#演技ワークショップ
【聞き流す募集要項】演技を学問し実践する短期コミュニティ「ソマティック映像演技研究コモンズ」第二期 参加者募集
前回の記事『演技を学問し実践する短期コミュニティ「ソマティック映像演技研究コモンズ」第二期 参加者募集』ですが、ワークショップの募集要項としては長すぎる!難しくてわからない!というご指摘をいただきました!!
そこで、【聞き流す募集要項】を作成しました!
募集要項の内容を音声で読み上げ、解説しております!
お散歩やランニング、筋トレや料理に掃除のお供に、聞き流しながら募集要項の内容をご確認いただ
演技を学問し実践する短期コミュニティ「ソマティック映像演技研究コモンズ」第二期 参加者募集
この度、「ソマティック映像演技研究コモンズ」第二期の参加者を募集します。役者だけでなく演出家・プロデューサー・脚本家・その他技術職の方など、映画制作やコモンズに関心のある方は是非ご検討ください。
週一回のワークショップを活動の中心としながら集まったメンバーの特性を元に映画制作の新しい可能性について考え実践していきます。
以下、「ソマティック映像演技研究コモンズ」について説明していきます。
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『演技と身体』Vol.53 世阿弥『能作書(三道)』を読み解く
世阿弥『能作書(三道)』を読み解く『能作書』(あるいは『三道』)は、世阿弥の中期の書で、風姿花伝の第六 花修で述べられていた書き手の心得をさらに具体的に書き記したものである。(花修の内容はVol.27世阿弥『風姿花伝』を読み解く② 実用編を参照)
主に書き手向けのものと思われるが、書き手だけでなく役者が留意すべきことも読み取れるのではないかと思う。基本的には能の場面展開を前提とした内容ではあるが一
『演技と身体』Vol.50 内臓一元論③ 内臓と身体意識
内臓一元論③内臓と身体意識前々回の記事では内臓感覚と感情の結びつきを確認した上で内臓が無意識の領域に属することを説明した。
また前回の記事では、内臓感覚を活性化させるための身体の使い方などについてお話した。
今回はより積極的な内臓への働きかけを考える。
内臓反応をいかに方向づけするか
内臓感覚が無意識の感覚なのだとすると、そこを意識的に動かすことは難しいし、狙った感情に簡単になれちゃうのもちょ
『演技と身体』Vol.49 内臓一元論② 内臓でみんなうまくいく
内臓一元論② 内臓でみんなうまくいく前回の記事では改めて感情表現における内臓感覚の重要性を確認した上で、無意識や呼吸と内臓の関係を考察した。
今回はもう少し具体的に内臓感覚を研ぎ澄ます方法をまとめてみよう。
内臓中心に姿勢を考える
内臓の感受性が感情の豊かさと深く関連するならば、望ましい状態は物理的に余計な負荷や制限が内臓にかかっていないような状態である。一言にしてしまえば、姿勢正しく力みのな
『演技と身体』Vol.48 内臓一元論① 内臓・無意識・共感・呼吸
内臓一元論① 内臓・無意識・共感・呼吸この連載は今年の1月から始めて毎週欠かさずに更新してきた。
続けることが一つの目的ではあったものの、案外書く内容に困ることもなく続けてくることができた。しかし、もう1年やれるかと聞かれたら「めんどくさい!」という言葉が反射的に出てくる。それくらい面倒なのだ(まあ、好きでやってるんだけどね)。
まだ世阿弥の芸論など紹介しきれていないものもあるので、不定期に更新は
『演技と身体』Vol.47 身体意識のサイズと粒度
身体意識のサイズと粒度断片的な身体意識と統合された身体意識
普段私たちが生活の中で自分の身体を意識する時間は案外少ないかもしれない。身体が平常運転をしているうちは特に身体を意識する必要はないからだ。しかし、全く意識していないとも言い切れないように思う。
