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インドが史上初「月の南極」着陸成功!

先日紹介したインドのラストワンマイルが、ついにゴールテープを切りました。

インドの宇宙開発は結構歴史があります。過去投稿を引用しておきます。

改めておさらいです。

月面着陸は、旧ソビエト、アメリカ、それに中国が成功していて、インドは4か国目となります。

ただし、今回「チャンドラヤーン3号」が目指したのは、水が氷の状態で存在する可能性が指摘されている月の南極付近で、この地域に到着するのは世界で初となります。

インドは4年前に探査機「チャンドラヤーン2号」を打ち上げましたが、月面に衝突して着陸に失敗しています。

ということで、見事に今回は雪辱を果たしました。下記でアーカイブが視聴できます。タイトル画像も成功直後のモディ首相講演から引用しています。

余談ですが、モディ首相、普段から冷静沈着のイメージが強かったのですが、今回もあまりはしゃぐほどの喜びはみせずに、たまにニヤッとしながら自国を誇示するスピーチを行っていたのが印象的でした。

その冷静さが、まだまだインド行くよ〰、という意気込みすら感じました。

もちろん支え続けたナディ首相もすごいのですが、まずはこの偉業を支えたチャンドラヤーン3号のスペックを公式サイトで振り返りましょう。

上記より、チャンドラヤーン 3 号のミッションと搭載された高度な技術を要約してみます。

【ミッション】
月面への安全かつ軟着陸を実証するために探査車が月面を移動する様子を実証するため、現場で科学実験を行う。

【搭載テクノロジー】
高度計: レーザーおよび RF ベースの高度計
速度計: レーザードップラー速度計およびランダー水平速度カメラ
慣性測定: レーザー ジャイロ ベースの慣性基準および加速度計パッケージ
推進システム: 800N スロットル可能な液体エンジン、58N 姿勢スラスター、スロットル可能なエンジン制御電子機器ナビゲーション、誘導、制御 (NGC): 動力降下軌道の設計と関連ソフトウェア要素
危険の検出と回避: 着陸船の危険検出と回避カメラと処理アルゴリズム
着陸脚機構。

個々の機器は何となく聞いたことがあります。何か秘密兵器があったというよりは、これらを統合的に管理する高い能力と支え続ける情熱が実現に導いたのだろうと思います。

改めて「失敗は成功の素」という言葉を思い出しました。

改めて関係者の皆様に心からお祝いを述べたいと思います。

最後に、公式Xアカウントを抜粋しておきます☺


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