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金閣寺

三島由紀夫『金閣寺』は、下記の一文から始まる。

幼時から父は、私によく、金閣のことを語った。

実際見てみると、想像と違うことはよくある。

良い時もあれば、悪い時もある。

大概は、悪い時だろう。

想像力の方が、勝るからである。

中学生の時、友人がプロレス会場で

ビックバン・ベイダーを見たが

「実際はそんなに大きくなくて、ガッカリした」

と、言っていたのを思い出す。

どんな想像力だったのだろうか?

これは、金閣寺の主人公と同じである。

私は、初めてプロレス会場で

ジャイアント馬場を見たとき

驚愕した。

想像よりもデカかった。

顔の長さが半端ではなかった。

物販に出てきていた馬場さんは

Tシャツを購入すると

サインをしてくれた。

写真をお願いすると

「写真はダメだよ」

と、お付きの人に言われた。

金閣寺をみると、ジャイアント馬場を思い出す。

Tシャツは今でも、大切に保管してある。

燃やしはしない。

このTシャツがなくなるまで

生きようと私は思つた。


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