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AIバトルロイヤル時代に必要な個人のリテラシー

この数日は、OpenAI元CEOサム・アルトマンの解任クーデターで話題が持ちきりです。
しかも、X(旧Twitter)での当事者間のリアルタイムな駆け引きを、旧来メディアや個人が後追いするという、現代を象徴する出来事です。

このBlog投稿直前でのサム・アルトマンの最新X投稿を2つだけ載せておきます。

ということで、解任の当事者といわれるイリヤ(とOpenAIボードメンバー)も矛を収めており、「今のところ」Microsoft入社で落ち着きそうです。

ただ、しばらくはこの出来事をきっかけに人材の獲得競争が過熱すると思います。

混沌としてきたので、今回の出来事に絡みそうな主な勢力図をマップにしておきます。(静観しているAppleもある意味不気味です)

LLM主要プレイヤーと一部の人物(米国系)に絞っています。噂ではアルトマンはSoftbankとAI事業準備中との報道もあり、新規参入の可能性も否定できません。

また、イリヤは元々ジェフリー・ヒントン門下生でその御大も今年Googleを去って話題になりました。過去投稿記事を貼っておきます。

ヒントンとその弟子がAIに対して同じ思想を持っているかは確信が持てませんが、イリヤは金もうけ主義ではないと思います。

このあたりがビジネスの世界で生きてきたアルトマンとの衝突を生んだ可能性は否定できません。(このあたりの顛末は企業ガバナンスの問題で、別の文脈でさばかれるでしょう)

この最中に一時期OpenAIはChatGPT新規登録を停止するほど混乱しており(今は見る限り復旧しています)、超速で世界に普及したAIなだけにしばらくはメディアが注目すると思います。

OpenAIは元々NPOで設立され、イーロン・マスクや(LinkedIn創業者)リード・ホフマンなどの初期創業メンバは既に去っています。途中で利益団体を配下に持ち、運営の方針での衝突があったのは想像に難くありません。

しばらくは混乱が続くと思いますが、個人の視点でこのドタバタ劇を娯楽として楽しむのもいいですが、だれが覇権をとろうがAIは今後日常にも影響を与えていきます。

そんな中で出来ることは、近年話題の「生成系AI」の基本を学んでリテラシーを高めることかなと思います。

丁度最近、(GoogleでAI開発を率いて今は万人へのAI教育事業を行っている)アンドリュー・ングの無償コースがCourseraで始まったので、その紹介で締めておきます。

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