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私はこの勉強法でTOEIC920点を取りました。【Part別】勉強方法のまとめ

前回の記事を読んで頂きありがとうございました!「Instagram」でnoteにまとめたことを発表したところ、友人・先輩・後輩から反響があったので続編として具体的な勉強方法について書いていきたいと思います。

★買った問題集はこれだけ。
公式TOEIC Listening & Reading問題集 3
公式TOEIC Listening & Reading問題集 4
公式TOEIC Listening & Reading問題集 5
TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ
TOEIC L&Rテスト 至高の模試600問
TOEICテスト新形式精選模試リーディング

※2020年2月には 6 が発売されているようです!
公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 6

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【0】勉強法・テクニックの前に・・・

「では早速、Part1を」と始めたいところですが、今いる「立ち位置」によって必要な勉強は異なると思います。時間も限られているので、やはり苦手なところに時間を投資したいですよね。苦手分野を特定するために、まずは是非一度、公式問題集を1冊(200問×2セット)を解いてみて下さい!その時、「解答の根拠が分からなかった問題」には※マークシート上で何か印をつけるようにしてください。後で使います。私自身はTOEICで何度もつまづきました。そしてそれぞれ対策をしてきました。下記は私が感じた「TOEICのつまずき、あるある」です。

あるある1:全然、時間が全然足りない。Readingがめちゃくちゃ難しい。
最適な時間配分を理解しないと時間は足りません。かつ、Listeningに手応えを感じられないときは更に焦ります。私もそうでした。でも大丈夫です!まずはどのPartにどれだけの時間をかけていいのか調べてみませんか?
下記、表が一般的に推奨されている時間配分です。Part5と6でわからない問題に時間をかけすぎてしまうと、下手するとPart7で10問から20問程度足りなくなります。Part5、6の正答率が8割を切っている場合は、5と6を徹底的に演習しましょう。

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逆に、これは経験則ですが高得点が取れる場合、時間が余ります。私が920点をとったときは時間が約2分程度余りました。1回目の受験は865点で1問だけ解けませんでした。時間内に全部解き切れるようになるとおそらく800点前後の得点に到達するのではないでしょうか?まずは時間内に全部解き切ることを目標にしてもいいかもしれません。

Point1:適切な時間配分を知り、制限時間を意識して解きましょう!

あるある2:意味のわからない単語が多かった。全体の意味も掴めない。
「文章で重要な意味を表しているキーワードの意味が分からず、文章全体の意味がぼやける。そして、気づいたら文章を繰り返し読んでいる」ということはありませんか?解説を読むと、「あ、この文章、そうか、こういう意味だったんのか」と点と点が線でつながったような感覚で納得できます。

ひょっとすると不明確だった単語または文の意味がわかっていれば、その文全体の意味は理解できていたかもしれませんね。これが「単語がわかる場合」と「わからない場合」の差だと思います。やっぱりそれだけ単語って大事だと思います。「金フレ」と呼ばれる有名な単語帳があります。収録されている語数は1,000語ピッタリです。この1,000語しか私は取り組んでませんがこれだけでなんとか間に合いました。コンパクトですし、おすすめです。この1冊だけでいいので、ぜひやってみてください。

Point2:単語帳1冊(1,000語)でいいので、徹底的に極めませんか?!

あるある3:疲れた。ああ、もう、とにかく疲れた、、、
前回のnoteでも書きましたが、何度もTOEICの参考書を解いて、体力をつけましょう。それしかないです。攻略法をわかって2時間解くのと、分からないで解くのでは頭の疲労も違うはずです。これから苦手なPartを中心に時間をかけて演習するのでやればやるほど、この心配はなくなります。でもやっぱり2時間座りっぱなしはしんどいです。適度に休憩をしてくださいね~!

Point3:2時間に耐えられる英語の体力をつけましょう!
これは慣れです!逆に慣れたら解決できる問題でもあります。

それでは次の項目から具体的な勉強方法を記載していきます。

【1】Listening_Part1&2の解き方

対策はほぼ同じなのでまとめて書かせていただきます。ネットでいろいろ私自身調べましたが、一番しっくり来たのは「話せない音は、聞こえない」ということでした。つまり「聞こえるためには話せればいい」ということになります。音読をすればいいです。音読をしましょう!

