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#44 組織の活動スピードを上げていきたい

先日、事業計画と実行の間には溝が存在することを、組織のリーダーは気づく必要があり。その溝を埋めるための行動を、日常の中で行い、その溝を埋めることで、事業計画の実行率を上げて行くことが大切であると書きました。

個人と組織のもう一つ、共通課題がとして認識したいのが、「活動スピード」では無いでしょうか?物事が実行される速さは、個人レベル、組織レベルでも死活問題になっていると思います。

ところが、従来のマネジメント方法を続けているリーダーは、多い気がします。我が社も然り。この従来の方法では、どうしても遅くなりがちです。

通常、部下の育成に際して、リーダーは、「教える」「指導する」などの手法を用いて、部下を教育していきます。これだけですと、リーダーの指示を仰がないと行動できない部下を育ててしまうことになります。そうすると、日々の変化に対応できず、結果的に、組織の動きが鈍くなってしまい、活動スピードが減速することになってしまうかも。

メンバー一人一人が、目の前の課題を的確に判断し、対応して行く自立性を養うことに力点を置いています。基本的には「アドバイス」はしません。「問題解決サポート」もしません、ただ、「問題とのつきあい方」を指導していきます。

このような指導をすることで、日々の変化で突如発生する問題が生じた場合、リーダーの指示を仰がなくても、自分で対処できるようになります。

組織の活動スピードは、一人一人の自律性のスピードに比例しますし、コミュニケーションの醸成度合いにも比例します。日々の積み重ねで出来上がってくるものだと考えております。

活動スピードを遅らせる主要因(問題)を挙げるとしたら、以下の5つをリストしてみたいと思います。

✔️優先順位が分からず、着手する順番が間違っている(優先順位の理解不足) ✔️実行のためのスキルが備わっていない(スキル不足)           ✔️小さな取捨選択を誤ってしまうし、なかなか決めきれない(優柔不断)   ✔️失敗や自分に対する過小評価で、途中経過の開示が遅れる (不安)    ✔️上記の要因が積み重なって、モチベーションの低下が起きている(士気低下

これらのことを、早めにリーダーへ相談したり、質問をしたり、要望を出したりすることで解決できるものである。ところが、それをしないで、一人でかかえ込んだり、いつまでも迷っていたりすると、その間は、業務がストップしてしまう。個人も組織も、疲労感が生じたり、被害者意識が起きてしまう。さらにこれらの問題は、一度解決したら消えるものではなく、何度も、定期的な頻度で発生しております。

なので、リーダーは、問題が起きそうな兆候を感じたら、1日の仕事はじめ、途中、会議終了後、会議資料を作成している時、アウトプットが遅れた際など、あらゆる場面で、コミュニケーションを取ることにこだわっていただきたい。

コミュニケーションを取ることで、問題の兆候を未然に防ぐだけでなく、以下のメリットも得ることができる

✔️メンバーの企画書作成段階の手前で躊躇する時間が減らすことができる   ✔️メンバーの無駄に迷っている時間を減らすことができる          ✔️問題点のポイントが早くわかるので、メンバーは早く着手できる      ✔️取り組みの方向性がずれている時、早く軌道修正することができる     ✔️ポジティブなフィードバック(承認、褒め言葉)を得ることで、自信がつく  

1回のコミュニケーションは、短くても良いので、頻度高く、対話する時間を作ることで、組織の活動スピードは早まること間違いなしです。私はそれを実感しております。

同じような悩みを持っている方、是非トライしてみてください。

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