竹の内心のすけ

竹内心の中の人です

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    最近の記事

    被写体ズ株主総会のお知らせ

    🌷プロローグ🌷「前回はキャパの関係で来れなかった人もいたから、次は来たい人みんな来れるような、ちゃんとしたライブハウスで単独ライブしたいよねー!」 6月某日。ファン想い過ぎるメンバーの声を聞き、9月10日のライブ開催に向けライブハウスを探していた竹内。 3ヶ月くらい前ならどこでも空いてるっしょ〜、と甘い考えを募らせていた。 👨「んー、週末はだいたい半年前くらいからの予約じゃないと空いてないっすねー」 半年前とな。 こんなに早く会場を押さえる理由はわからない、写真スタジ

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      • 【あとがき】#ココロファミリアの家族会議 vol.1

        遠足は帰り道まで。という表現とは少し違うかもしれないが、このイベントが終わった後、訪れた全員が健康のまま普段通りの生活に戻れることまでが、主催者として背負うべき今回の課題だった。 開催から1週間が経つ。 最近流行っているコロナウイルス🦠オミクロンは感染力が非常に強く、発症までの時間が短いことで知られている。 また、現在は濃厚接触者に認定された場合も「5日」あるいは「7日」がボーダーである。 未だ私の元には、出演者、スタッフ、来場者の誰ひとりからもこのイベントが原因となる体調

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        • 最強の男について語らせてください

          私は元来オタク気質である。 しかし、生まれてからずっとこんなふうに「熱中すればとことん好きを突き詰める」「推しのために人間活動を頑張りたい」タイプだったわけではなく、ある時一人の男に感覚を狂わされたからだと思っている。 始まりは、小学6年生の時。 MAX CHANGMIN チェガン・チャンミン 一生寄り添うであろう芸名に堂々と「最強」を背負わされ15歳でデビューした男を、私は彼以外に知らない。 その最強様は、思春期真っ只中の女子の心を一瞬で鷲掴みにし、沼に引きずりお

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          • #ココロファミリア第一回家族会議

            1/5 更新済み 🌷🌷🌷待ちに待ったゲスト・曲を発表!🌷🌷🌷 (ページかなり下にあります) こんにちは! いつもありがとうございます! 今回は、前にTwitterでお知らせしていたイベントの詳細について書きます。 ↑最初のお知らせはこちら 今回は「普段応援してくださるココロファミリアの皆さんに、感謝を込めて会えるイベントをやりたい!」という志のもと企画したイベントです。 SNS上ではできないような、特別感のある時間を過ごしたかったので、『家族会議』と名付けさせてい

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            • 第七夜 旅、ひとり

               こんな夢を見た。  なんでも見知らぬ長い山道を歩んでいる。  山道はすぐ横が崖になっていて、二、三人が歩けるだけの道もあれば、広く悠々と歩ける道もあった。自分の後ろには大勢の人が、前にも、山の先の見えないほど大勢の人々が連なってこの行進は続いている。  あたりは一面霧がかっていて、見通しが悪い。皆が何も言わず、前を向いて足を動かしていた。けれど、あとどのくらいで頂上につくのかも、この道がこの先さらに険しくなるのか、またはゆるやかになるのか、果たしてどうなっているのかは全く分

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              • 第六夜 花探し

                 こんな夢を見た。  知らない花を探している。姿も形もわからないのに、いつかその花を見つけた時には、たしかに、私はこの花を探していたと言えるような気がしていた。  二つ先の角を右に曲がった畑に咲く黄色い花の隣に座ってみたり、山のてっぺんに咲く真っ赤な花にただ見惚れてみたり、道端に凛と咲く小さな白い蕾に水をやってみたりするも、どの花も私の探しているものとは違う気がしてならないのである。  首を傾げた目線の先にふと現れたサンタクロゥスが 「多くの花ばかりみるものじゃあないよ」  

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                • 第五夜 月下美人は晩に咲く

                   こんな夢を見た。  ある夏の朝、隣人に植木鉢を貰った私は、一メートルはあろう、その立派な株を眺めている。なんでも、この月下美人という植物は、もうじき白くて綺麗な花を咲かせるらしい。 「その花が咲いた時には、花を愛でる心が、すこしわかるかも知れません。」  ゆっくりとそう言った隣人の若い男は手の込んだガーデニングが趣味なようで、一戸建てがもう一棟立ちそうな広さのある庭で、いつも名前も分からぬ花たちを愛でている。  女性の背丈ほどのウッドフェンスで囲われているその庭の全貌は、は

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                  • 第四夜 モノクローム

                     こんな夢を見た。  瞬間、今は夜だと錯覚したが、重たく薄黒い雲の隙間から、眩しい光が差し込んでいる。頭上に手を伸ばして光を遮る。どうやら太陽はまだ上にいるらしい。  薄暗い景色に目が慣れてようやっと、自分が色のない世界にいることに気がついた。  空も、街路樹も、車も人も、写真や映画で彩度を落としたかのように色がないのである。私はずっと見知らぬ街を歩いていると感じていたが、もしかすると昔にこの道を歩いたことのあるような気がしていた。  すべてがモノクローム。  白と黒のわずか

