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京都のお菓子🍡:亀廣永のしたたり

7月になりましたね!
7月の京都と言えば、祇園祭。

山鉾巡行や、露店が出たりしてお祭り雰囲気満載の宵山よいやま宵々山よいよいやまが有名ですが、実は祇園祭自体は7月1日から始まっているんですねぇ。

京都では、阪急電車のホームやスーパーなどで、こんちきちんのお囃子の録音が流れ出しています♪

さて、ですが紹介するのはやっぱりおやつです😋笑

祇園祭には様々な山鉾がありますが、そのなかでも菊水鉾にゆかりのあるお菓子が、亀廣永のしたたりです。


それでは早速実食編!

ずっしりとした重みに期待をのせて…!
亀廣永で購入しました!
お値段は税込み1,300円です
要冷蔵で10日間ほどもつそうです
こちらがしたたり
この文字も、お菓子の名前を考えた八坂神社の宮司さんの字だそうです
もう少し分厚く切ってもよかったなぁと後から思いました
普通の羊羹とは違い、黒糖の甘みを感じられてすっきりとしています
日に透けてきれい


あんこの羊羹のようにどっしりとした重みのある食べ応えではなく、黒糖の風味を感じられる上品な甘さの琥珀羹こはくかんです。

透き通っている見た目も涼やかで、祇園祭の時期にぴったりですね♪

菊水鉾としたたりの関係は?

祇園祭では各町がそれぞれ山鉾を出します。
たくさん提灯が付いているアレですね!
それぞれ様々ないわれがあるのですが、今回は菊水鉾に注目です👀

菊水きくすい
かつて町内にあった菊水の井戸にちなむ。鉾頭に金色の菊花を付け、祀る人形も菊慈童きくじどう唐破風からはふの屋根が付いているのが特徴。元治元年(1869)の禁門の変(蛤御門の変)で大部分を焼失し休み鉾であったが、昭和27年(1952)に再興した。

『新版 京都・観光文化検定試験 公式テキストブック』より

写真もあったので、祇園祭山鉾連合会さんのウェブサイトも参考にご覧ください。

この「菊慈童」は、古代中国で、菊の葉からしたたる露を飲んで不老長寿になったという少年のことだそうです。
このお話から、お菓子の名前も「したたり」になったのですね。

また、菊水鉾は井戸にいわれがありますが、この菊水井があった場所に、千利休のお師匠である武野紹鴎たけのじょうおうの大黒庵(邸宅)があったことにちなんで、毎年お茶席が設けられています。

そのお茶席のために考案されたお菓子がしたたりなんですね。
とっても好評だったので、祇園祭のお茶席だけではなく、年中購入できるようにお店でも販売されるようになったそうです。

なお、このお茶席は毎年7月13~16日に開催されていて、日によって裏千家や表千家、遠州流のお茶席が設けられているそうです。

私は残念ながらお茶席に伺ったことはないのですが、会社の先輩は毎年行くとおっしゃっていました🍵
このような祇園祭の楽しみ方も素敵ですね✨


したたりはどこで買えるの?

私が購入したのはずばり亀廣永でした。
お店は街中にあるので、散歩しながら買いに行ける感じです。

1936(昭和11)年創業のお店の雰囲気もとってもよかったです。

他にお客さんがいなかったからか、
お店の方からいろいろなお話を聞くことができました
船越英一郎さんや、あの女優さんも来たことあるよ、などなど
生粋の京都弁の、チャーミングな方でした


その他、京都高島屋の銘菓百選でも購入できます。
全国の美味しい和菓子が集まっている高島屋✨
したたりは毎週月曜日と木曜日に販売しているようです。

売り切れていなければ、全国の他のお菓子と一緒に買うことができそうですね!😋

見た目も涼やかなしたたりをぜひぜひ召し上がってみてください♪

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