一・インフル兄が、インフルにかかり 見舞いに行った妹が其れを貰い 病院へ。 妹と接触した僕も、咳と鼻水。 感染ったかと病院で検査、結果は ただの風邪。 僕の免疫力は、…
三話、鬼哭天は割れ雷鳴 とどろき 空には赤い目の 鴉が獲物を咥え 地では番犬が 腐肉を屠る 「今夜は随分と 騒がしいな」 俺はベッドから 躰を起こした。 直ぐに魔刀【ま…
二話、遊戯2人で一緒にシャワーを 浴び、躰を拭くのもそこそこに 僕はベッドに腰掛けつま先を 差し出した。 愛おしそうにキスすると 彼は僕をベッドに寝かせ 躰に沿って愛…
一話、爪痕この日の僕は どうかしていた。 ふらりと入ったbarで 声を掛けてきた男に 誘われるがまま、ホテルに 来てしまった。 男は名前を宇竜【うりゅう】と 言った。 高…
五夜マンションの部屋の鍵を開け 玄関に入ると同時に稜也が 求めてきた。 ドアがスウーと閉まりカチャっと 鍵がかかる。 「あっあぁ稜也ーー」 稜也の激しい愛撫に 息が止…
四夜その日、僕は早くに クラブに向かった。 無論一人でーー 「あらぁ、そんな事が あったの」 オーナーの部屋で僕は 沈みこんでいた。 稜也の気持ちが分からない。 オー…
三夜ピピピ ピピピ 「ん・・・・・・」 ピ 「稜也ぁ、時間だよ りょーー」 あれ?もう起きてるの 布団が冷たい。 カチャ 「稜也?」 居ない・・・・・・? ・・・・・…
二夜稜也と僕が働いているのは [ダミー]というクラブ。 収容数五十、従業員三十人の 歓楽街トップを誇っている店。 其処で、ポールダンサーとして 毎夜踊っている。 因み…
一夜あっあん あぁぁんっく はぁぁぁんっん 「あっ はぁはぁ」 「此のまま二回目いい?」 「えっ!ダメ、おかしくなっちゃう」 稜也【りょうや】はクスリと笑った。 「大…
四、夢の間③「37,2。微熱ーー」 日が落ちて、今度は篤則が 熱を出した。 ソファーで二回、バスルームで 一回、ベッドで二回。 裸で居た時間が長かったから なぁ・・・・…
三、夢の間②なぁんでぇー! せっかく篤則と休みが 重なったのに。 「37,3。微熱だね。 夜風にあたってたから」 「ヤダ!出掛ける」 「だぁめ、寝ていろとは 言わないけど…
二、夢の間①〈ザザーン ザザ 僕を抱いた 其の腕であいつを ザザー 許さない〉 〈リーリリン リー〉 鈴虫?空き地から 聞こえる。 「おいおい、こんな夜…
一、夢の行き先貴方の腕に包まれて 眠る夢をみた・・・・・・ あっあっはぁあ あんはっはっあぁ 「んっぁ、気持ちいいよ キミの中はとても」 「あっはぁ、もっと 奥まで突…
5話「咲夜さんが本気で 僕を欲しいのなら いいですよ」 え?! 「お前、ノンケだろ。 けつ掘られていいのかよ」 「痛いのは大体想像 つきますし」 「俺はそんな下手じゃ ね…
4話此の1週間は、とにかく 忙しかった。 1番古いホテルの内装 全面改装の打ち合わせから 始まって、前々から狙っていた ホテルの買収。此れは今が チャンスだった。 そして…
3話あっあっあっ んっん 「感じやすいんだね。 でも、経験そんなに 無いでしょ?」 少年の顔がこわばった。 「ぼくじゃ駄目 ですか?」 「むしろ逆だよ。俺が好き なのは初…
紫魘 しえん
2020年1月17日 22:15
一・インフル兄が、インフルにかかり見舞いに行った妹が其れを貰い病院へ。妹と接触した僕も、咳と鼻水。感染ったかと病院で検査、結果はただの風邪。僕の免疫力は、思ったより強いみたいだ。「1ヶ月ぶりだなぁ、ほれ土産。どうせまともなもん食って無いんだろ?まぁ部屋は綺麗だが。」1ヶ月か、そんなに経ったか?彼の顔を見るのも?「林檎、今剥いてやるよ。腹減ってる時間だろ、此れ食って
