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BL・咲く夜〜さくや〜

3話

あっあっあっ
んっん
「感じやすいんだね。
でも、経験そんなに
無いでしょ?」
少年の顔がこわばった。
「ぼくじゃ駄目
ですか?」
「むしろ逆だよ。俺が好き
なのは初心な子だから。
で、必要なのはお金かな」
目を伏せた少年に言った。
「8万出すよ。演技は無し
いい鳴き声を聞かせてよ」
提示した金額に、異常なSEXを
されると思ったのか顔が
青褪めた。
「嗚呼、大丈夫。酷いことは
しないよ。
信用できなかったら服着て
帰ってもいいよ」
一夜の相手は君以外にも
居ると言うと、首に手を回してきた。
「ぼくだけを見て」
チューリップみたいな
可愛らしい唇をついばみ
まだ柔らかいモノを
根元から先端に向かい舌を
這わし口に含むと、直ぐに
硬くなった。
溢れ出る蜜を指先に絡め
窪みをゆっくりと拓いてゆく。
少年の唇から、零れ落ちる
鳴き声は切なく俺の耳を
くすぐった。
「良い声だ」
其の声に導かれる様に
窪みに俺自身を突き立て
硬くなったモノを擦った。
あっあああっんぅんん・・・・・・

ホテルから出て来た俺達を
尚樹が迎えた。
「本当に独りで大丈夫?」
まだ火照りの収まらない
少年に2度聞いた。
「はい、友達が待ってると
思うので。
あの、有り難うございます」
ペコリと頭を下げ、少年は
ハッテン場の方へと駆けていった。

続く