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やさしい日本史授業Season1~「新元号は大化であります」編~

んちゃ!カテキンです。

前回はかしこい男・聖徳太子についてやったね。

今日は聖徳太子の思いを継いだ男たちが、蘇我氏に立ち向かっていくヒューマンドラマです。

涙無しには見られない…

では早速GOGOGO!(泣かせる気ない)


蘇我氏やりすぎじゃね?

聖徳太子が死んだあと、権力をもったのは蘇我蝦夷(えみし)、蘇我入鹿(いるか)の親子でした。

このとき次の天皇を誰にするか問題があったのですが、みんなの中にはなんとなく「あいつじゃね?」という空気がありました。

それが山背大兄王(やましろのおおえのおう)。

聖徳太子の子供なのですが、すごく才能があって天皇にぴったり。

しかし蘇我氏からすると、才能のある人よりも蘇我氏の言いなりになってくれる人が天皇になってほしい。

そこで、むりやり女性(皇極天皇)を天皇にして、山背大兄王を殺してしまうのです。

でたーやりすぎ蘇我氏。

しかしそんな最強蘇我氏にも、滅亡のときが近づいていたのです。


ふたりの男

1人目は中大兄皇子(なかのおおえのみこ)といって、次の天皇候補。

2人目は中臣鎌足(なかとみのかまたり)という男。

この2人が協力して、蘇我氏を倒そうとしていた。

時代は変わろうとしていた…


新時代

645年。

儀式の真っ最中。

突然男たちが刀をふりかざし、


蘇我氏の時代は、



終わった。


日本を変えよう!

なんか小説みたいになっちゃったけど、ここからは中大兄皇子がどんな国づくりをしたのか見ていこう!

イェーイ!(テンションおかしい)

蘇我氏がほろんだ次の年。中大兄皇子は新たな国のルールを発表しました。

ここで1番大事なのが、公地公民。

つまり、日本にある土地はすべて天皇のものだから、みんなの住んでいる場所は天皇から借りている場所なんだよ、という考え方。

だから、どこに何人住んでいるかをぜんぶ天皇に教えるルール(戸籍)ができた。

とれたお米のうち、何%かを天皇に渡すルール(租税)ができた。

ここでいったん整理しておくと、この時代の人たちのお仕事はほとんど農家みたいなもんなので、土地=畑と思っていい。

難しいのでもう一度まとめるよ。

戸籍(どこに誰が住んでいるかが書いてある)を見て、天皇は「じゃあここからここまでの畑を使っていいよ」とみんなに指示を出す。

みんなは「ありがとうございます」と言って畑でお米をつくって、お礼に決まった量のお米を天皇に渡す。

これで国が成り立っていたんだね。

ちなみにこのあと、中大兄皇子も天皇になりました(天智天皇)。

そしてこの時は「お金」というものがまだないです。

どうやって「お金」ができたかはまた今度。


元号

今(2020年5月)の元号は「令和」だよね。

元号というのは、時代を表す言葉で、中大兄皇子が蘇我氏を滅ぼしたあと、はじめて日本で使われたんだ。

その元号が「大化」。

だから、中大兄皇子が蘇我氏を倒してから、公地公民などのルールを作るまでの流れを「大化の改新」というんだ。


白村江の戦い

最後に朝鮮半島の話をしよう。

この時、朝鮮半島にあった国は百済(くだら)と新羅(しらぎ)と高句麗(こうくり)の3つ。

奥には唐(とう)という大国がある。

唐は今でいう中国。こないだ言った隋はもう滅んじゃいました。

日本は百済となかよしだったんだけど、660年に百済は唐・新羅チームに倒されてしまう。

そこで日本は朝鮮半島に行き、唐・新羅チームと戦った。

でも日本は負けちゃいました。

このあと高句麗も唐・新羅チームに倒される。

最後は唐と新羅が仲間割れして、戦った結果、朝鮮半島はぜんぶ新羅のものになりました。

強いな〜新羅。


まとめ

中大兄皇子、中臣鎌足が蘇我氏を倒した!
新ルール①戸籍をつくろう
新ルール②お米を納めよう
新ルール③新元号は大化であります
朝鮮半島は新羅のものになった


〈きょうの放課後トーク〉

日本はずっと昔から、天皇が国のリーダーだった。

今も天皇がいるよね。

だけど他の国はそんなことない。

中国は、皇帝という一番えらい人がいるけど、それを殺した人が次の国を作ることが結構多かった。

今までに何十回もリーダーが殺されて、国の名前が変わってるんじゃないかな?

でも日本では、天皇が殺されるなんてことはまずない。

ずっと争いをしていた戦国時代でも、「天皇に認められよう」と思ってみんな戦っていたんだ。

そういうとこ、日本人はえらいなーと思うんだよね。

ばいばーい。


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