突然ですが、今から全てのパートに共通する
とても重要なことを言います。

答え合わせが終わったら間違えた箇所※解答の根拠が分からなかった問題だけを対策します。(序盤に、解答の根拠が不安だったらマークシートになにか印をつけて下さいと言ったアレです。)

最も危険なのは
「解答の根拠が分からなかったけど、なんだか合っていた」
これです。必ず解答の根拠を明確にします。
そうでないと、初めて解く似た問題でまた同じ状況に陥り、不安になり、解答が確定するまでに時間がかかるからです。

1問に時間がかかると、そうです、全部が解ききれなくなります。
文章にまとめながら改めて、気づきましたが、
「不安を消していく=時間短縮になる」ということだと思うんですよね。

解説を読んで、「正解が正解である理由」と「自分がどうして間違ってしまったか」を理解しましょう。これはリスニングに限ったことではありません。復習でいい加減なことをすると、また次に解く時に同じ理由で間違えます。そういう私も何度かやりましたが、同じ問題で間違うのは徹底が足りないからです。2回目に同じミスをした場合には、強く記憶に残るようにしつこく徹底的に調べ、不安要素をゼロにするといいです!

余談ですが、同じ箇所でミスした時、「お前、これ何回目だ?」と怖い上司に怒られているシーンを想像し、(というか頭をよぎってしまい)私は自分にプレッシャーを与えていました。

そして解説を印刷し、聞こえなかった単語や文のつながりの箇所に黄色マーカーを引きます。またいつか忘れた頃、もう一度聞くと、また聞こえづらくなっています。問題集は何周もするので、本体に色を付けてしまうと次回の理解に影響がでます。できればコピーするといいと思います。

Part1も2も対策は同じです。音声と同じスピードで、同じリズムで発音できるようになるまで繰り返し音読を続けて下さい。私はそんなに地頭が良くないので、ほぼ同じスピードで音読できるようになるまで、同じ文章を大体25~30回くらい音読が必要でした。気合いと根性で乗り切りました。

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ちなみに!旧形式と比較して、Part2が最も難化したと言われています。
例えば、
Q.「明日の会議は何時ですか?」に対して旧形式では
A.「11時からです。」という受け答えだったのに対し、旧形式では
A.「それは来週に延期されたとジョージが言っていました。」
というようにこれまでは5W1Hに単純に回答するような問題だったのに対し、現実的な会話を想定した問題が増えています。昔は文頭の「5W1Hだけ聞けば解ける」という説がありましたが新形式では小手先のテクニックが通用しなくなっています。従って、意味を理解して解くのが一番です。場面や状況をイメージしましょう。

やや細かい説明をしましたが、実はPart1と2は時間にするとそれほど長くないです。通勤や移動中にもサクッと解けてしまいますので好きな音楽を聞くのをちょっとだけ我慢して、何気ない時間に解いてみてはいかがですか?(そういう私は、やっとTOEICが取れたので好きな音楽を狂ったように聞いてます)

【2】Listening_Part3&4の解き方

音読を徹底的に行うのは【1】と変わらずです。絶対に音読は怠らないで下さい。(こちらも解けなかった問題だけで大丈夫です。)Part3と4で必須となるテクニックは文章の「先読み」です。「問題文(長文)」の音声が流れて、そして「設問文(質問)」の音声がそれぞれ流れますが、「問題文」が読まれている時に少しずつ解き始め、「設問文」が読まれているときには次の問題の「設問分と選択肢」を読んで待機してました。先読みをして、どんな文章が来るか、頭の中でイメージして待ちます。

ちなみに、これは4、5年前に東進ハイスクールの安河内先生が仰っていた話(たぶん)ですがTOEICの問題を全て日本語に和訳して、
A:設問文を先読みを する チーム
B:設問文を先読みを しない チーム
の2つに分けてどちらが高得点がとれるか、を実験したことがあるそうです。その結果、圧倒的に先読みをしたほうが得点が高かったそうです。
日本人が母国語に直して解いたときにそうなるのであれば、きっと間違いなく外国語でも同様の手段で取り組むべきですね。