2019年10月17日 00:53
三話、鬼哭天は割れ雷鳴とどろき空には赤い目の鴉が獲物を咥え地では番犬が腐肉を屠る「今夜は随分と騒がしいな」俺はベッドから躰を起こした。直ぐに魔刀【まとう】の手が伸びてきて唇を求める。「100回目のキスだよ、爻黃【こうき】」「千回でも一万回でもお前の望むだけやるよ」紅く濡れた唇は、触れただけで此方の躰を熱くする。汗ばんだ手で躰をなぞり蕾に辿り着くと己の昂っ
2019年10月12日 01:49
二話、遊戯2人で一緒にシャワーを浴び、躰を拭くのもそこそこに僕はベッドに腰掛けつま先を差し出した。愛おしそうにキスすると彼は僕をベッドに寝かせ躰に沿って愛撫を始めた。其の間にも、彼の指は蕾の中を探っている。「あっぁぁ、其処・・・・・・」僕の言葉に彼の指が敏感な所を責める。 はぁぁ あっあん茂みの中で勃ち、蜜を溢れさせているモノを彼は口に含み舌で丁寧に其の蜜を舐め
2019年10月9日 02:33
一話、爪痕この日の僕はどうかしていた。ふらりと入ったbarで声を掛けてきた男に誘われるがまま、ホテルに来てしまった。男は名前を宇竜【うりゅう】と言った。高そうなスーツを着ているなぁと思っていたが、裸になると背中に龍の入れ墨が現れた。ヤクザでも、位が上の人は紳士的だと知っていたので驚きはしなかった。そんな僕を見て宇竜さんが言った。「ほぉ、ヤクザ者は初めてでは無いのか
2019年10月7日 05:35
五夜マンションの部屋の鍵を開け玄関に入ると同時に稜也が求めてきた。ドアがスウーと閉まりカチャっと鍵がかかる。「あっあぁ稜也ーー」稜也の激しい愛撫に息が止まりそうになる。片脚を肩に乗せられ稜也の熱く昂ったモノが僕を中から侵食し脳内を掻き乱す。稜也!稜也・・・・・・はぁ はぁ何度、果てたのだろう?気が付くとリビングのソファーに寝かされていた。稜也は冷蔵庫を背に、
2019年10月5日 03:07
四夜その日、僕は早くにクラブに向かった。無論一人でーー「あらぁ、そんな事があったの」オーナーの部屋で僕は沈みこんでいた。稜也の気持ちが分からない。オーナーなら、ずっと僕達二人を見てきたから助言を貰えるかと思って相談をした。「他人事と思え無いんじゃないのかしら?稜也は過去の話しを都羽ちゃんにしたのかしら」稜也の過去?「いいえ、何も聞いてません」「私から言っても
2019年10月4日 02:35
三夜ピピピ ピピピ「ん・・・・・・」ピ 「稜也ぁ、時間だよりょーー」あれ?もう起きてるの布団が冷たい。カチャ「稜也?」居ない・・・・・・?・・・・・・十六時何処に行ってるんだろう僕はアイス珈琲を飲みながら稜也の帰りを待っていた。 カシャ ピッあ!玄関開いた。足早に玄関に向かうと稜也の姿がーー「ただいま」僕の肩に手を置き、横を歩いてゆく稜也。ふわりと空気が
2019年10月3日 04:51
二夜稜也と僕が働いているのは[ダミー]というクラブ。収容数五十、従業員三十人の歓楽街トップを誇っている店。其処で、ポールダンサーとして毎夜踊っている。因みにポールダンサーとは天井から舞台に固定されている一本のポールを使い、時に激しく時に妖艶に踊って魅せる踊り子の事。此のクラブでは、ホールの中央に楕円形の舞台があって端と中央部にポールが一本づつ立っていて、二人のダンサーが絡
2019年10月2日 03:54
