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イプシロン残念ながら6機目の打ち上げは失敗
日本もロケット産業は粛々と進めていますが、最近は残念なニュースが流れてきました。
タイトルの通りで、イプシロンと呼ばれるロケットは2013年の初号機以来、5機連続で成功していましたが、今回で初の失敗となりました。
※タイトル画像は公式イプシロンHPより
実は、ちょうどこれを書く前日にとなる宇宙グッズコーナーでこのイプシロン5期連続成功Tシャツを買おうとしてたので印象深かったです。
ちなみに、結局やめてとなりの準天頂衛星「みちびき」が書かれたTシャツにしました☺
「みちびき」については過去にも取り上げたので引用しておきます。
今回の打ち上げ失敗原因についてはJAXAが今後どどこかで会見を開き説明する予定です。
折角なので、イプシロンロケットの意図について今回は紹介しておきます。
イプシロンロケットの狙いは、これまでほぼ政府が中心に行っていた宇宙活動の敷居を下げ、誰もが積極的に宇宙を使える時代の実現を目指したものです。
従って、組立・点検などの運用を効率化し、「世界一コンパクトな打上げ」を目指しています。
ゼロから開発したわけではなく、歴代のロケット(なかには「はやぶさ」を打ち上げロケットも!)から、イプシロンの設計思想に合ったよいとこどりをしたイメージです。下図を参照ください。
![](https://assets.st-note.com/img/1665560414322-pwBnfL2Oc7.png?width=800)
他にも、振動と音を小さくする工夫をしたり、ロケットから衛星が分離されるときの衝撃を抑える工夫をすることで、衛星にとって最高の乗り心地を目指しています。今までのイプシロンロケットは全て、内之浦宇宙空間観測所から打ち上げました。
JAXA公式サイトからも引用しておきます。
JAXAでロケット打ち上げと聞くと種子島を連想すると思いますが、内之倉という、同じく鹿児島県の半島付近にあります。
こぼれ話ですが、この内之倉付近にJAXA公認モデル校があります。
カリキュラムの提供だけでなく、実際に宇宙飛行士が来て授業をしてくれるなんて、宇宙好きにはたまらないですね。うらやましい・・・。
最近では、近くの大分県でも宇宙港(スペースポート)として認定され、同じくその最寄りにある県立高校で面白い取り組みが始まっています。
2024年から正式にスタートするとのことで、公の機関でこういった取り組みがはじまるというのはインパクトは大きいと思います。
これからは単に科学技術だけでなく、こういった社会の活動ともつながりが出てくる時代になってきます。
ますます宇宙の領域が広がってきそうでワクワクします。まずは次回のイプシロンのチャレンジを楽しみにしています。
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