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                    • 第三夜 雪にかえして

                       こんな夢を見た。  もう二月だというのに、今年は道路のコンクリートがまばらに見えるくらい、雪の少ない冬である。その朝、私は見知った山の麓で少女を拾った。五つか六つくらいだろうか。雪色の羽衣のようなものを纏った少女は、青白い顔をしながら、けれど瞳は凛とした強さを持って、私の前に現れたのである。  私の故郷は毎年冬になると一面真っ白な雪景色に包まれる地域で、一年のうち約半分、十月の後半から、四月の末までは雪が解けずに残っているのである。私は幼い頃から、当たり前のように降り積もる

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                      • 第二夜 ビー玉ごしで見つめて

                         こんな夢を見た。  奇妙な占いをすることで有名な男がいる。なんでも、目の前でビー玉をかざし、運勢を占うのだという。その胡散臭い占いはよく当たると評判で、男に占ってもらったところ、運気が良くなったという吉報が連日絶えない。金を巻き上げるわけでもなく、ただ、急にどこからともなく現れ、人々を占って、帰ってゆくのだそうだ。   私は占いなどさして興味はなかったが、それほどまでに騒がれている男がどんな奴なのか気になって仕方がなかった。  ある晴れた日の午後、すぐ近くの街路樹の下で男の

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                        • 第一夜 巡りあわせ

                           こんな夢を見た。  ずっと誰かを待っているような気がする。  夏の終わりを知らせ、秋を運んでくるような、心地よい風が草を揺らして這い、頬を掠めて駆け抜けていった。  見晴らしの良い山のてっぺんに立つ私は、ひとりである。    遠い記憶の中で、少女が歌を歌っている。音程の不安定なその柔らかい声だけが、頭の隅に残っているのであった。  誰を待っているのかは、わからない。  けれど、こうしてここにずっと居ることが自分の使命であり、またそれを遂げることが自分自身のよろこびであるとい

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                          • 【と、心展】について

                            被写体のほうのアカウントでは予々告知してましたが、 今日で開催まで1週間になりましたので、 Noteに詳しい情報を(わかりやすく)(端的に)(無駄の無いように)書きたいと思います🙆‍♀️ 【と、心展とは】と、心展 →  ところてん と読む (こころてん って言っても正直わからない)出展カメラマン7名による被写体「心」の写真が部屋一面に飾られる写真展。7名のほか、抽選で選ばれた15名のカメラマンの公募展示、その他、心✖️カメラマン で作った共作のフォトブックが何冊か置かれる

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                            • 拝啓、わたしの初恋の人。

                              その夜私が約20年ぶりに自身の初恋を思い出すことになったのは、自宅での仕事中、ふとした時のことだった。 何年も前に、おそらく遠い学生時代に登録してから、数年に一度くらいのペースで利用しているECサイトにログインしようとした時のことだ。 なぜだか、記憶していたはずのパスワードが間違っていると弾かれるのだ。何種類か、思い浮かんだものを試すものの、どれもハズレである。ほぇぇと変な声を漏らしながら思わず髪をかき上げた手の平は汗で湿っていた。 そんなはずは、と思いつつ、''パスワ

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                              • 序、終わる燃えかす、残りかす

                                もう、日中はかなり暑い。 友人のツイートを頼りに、半袖に薄手のシャツを羽織る。 肌を食い破りそうな日光のあたたかさを久しぶりに思い出した私はようやく、2021年は4分の1を終えようとしていることを悟った。 ずいぶん駆け足で来てしまったみたい。 ゆらゆらと 自分だけを信じて過ごすしかなかった2020年 年が明け、部屋に篭って芝居をして。 月が変わり、なんでもないみたいに年齢を重ね。 そしてまた、部屋に篭って芝居をしていた。 季節の色や匂いに気がつく余裕も無く、そうしている

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                                • ---今回の私の髪色は紫芋のムラサキだよ 紫色の髪をした彼女が、まだ温かい紫芋を頬張りながら真面目な顔でそう言ったので、僕は芋を喉に詰まらせて咽せた。 「水飲みなよ、ほら」 やれやれと言いたげな調子で雑にコップを突き出す彼女を横目に、何も言えないまま水を飲む。 「先週の録画してある?てかコタツ電源切れてない?寒いよ。」 慣れた手つきでテレビのリモコンをいじる彼女は入社2年目の会社の同期である。 親元を巣立った念願の一人暮らしも、2年目にもなれば週末さえ持て余すもの

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                                  • 包まれた僕らの味は。

                                    「肉まんが!!!たくさん食べたい!!」 サークルごとの文化祭の出店、どうしても肉まんが良いと言い張ったのは彼女だった。 「でも肉まんはコスト的にも調理の行程的にも無理があるよ」 意志を否定したいわけではないので、なるべく現実的な方向で諦めさせることを試みる。 僕らがこの大学生活で加入したのは「世界グルメサークル」などという、実質食にしか興味がないであろう人間が集まる小規模サークルだ。 普段の活動は、月に数回メンバー同士で色々な国の料理を食べに行く。もちろん国内で。

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