株式会社大潟村あきたこまち生産者協会

昭和62年、秋田県大潟村の農家が創った会社です。 安全安心な「あきたこまち」をお届けし…

株式会社大潟村あきたこまち生産者協会

昭和62年、秋田県大潟村の農家が創った会社です。 安全安心な「あきたこまち」をお届けし、お米の可能性を求めて様々な加工食品の開発にも取り組んでいます。 「若者が夢と希望を持てる農業の創造」に向かって全力を尽くし、お米のオンリーワン企業を目指しています。

マガジン

  • プロの料理人が私たちのお米を選ぶ理由

    大潟村あきたこまち生産者協会のお米をお届けしている飲食店様に、お店の歴史やこだわり、お米に関するおいしいテクニックに至るまで色々なお話を伺うシリーズ企画!毎月更新しています。

  • 秋田県大潟村の米農家 涌井徹が綴る「こまち通信」

    大潟村あきたこまち生産者協会が「農家のお米を直接お客様にお届けしたい」と1987年の創業当初からお米に同送しているお手紙を、1990年に「こまち通信」と命名して以来、毎月、弊社会長 涌井徹の想いを綴っている「こまち通信」。 寝ても覚めても農作業や日本農業について考えを巡らせ「若者が夢と希望を持てる農業の創造」に取り組んでいます。

最近の記事

ともに楽しむ満腹を「さくら本店」様~大人の給食が楽しめる和食店~

JR飯田橋駅西口から徒歩4分にある「さくら本店」様は、バランスの取れたボリューム満点のお得なランチ「大人の給食」を目当てに、ビジネスマンを中心に連日行列ができるほどの人気店です。 この道40年以上の経験が活かされた確かな味とユニークな組み合わせの定食は、お客様とともに楽しくありたいという店主の吉澤様のサービス精神から生み出されています。 -お店をオープンされた背景や、当時のエピソード等があればお教えください 2001年の12月4日にオープンして、今年で23年目です。僕の

    • 出稼ぎに行かない農業への挑戦から55年

      4月になると、種播き、育苗、肥料まき、耕耘と、1年で一番忙しい春作業が始まります。 今年の冬は雪が少なく、山間部では田植え時の水が不足するのではと今から心配されておりますが、大潟村は海抜マイナス4mの干拓地のため、入植以来、水不足はありませんでした。 水不足はありませんでしたが、干拓地のため地下水位が高く、営農にはとても苦労しております。 大潟村は、今年で誕生60周年になりますが、大潟村が誕生した時、私は中学3年生で、それから6年後に大潟村に入植しました。 私が生まれるの

      • 入魂のサービスで親しまれ半世紀 レストラン「英一番館」様

        神奈川県横浜市。横浜港に面した神奈川県民ホールには、美しい港の景色を一望できる半世紀の歴史を持つ洋食レストランがあります。 ご来店されるお客様へのお食事はもちろん、お客様のもとへ出向いてお料理をサービスする「ケータリング」を得意とされており、プロ野球選手からも熱く支持されています。 サービスの奥深さを熟知し、お客様へ心を込めたおもてなしを提供するレストラン「英一番館」代表取締役社長の山田重雄様にお話を伺いました。 お店のこと -お店の成り立ちについて、歴史をお教えください

        • 減反政策を知らない世代の農業後継者

          2月は、季節外れの暖かさが続き、冬野菜の生長が早く、白菜が大きくなり過ぎたとのニュースがありましたが、米作り農家は、今年も高温障害が発生するのではと、今から心配しております。 3月になると、タマネギの追肥や、種籾の準備、育苗ハウスの準備と、春の農作業が始まりますが、学校を卒業したばかりの農業後継者は、親の仕事を見たり、隣の農家の仕事を見たりと、見よう見まねで仕事を覚えていきます。 大潟村でも、9割以上の農家が後継者の時代になり、減反政策という言葉も分からない農家も出てきま

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        • プロの料理人が私たちのお米を選ぶ理由
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        • 秋田県大潟村の米農家 涌井徹が綴る「こまち通信」
          14本