また、下の表は私の持っている問題集のうちの1箇所の抜粋です。1から18番までの順番ので文章を読んでました。本当は15まででも充分なんですが、上から1から15まで順番に読んでいると「あれ、今からどこを注意して聞けばいいんだっけ?」となります。数秒余ったときは質問文(16~18の順)に戻ってみるといいと思います。

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リスニングは解けば解くほど上がります。そして、正答率が上がるにつれて自信が着き、安心します。根気よく頑張ってみて下さい!リスニングは90%くらいの正答率までいくとおそらく470~480前後の点数が出ると思います。

【3】Reading_Part5&6の解き方

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先程の

突然ですが、今から全てのパートに共通する
とても重要なことを言います。

の項目で私の持っている話のネタは使い果たしました。。。ただ、このやり方で本当に点数は上がると信じてます。「解いて、すぐ復習」というルーティンで、正答率を上げていって下さい。勘やフィーリングで解けるときもありますが、そういうときこそ、根拠を持ちましょう。それが勉強だと思います。(ちなみに消去法が正しいときもあります。)

Part5と6に関してですが、以前のnoteの中で紹介しました参考書の中で私が最もお世話になったものを紹介します。それはこちらです。

TOEICテスト新形式精選模試リーディング

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本書の使い方という項目の中の(ⅷ)のページに「Part5と6に出てくる問題パターンは19個しかない」ということが書かれています。こうやって統計をとって、言い切ってくれる勇気のある参考書はなかなかないので、筆者の方には大変感謝しております。

Part5の中で、初心者でも解けて、瞬殺しなくてはいけない問題が中にはあります。少し抜粋します。これらの問題が解けるようになると「私わかってきたかも?!」と思えるのではないでしょうか?きっと自信を持てるようになります。

★初心者にも解きやすい(?)問題の種類一覧
(2)品詞:進行形/原形/過去形/過去分詞など。どれが適切か 
(5)格:I/my/me/mineとかoneself等。どれが適切か
(11)慣用表現:口頭表現や決まり文句。(考えてもわからない問題)
(13)構文:not only A, but also Bのような「●●構文」と呼ばれる問題

本書では19種類と説明がありますが、各自苦手な分野があると思います。
苦手な分野がわかったときはGoogleで文法の決まりを調べるといいです。
私よりももっとプロの方がブログ等で解説されていたりします。

【4】Reading_Part7の解き方

ついに最終パートですね。一番最初に最も難しく感じたであろう、Part7です。合計54問を55分かけて解きます。人によっては、他のリーディングのパートと比べて回答の根拠が分かりやすく、解きやすいという人もいるのではないかと思います。何度も言いますが、まずはやってみるのが一番です。

演習時、リーディングでも、リスニング同様、回答の根拠が曖昧なものにはきちんと印をつけてください。リーディングは問題数が100問ありますが、初めてといたときは100問中50箇所くらい曖昧マークをつけました。どんだけ?って感じでした。復習にも時間がかかり非常に面倒でしたが、それが近道でした。

Part7は奥が深く、この項目で私は何を書こうか迷いまして他の記事をみましたがこの記事のまとめ方にはかなわないと思いました。該当の記事を紹介させていただきます。問題の形式に対して非常に細かく解説がなされています。

TOEIC Part7 長文読解問題の解き方とすぐにスコアを上げる5つのポイント

この記事で、問題の種類を体系的に理解して頂き、苦手な種類の問題は少し構えて対策するといいと思います。「苦手な種類の問題」と書いた割に、種類で難易度が変わるというよりは設問の種類で難易度が変わるイメージでした。