一夜あっあん あぁぁんっくはぁぁぁんっん「あっ はぁはぁ」「此のまま二回目いい?」「えっ!ダメ、おかしくなっちゃう」稜也【りょうや】はクスリと笑った。「大丈夫、俺が責任持つから」責任って、あっあん ぁぁあ「都羽【とわ】の中、もうピクピクしてる。気持ちいい?」「そういう事、言わなくていいーーあっぁぁ」はっはぁ ぁんっはぁああぁぁぁ・・・・・・ーー三日月綺麗だなぁ
2019年9月28日 04:20
四、夢の間③「37,2。微熱ーー」日が落ちて、今度は篤則が熱を出した。ソファーで二回、バスルームで一回、ベッドで二回。裸で居た時間が長かったからなぁ・・・・・・。因みに僕の熱は下がった。意地悪してゴメン。でも、そういう気持ちにさせる篤則だって悪いーーと思う。僕には、とても優しいけど(悪い事したら平手飛ぶけど)いや、あの乱交パーティー以降は此処に住むようになったから悪
2019年9月28日 02:22
三、夢の間②なぁんでぇー!せっかく篤則と休みが重なったのに。「37,3。微熱だね。夜風にあたってたから」「ヤダ!出掛ける」「だぁめ、寝ていろとは言わないけど安静に」僕はぷうっと頬を膨らませた。自業自得と言われればそれ迄だけどさ。「ねぇ、此のパジャマブカブカなんだけど」「パジャマ、其れしか無いんだよ。いつもパンツ一枚で寝てるだろ。ほら袖捲って、ご飯付いてるよ」こ
2019年9月28日 00:02
二、夢の間①〈ザザーン ザザ 僕を抱いた 其の腕であいつを ザザー 許さない〉〈リーリリン リー〉鈴虫?空き地から聞こえる。「おいおい、こんな夜中に窓開けて」「ねぇ、鳴き声聞こえるよ」「ん?鳴き声なら毎日聞いてるぞ」え?「海音【かいね】の可愛い鳴き声をさ」「もぅ、高嗣【たかし】のスケベ!」「ふぅ。また元カレの名前」「ご、ごめんなさい篤則【あつのり】
2019年9月14日 00:55
一、夢の行き先貴方の腕に包まれて眠る夢をみた・・・・・・あっあっはぁああんはっはっあぁ「んっぁ、気持ちいいよキミの中はとても」「あっはぁ、もっと奥まで突いて」「こうかい?んっ」ああぁっんあああぁ・・・・・・「はっはぁはぁーー」「お水、持ってくるね」彼がリビングに行っているほんの少しの時間、僕は夢を見ていた。誰かが泣いている、そんな夢を。躰が熱い。誰か、此の
2019年9月13日 02:14
5話「咲夜さんが本気で僕を欲しいのならいいですよ」え?!「お前、ノンケだろ。けつ掘られていいのかよ」「痛いのは大体想像つきますし」「俺はそんな下手じゃねえよ」俺は尚樹を絨毯の上に静かに寝かせた。其の躰は靭やかで無駄な所が1つも無かった。首から鎖骨へと唇を這わせながら腰のバスタオルを取った。茂みの中で、其れはピクピクと痙攣していた。胸を弄りながら尚樹のモノを舌を
2019年9月12日 23:15
4話此の1週間は、とにかく忙しかった。1番古いホテルの内装全面改装の打ち合わせから始まって、前々から狙っていたホテルの買収。此れは今がチャンスだった。そして、タキさんのぎっくり腰!ハッハッハ、やりましたよ俺が受付を。ラブホと言えど、個人情報は一切外部には漏らせませんから。「つ、疲れた」俺はリビングのソファーに寝転んだ。と、其処へ風呂上がりでバスタオルを腰に巻いた
2019年9月12日 19:44
3話あっあっあっんっん「感じやすいんだね。でも、経験そんなに無いでしょ?」少年の顔がこわばった。「ぼくじゃ駄目ですか?」「むしろ逆だよ。俺が好きなのは初心な子だから。で、必要なのはお金かな」目を伏せた少年に言った。「8万出すよ。演技は無しいい鳴き声を聞かせてよ」提示した金額に、異常なSEXをされると思ったのか顔が青褪めた。「嗚呼、大丈夫。酷いことはしないよ。信