見出し画像

|低山ハイク|橿原神宮〜名勝大和三山巡り

2024年1月6日 
近鉄「橿原神宮前」駅、構内にて柿の葉寿司を買う。
曇天、ゆっくりスタート10:35。

真っ直ぐ歩いて、橿原神宮。
ご祭神は、初代天皇・神武天皇

砂利の参道、白木の鳥居、初詣。

今年は、神武天皇即位紀元2,684年

神武天皇即位紀元(じんむてんのうそくいきげん)は、初代天皇である神武天皇が即位したとされる年を元年とする日本の紀年法である。
『日本書紀』の記述に基づき、元年は西暦(キリスト紀元)前660年とされている。異称は皇紀(こうき)、神武紀元、即位紀元、皇暦(すめらこよみ、こうれき)、神武暦(じんむれき)、日紀(にっき)等。

wikipedia.org/wiki/神武天皇即位紀元

参拝後、周りを見ていると
内拝殿、特別参拝の案内を見つけ申し込む。

それぞれに参拝するのかと思ったが
テント(ビニール小屋)にて、30人ぐらい集まるまで待機。
ある程度人が集まっていたので10分くらい待っていると、開始。
宮司さんに案内されて2列に並び、進む。
途中大きな荷物は置いて、お祓い受ける。
その後、配られる玉串を受けとり、1列づつ奉納、参拝。
御神酒をいただき解散、記念品に延寿箸。
清々しい。

北神門から出て
振り返る。

しばらく歩くと、登山口到着。

畝傍山(うねびやま)

数人の人達、下りてくる。

しばらくすると、
東大谷日女命神社

参拝。

庚申さん

大和三山の案内

大和三山(やまとさんざん)とは、橿原市に位置する香具山(かぐやま)・畝傍山(うねびやま)・耳成山(みみなしやま)の三山をいいます。

平成17年に名勝指定されました。そして、大和三山に囲まれるように、日本で初めての本格的な都であった藤原京の藤原宮跡(ふじわらきゅうせき)があります。

万葉集では、中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)が大和三山の争いを詠んだ有名な歌が残されています。
「香具山は 畝火ををしと 耳梨と 相あらそひき 神代より 斯くにあるらし 古昔も 然にあれこそ うつせみも 妻を あらそふらしき」

全訳1
香具山は 畝傍山をいとしいとして 耳成山と相争った。 神代から こうであるに違いない。 いにしえも そうだったからこそ 今の世の人も 妻を 取りあって争うらしい。
全訳2
香具山は 畝傍山を男らしい者として 古い恋仲の耳成山と争った。 神代から こうであるらしい。 昔も そうだからこそ 現実にも 愛するものを 争うらしい。

橿原市HPより
https://www.city.kashihara.nara.jp/soshiki/1021/1/2/4/3740.html

見晴らしの良い場所、
二上山が水墨画のように美しい、冬の曇天のおかげか?

頂上、8℃

小さいスペースだが禁足地

畝傍山、三角点あり標高199m
11:50

畝傍山口神社社殿跡

下りは岩の見えている別の道を、しばらく歩く。

道の音が聞こえているで、だいたい見当で下るが出口に繋がらない。
低山あるあるだが、なんとか路上に。

近鉄「畝傍御陵前」駅に出て東に向かう、

北を見ると耳成山。

しばらく歩くと、本(元)薬師寺跡

こちらにも庚申さん

まだまだ東へ

この辺りまで来ると、飛鳥も近いようだ。
行政区の違いで全体像が掴みにくい時もある。
また、鉄道のハイキングマップはもちろん自社の駅を基準にしている。
俯瞰でイメージするためには、
何種類かの地図を参考にすると、いろんな繋がりに気がつく。

天岩戸神社

参拝。

香具山(かぐやま)の麓にある神社で本殿はありませんが、日の神・天照大御神(あまてらすおおみかみ)が隠れた天岩窟(あまのいわや)または、天岩戸(あまのいわと)と言われる巨石がご神体です。