        記事

          こだわりを価値に、感謝を満足に「男前 みよし鮨」様

          神奈川県藤沢市。湘南の海辺まで5km程の善行(ぜんぎょう)地区に、細部に至るまでこだわりとおいしさが詰め込まれた、お寿司と魚料理を楽しめるお店があります。 価格以上の価値でお客様に支持され続けてきた「男前 みよし鮨」二代目店主様の道木大輔様、初代の道木道雄様にお話を伺いました。 お店のこと -お店の歴史やエピソードをお教えください。 〔二代目〕うちは1977年に創業し、今年で47年目になります。本来は横浜市あたりの、もっと都心の方を探していたのですが、やはり家賃が高いと

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          米不足から米過剰、再び食料不足の時代に

          昨年12月22日、国立社会保障・人口問題研究所より、2050年に秋田県の人口が56万人となり、2020年と比べた人口減少率が全国最大の41.6%(39万人減)になると発表されました。 秋田県の65歳以上の高齢化率は、49.9%で全国最高であり、年少人口(0歳から14歳)割合は6.9%、生産年齢人口(15歳から64歳)割合は43.2%と、いずれも全国最低で、人口減少と少子高齢化が、ますます進むことになると言われております。 また昨年の12月27日、農水省より農業基本法改正案の

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          本物の味で愛され続ける挑戦者。「北京宮廷料理 涵梅舫 銀座店」様

          東京都中央区。有楽町駅、銀座駅からほど近い銀座のビルの一角に、中国料理伝統の味を引き継ぐ一流の料理人たちが腕を振るい、数多くの食通や著名人も足しげく通う「北京宮廷料理」を味わえるお店があります。 中国から日本へやって来た元税関職員の挑戦は、一軒のギョウザ店から始まりました。 「日本に本物の中国料理を広めたい。」熱い想いでたくさんのお客様との縁を繋ぎ「鉄人」に挑み大きな勝利を掴んだことで、中国料理の最高峰とも言われ皇帝の食卓を彩ったとされる「北京宮廷料理」が日本に広まることに

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          農業振興のため、地域にある廃校の有効活用

          昨年は例年にない高温のため、クマの餌となるブナの実やドングリが不作とのことで、クマが餌を求めて人里におり、被害を与えていることが大きなニュースになっておりました。 高温は、クマの餌だけでなく、米、果実等の農作物にも大きな被害を与えており、秋田県のお米は高温と水害により、全国に比べて5%くらいの減収になったとのことです。 報道によりますと、今後も高温は続くとのことですので、私たちも農作物の種類や栽培方法を変える必要があるのではと考えているところです。 昨年1月のこまち通信で

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          伝統を繋ぎ、時代に合わせ進化する極上の味「桜なべ 中江」様

          東京都台東区。江戸時代にまでさかのぼると、ここにはかつて吉原(よしわら)という有名な歓楽街がありました。音無川という隅田川へそそぐ川が流れ、川べりの「吉原土手」と呼ばれた堤に沿って飲食店が軒を連ねて、吉原へ繰り出す人々で朝から晩まで大変賑わっていたと言われています。 時は経ち、大きな災害と激しい戦火を経て、町は大きく様変わりしていきました。音無川はやがて地下へ潜り、いまは「日本堤」そして「土手通り」という地名にのみ、川の名残を見るばかりです。 そんな吉原の町と共に100年

          伝統を繋ぎ、時代に合わせ進化する極上の味「桜なべ 中江」様

          こまち通信 12月号

          連日、全国各地で熊が出たとのニュースが報道されておりますが、大潟村においても5頭の熊が目撃され、3頭が捕獲されましたが、まだ2頭の熊が見つかっておりません。 一時、住宅地まで近寄ったことで大騒ぎになりましたが、その後、住宅地から離れたとのことで、ほっとしております。 また熊だけでなく、日本鹿が2頭、目撃されたとの話を聞きましたので、「嘘だろう」と言ったら、スマホに、奈良で見た鹿と同じ日本鹿が2頭、しっかり映っていたので驚きました。 また、大きな親熊が農道を走り回っている動