例えば今ここに書く言葉を頭で整理していざタイプしようと右手を上げたほんの一瞬、意識は右手にあったように思う。0.5秒にも満たない短い時間であった
『演技と身体』Vol.46 世阿弥『至花道』を読み解く②
世阿弥『至花道』を読み解く②前回に引き続き世阿弥、中期の伝書『至花道』を読み解いていきたい。
世阿弥の伝書では前期の作『風姿花伝』が最も有名だが、『風姿花伝』は父・観阿弥の教えを書いたものとも言われているので、世阿弥の独自性が出てくるのは中期の作以降とも言える。そして、世阿弥の特徴はその抽象性にあると思う。能の演目でも、世阿弥が作った作品は人物の想いが非常に抽象化されたイメージを纏っている感じがす
『演技と身体』Vol.45 世阿弥『至花道』を読み解く①
世阿弥『至花道』を読み解く①今回は世阿弥の中期の伝書『至花道(しかどう)』を読み解いていく。
前回紹介した『音曲声出口伝』と比べると概念的なところも多いが、それだけに汎用性が高い。世阿弥が57歳の時の作で、世阿弥の中でのテーマが“花”から“幽玄”へと移ってゆく時期である。
花から幽玄へ
“花”から“幽玄”へ。というのはどのような変化なのだろうか。
それが最もよく表れているのが『至花道』の中の「
『演技と身体』Vol.35 無意識の話③ 心と無意識
無意識の話③ 心と無意識前回までは、無意識を動作との関連の中で考えたが今回からは、心の働きにおける無意識について考えていきたい。
(なお、今回の記事を書くにあたって主に参照しているのは中沢新一『レンマ学』である。)
なぜ無意識なのか
まず、役者として無意識の問題と向き合うべき理由について述べておこう。
一つには、無意識は心の働きの大部分を占めるものであり、感情を表現するに当たって決して無視でき
『演技と身体』Vol.34 無意識の話② 無意識を意識化する
無意識の話② 無意識を意識化する前回は、意識的だったものを無意識化することについて述べてきたが、今回はその反対についても考えてみたい。
無意識はエラーによって意識化される
歩く行為が無意識の動作の総合であることは前回述べた通りだ。では逆に歩くという行為における一つひとつの無意識の動作が意識されるのはどのような時だろう。それは歩くことに困難が生じた時だ。たとえば足を骨折した時、松葉杖という新たな
『演技と身体』Vol.33 無意識の話① 台詞や動作を無意識化する
無意識の話① 台詞や動作を無意識化する無意識について語るのは非常に難しい。
無意識と一口に言っても、日常の習慣的動作から深層心理まで使われ方は様々だし、また科学的にも学問的にも十分解明されたとは言い難い、未開拓地なのである。にもかかわらず、それが人の行動や感情に大きな影響を与えていることだけは、多くの人が一致した見解を持っているのだから、無意識について考えないわけにもいかない。
演技者にとっても無
『演技と身体』Vol.32 間と呼吸
間と呼吸ま。
こうしてひらがなで書いたのを見つめているとすぐにゲシュタルト崩壊しそうだ。
間。
間はとにかく捉えどころがなく、よって正解もない。
正解がないのに、面白い間と退屈な間があるのは確かである。
それはその場その時によって適切な間が変化するからだろう。間には決まり切った正解がないが、その時々で適切な間がある。
呼吸。
書店に赴けば呼吸についての本が何冊も売られている。いろんな人がいろ
『演技と身体』Vol.31 自律神経の話②
自律神経の話②前回に引き続いて自律神経の話をしたいと思う。
前回はポリヴェーガル理論を紹介し、自律神経のモードを〈交流モード〉〈闘争/逃走モード〉〈自閉モード〉の三つに分けた。
今回はそれらをいかにして使い分けることができるかを検討してみたい。
自律神経は不随意
まず言っておくと、自律神経は自律的に働くものなので筋肉のように直接的に操作することはできない。
そこで間接的な働きかけが必要になるの