太陽神である天照大御神は、弟の須佐之男命(すさのおのみこと)があんまり乱暴を働くので、岩戸に隠れてしまいました。日の神が隠れたことによって世の中は闇に包まれてしまいます。

そこで、神々は思案し一計をめぐらしました。天岩戸の前に集まって、ある神様が踊り出し、これをほかの神様も笑いながら楽しみました。隠れていた天照大御神が外の様子が気になって岩戸から顔を覗かせたとき、天手力雄神(あめのたぢからお)がとうとう外に出してしまいました。そして、また世の中はもとどおり明るくなったということです。

境内には毎年新しい竹が7本育つ代わりに、別の7本が枯れ死するという「7本竹の不思議」が伝わっています。

橿原市HPより
https://www.city.kashihara.nara.jp/soshiki/1021/1/2/3/3747.html

香久山(かぐやま)

伊弉冊神社、参拝

しばらく上り、右折

伊弉諾神社、参拝。

引き返し上る。

畝傍山、耳成山は独立峰だが、
香具山は多武峰に続く龍門山塊の一部だという。

すぐ頂上、開けた場所。
国常立神社、参拝。

左に、国常立命

右は、高龗神(竜王神)

この山は、雨乞いの地でもあるそうだ。

天香山、標高152m

1:45 休憩、柿の葉寿司

下りるとすぐに

香具山坐櫛真命神社、参拝

天香山神社(あまのかぐやまじんじゃ)の祭神は、櫛真智命神(くしまちのみことのかみ)です。

境内にある「朱桜」(にわざくら)という古名で知られる「波波架の木」(ははかのき)は、その昔、占いに用いられたと言われています。

「古事記」の天岩戸神話(あまのいわとしんわ)には、天香具山(あまのかぐやま)の雄鹿の骨を抜きとって「朱桜」の木の皮で焼き、吉凶を占ったとあります。

橿原市HPより
https://www.city.kashihara.nara.jp/soshiki/1021/1/2/3/3750.html


北に向かって歩く、遠くに耳成山。

左折し、西には畝傍山その奥には二上山、葛城金剛山のシルエット

しばらく歩くと藤原宮跡。
大極殿から南を望む。

民は凧揚げに興じておじゃるの〜

藤原宮跡(ふじわらきゅうせき)は、藤原京の中心施設である藤原宮のあったところです。藤原宮は一辺約1キロメートルの中に、大極殿や朝堂院といった国をあげての儀式や政治を行う施設や天皇の住まいである内裏などがあり、現在の皇居と国会議事堂、霞ヶ関の官庁街を合わせた性格を持っていました。藤原京は16年間の都でしたが、藤原宮の構造はその後の都にも引き継がれていきます。

https://www.city.kashihara.nara.jp/soshiki/1021/1/2/5/3873.html
橿原市HP

鴨公神社

北へ歩き、
醍醐池の西側より東の眺め

突き当たりが、

耳成山(みみなしやま)

参道を歩く。

耳成山口神社、参拝。

神社の脇からしばらく上ると
耳成山、3時過ぎ着、標高139m

違う道を下り
耳無井

平安時代に空海が掘った井戸と伝えられ、別名を大師井戸

綺麗にされている、心地いい空間

お花はありがたいのじゃが、近すぎ大き過ぎて、前が見えんのじゃ


あとは、町を歩いて
近鉄「大和八木」駅、3時半すぎ頃着。
曇天だが雨にも合わず、ありがとうございました。
初代天皇から神話の神々の世界、
行ったり来たり、約5時間の超低山の時間旅行。
やっぱり奈良は面白いですね。






橿原神宮と畝傍山、周辺は、さりーさんの記事が詳しいです。


この記事が参加している募集

旅のフォトアルバム

山であそぶ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?