          電車を眺めながら誰もがゆっくりくつろげる「シャララカフェ」様

          相鉄西横浜駅徒歩1分、線路沿いの建物の一角にある「シャララカフェ」様は、電車の車輪が真横から眺められると、電車好きの方やお子様にも人気です。 カフェは県央福祉会と横浜共生会が合同で運営している「生活創造空間にし」という建物の中にあり、障がい者施設でありながら、誰もがゆっくりくつろげるおしゃれな空間として、美味しいお食事を提供できるカフェというコンセプトで、社会福祉法人が運営されています。 建物全体がバリアフリーになっており、車椅子やベビーカーが通りやすいように通路の幅に余

          電車を眺めながら誰もがゆっくりくつろげる「シャララカフェ」様

          こまち通信 11月号

          連日熊が出たとの報道を目にしておりますが、大潟村においても3頭の熊が歩いていたとのことです。そのうちの2頭が捕獲されましたが、残りの1頭がまだ捕獲されないとのことで、パトカーが走り回っており、草むらに近寄ることができないようになっております。 10月は雨が多く、玉ねぎの植付けが予定より遅くなりましたが、何とか植えることができ、ほっとしております。 自然環境の中で作物を育てることは、雨、風だけでなく、害虫、病気等、様々なリスクがあることを、改めて実感しております。 また、一

          確かな技で作る美味しさを身近に「天ぷら かき揚げ 之村」様

          JR線の新橋駅から徒歩10分にあり、価格以上の満足感が得られる料理としてミシュランガイドのビブグルマン2023にも選出された「天ぷら かき揚げ 之村」様。 幅広い世代に身近に愛されるお店づくりを目指しておられる店主様に、お店を始められたきっかけや食材へのこだわり、天ぷらを揚げるコツなどをお聞きしました。 -お店をオープンされた背景や、当時のエピソード等があればお教えください 名古屋で叔父がやっている「天ぷら光村」で20年修行して2018年、5年前に自分のお店をオープンし

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          美味しさと楽しさを居心地の良い空間で「プレミアム和牛の店 味蔵の杜」様

          東急東横線、目黒線の「元住吉」駅から徒歩2分にあるA5ランクのブランド牛が楽しめる「味蔵の杜(みくらのもり)」様。 創業65年の歴史を刻みながら、リニューアルされた落ち着いた和の雰囲気が漂う店内には、心地よく焼肉を楽しめるよう工夫が施されています。 26年来、弊社の秋田県大潟村産あきたこまちをお使い頂いており、美味しい食材を求め産地に赴き、自ら仕入れ交渉をされる情熱を持つ店主様にお話をお聞きしました。 -お店をオープンされた背景や、当時のエピソード等があればお教えくださ

          美味しさと楽しさを居心地の良い空間で「プレミアム和牛の店 味蔵の杜」様

          こまち通信 10月号

          54年前の入植当時は、気温が30℃を超すことは1日もありませんでしたが、今年は2ヶ月以上も続いたため、農作物に高温障害が発生しております。 その代表的な例が枝豆で、高温のため豆の付きが悪く、出荷できない畑がたくさん出たとのことでした。 大潟村でも、米に高温障害が出るのではと心配しておりましたが、高温対策のため水を入れ続けた効果があったのか、例年以上に品質の良いお米になり、ほっとしております。 また、高温のため生育が進み、稲刈りも早くなり、例年より1週間ほど早く収穫を始めるこ

          こまち通信 9月号

          大潟村に入植した50年前は、30℃を超える日は1日もありませんでした。 30年前も、30℃を超える日は数日でしたので、クーラーは必要なく、扇風機で済みました。 今年は、7月22日頃から30℃を超える気温が8月下旬まで1ヶ月以上続き、クーラーを使わない日は1日もありませんでした。 特に、お盆の1週間前後は35℃以上の日が多く、一歩外に出ると、あまりの暑さに頭がクラクラし、急いで家の中に戻ったものでした。 田圃のヒエ抜きも、30℃を超えると熱中症になる心配があり、長く続けるこ