私が苦手だった問題は抜粋するとこんなかんじです。

●語彙問題
→初めて見る単語だと難しく感じます。また選択肢に似た意味単語が並ぶと決定しづらいです。
●NOT問題
→選択肢のうち、誤りの選択肢を1つ選ぶ問題です。他3つの選択肢が正しいという根拠を探すのに、時間がかかります。
●書き手の意図問題
→何と意図していると考えられますか?という問題です。全体の意図と文章の流れの理解が曖昧だと自信を持って選びづらいです。
●文挿入問題
→文中の[1], [2], [3], [4]と記載された箇所のうち、どこに文章を挿入するのが最適かを判断する問題です。確信を持って選んだのに間違うこともありました。

どんなに英語力がついても、難易度が高い問題は、慣れている方でも難しく感じます。文全体のストーリーを誤解することなく、理解できるようになりたいですね。そのためには精読が重要だと思います。

自信がなかった文章のなかを細かく見ていくと、意味がさっぱりわからなかった一文が少なくとも1つ以上あるはずです。そこに赤いマーカーを引いてどういう意味だったのかを特定するようにしてました。
そして、文法も用いて、
S:主語・主部/ V:述語かを判断して理解する癖をつけました。
また代名詞が何を指すのかを追っていくことで意味を見失わずに済みます。Part7の勉強は結構タフですが、復習とこの精読で得点が取れるようになります。


単語帳を除いて、下記を1周としたとき

●公式問題集:ver3~5(それぞれ200問×2セットが3冊)
●至高の模試600問:(200問×3セット)
●新形式精選模試:(Reading100問×5セット)
演習時間:(2h×6)+(2h×3)+(1h×5)=23h
復習時間も合わせると23h×2=46時間位に匹敵します。

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私の記憶では上記を6周しました。4周目くらいになると、さすがになんとなーく見たことある問題だなと感じてしまうのですが、うまいこと、解答の根拠は忘れてしまうのでぜんぜん使えてしまいました。

勉強の仕方もきっと大事なんでしょうけども、ある程度、自分にハマった仕組みで徹底したら総合勉強時間●●時間勉強したら900点取れる。
みたいなことも合ったりするんですかね?

共有する立場で迷ってしまっていたらそもそも良くないのですが、私の場合は46h×6周=276時間。単語帳やその他の勉強含めたら勉強し始めてから、900点取れるまではだいたい、300時間くらいでしょうか?

3周目以降は正答率にもこだわりました。
Listening:ミスの許容範囲20問→10問
Reading:ミスの許容範囲20問→10問
と誤答を減らしていきました。
何周もしていましたが、200問、全問正解は難しかったですね。
徹底して復習をしていたのに、1回もできなかったです。(恥)

【5】最後に

改めて、900点は取れて本当によかったです。これまで勉強ができて、一目置かれたことはあまりなかったです。そして周りの頭のいい人やデキる人を見てきた関係から、「なんで自分は同じことができないんだろう」と悩んだこともありました。どこかで劣等感を感じていました。私のポテンシャルは低い、そして人と比べて私は時間がかかってしまうと思っていました。それをカバーするために自分は「人一倍努力をしなくてはいけない」と思っていました。

今回noteを書いているのはTOEIC900点は私なんかにもできたので、TOEICで悩んでいる方には、同様に取れてほしいと思うからです。尽きぬやる気と正しい努力さえできれば絶対に取れます!
言うタイミングを逃して最後まできてしまいましたが、私は英語が大嫌いすぎて人生初のTOEICは寝てしまいました。それは大学で強制的に受けさせられたTOEICでした。

結果をみましたが、220点でした。悔しくも思いませんでした。
当時は英語なんか勉強する意味も楽しさも分からなかったので。

だいぶ遠回りをしましたが、今回900点が取れました。努力をして、何かを得たのはひょっとすると就職活動ぶりかなと思いました。嬉しかったです。今回の自分の努力を忘れずに、引き続き、何かしらの勉強をしていきたいと思っています。また、この勉強のために自分を支えてくれた妻とポジティブな性格に育ててくれた両親に感謝したいと思います。ありがとうございました。

これからも常に向上心を持って、努力することの素晴らしさと楽しさを忘れずに精進して参ります。そして、またいつかnoteを書きたいと思います!

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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