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やさしい日本史授業Season1~どうなるヤマト編~

ちょりーす。カテキンです。

今日はけっこう面白いと思います。

さっそく。

俺はえらいんだぞ!

前回、お米の出現によって豊かな人とそうじゃない人の差ができたって言ったよね。

これを"貧富の差"という。

強いグループがどんどん大きくなっていったことも話したね。

強いグループのリーダーは、人々に自分のお墓を作らせるようになりました。

でっかいお墓。

自分が死んだあとも「こんなに大きなお墓があるってことは、相当すごい人だったんだろうな」と思ってもらいたいから。

これが古墳時代です。

いまでも、日本中に大量のお墓が残っています。

めちゃくちゃでかいよ。


日本で1番えらいやつ

今まで邪馬台国とか、いろんな強いグループがあるって言ったよね。

そんな中、ついに日本最強のグループが現れました。

その名もヤマト政権。日本全国を支配するグループです。

そのリーダーが大王(おおきみ)。今では天皇と呼ばれているね。

今日はヤマト政権が、どんなふうに日本を支配していたかを見ていこう。


「氏」システム

今みんなには名字があると思います。

佐藤とか鈴木とか。

この「名字」の始まりはヤマト政権が作ったんです。

どんな仕組みかというと、

まず、「氏」というチームをたくさん作ります。これは同族集団といって血のつながった人たちのこと。

たとえばある人の名字が「田中」なら、その人の家族や親戚はだいたい田中さんだよね。

これが「田中氏」というチームになる。

こういうチームをたくさん作って、それぞれに役割を与えて日本をまとめていったんだ。

「物部氏」は軍のことをやってね〜、とか、「中臣氏」は祭りの準備をしてね〜、とか。

錦というものを織る仕事があったんだけど、これを任せられていたのは「錦織氏」だった。

錦織圭の先祖かな?


ヤマト政権どうなる!?

(ここからは大王ではなく、「天皇」と呼ばせてください。そっちのほうがわかりやすいので)

ヤマト政権の天皇は、天皇が死んだらその子供が次の天皇になる、みたいなルールでやってました。

ところがある時、次に天皇になる人がいなくなってしまった。

そのヤマト政権の大ピンチに、大伴氏がなんとか次の天皇になれそうな人を連れてきました。セーーフ。

それが継体天皇。

継体天皇はもちろん、「天皇にしてくれてありがとう」と思って、大伴氏に優しくするよね。

大伴氏が権力を持つようになった。

ところが。

ここで、ヤマト政権に反対する"イワイ"という男が事件を起こします。

その"イワイ"を倒し、ヤマト政権を守ったのが物部氏でした。

物部氏も権力を持つようになった。

さらに、ここで新しく天皇になったのが欽明天皇。

この人、蘇我氏のおかげで天皇になれたんです。

蘇我氏も権力を持つようになった。


大伴氏、物部氏、蘇我氏。いったい誰が1番強いの?

この激アツな勝負のゆくえは…



また次回。


まとめ

古墳(でかいお墓)を作る…俺は強いんだぞ!すごいんだぞ!
ヤマト政権…「氏」というチームを作らせる
次回!天皇暗殺!?はたして権力争いのゆくえやいかに!!


〈きょうの放課後トーク〉

昔の日本では「占い」というものがすごく重要視されてた。

占いを仕事にするチームが大きな権力を持っていたりしたんだ。(たとえば中臣氏)

その中に「くかたち」という占いがあった。

もし2人がケンカをしたら、実際はどっちが悪かったのか今なら裁判という方法で判断するけど、当時は「くかたち」だった。

そのやり方は、

「アツアツのお湯に手を入れて、ヤケドしたほうが負け!」

どっちもヤケドするわ!


ばいばーい。

おしりんまるwwwww