちがしち、しちにじゅうし、
 あ、そういえば、8のだんのはちろくから
 上は全部おぼえたよ!」
「それより、はよやれ!」
「しちさんにじゅうし」
「24

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やっぱり公園

やっぱり公園

この長いすべり台!
昨日初めて行った公園で見つけた。

うちの3歳娘は風船のようにぽんぽんジャンプしながら走っていく。5歳次男は忍者走りというか、あられちゃんというか、両腕を後ろにして、キーンとかける。8歳長男は、ちょっとふらふらした走り方。

初めはちょっとおそるおそる、娘ちゃんはひとりだと危ないから、ママも一緒に····
あー、娘ちゃん先にすべってったー
まってー、うわあ、意外とスピード出る!

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暮れゆく園庭

暮れゆく園庭

保育園に迎えに行くと、子供達は、満足するまで園庭で遊んでからでないと帰らない。

今日は金曜日。やっと1週間が終わる。疲れがたまり、頭痛がする。晩御飯は何をしよう、冷蔵庫に何もなかったな····
そんなことを考えながら、走りまわる子供達を見守る。

「ママー、ごちゅうもんは、
 なにがいいですか?」
娘がお店やさんをはじめる。
「ええと、じゃあ、
 カレーライスください。」
「はーい、
 かしこま

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みかんを買いに

みかんを買いに

いつもこの季節になると、家族でドライブをかね、みかんを買いに南へ向かう。

家から片道2時間。三重県熊野の海沿いを走り抜け、御浜町へさしかかったところに、無人の販売所がいくつかある。
小さな棚に、みかんが入ったビニール袋が並べられてあり、1袋200円くらい。農家が摘みたてを運んでくる。

買ってさっそく味見。

皮に指をかけたとたん、
みずみずしいしぶきと香りが車内いっぱいに広がる。

おかわり!

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小2男子のこだわり

小2男子のこだわり

今日は、小2の長男の学校開放デー(授業参観)だった。
何よりびっくりしたのは、

ちっちゃい鉛筆(2cmくらい)で
ノートを書いていたこと!

ちっこい鉛筆を学校に持って行ってるのは知っていた。
家で、
「鉛筆がけずれなーい!」
「そんなちっちゃい鉛筆捨てたればいいやん!
 長い鉛筆もあるし、新しいやつもあるし」
「いやーー!
 まだゴールまで行ってないし」
「ゴールってなんや?、ゴールって」

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