生きる＝「命のバトンリレー」って考えが正直微妙だと思う話。

なんだか重たいテーマになってしまいました。ですが、今悩んでいる人がいれば何か感じていただけるところがあるかもしれません。

死んでしまいたい、気持ち

あなたは死んでしまいたい、って思ったことはありますか？

私は現在うつ病の療養をしています。最近でこそ死にたいと思うことはあまりなくなりましたが、今までは毎日、しょっちゅう頭に浮かびました。

私の場合は、これが病気の症状であり、具代的に死ぬ手段を考えたりしているわけではありません。

頭の中、心の中にふっとその考えがやってくるというのが体感した感覚に近いです。ふいにやってくるのですから、事実との因果関係は必ずしもありません。

「死にたい気持ち」の意味がない。予測がつかないというのは案外厄介なものです。

なんで死を選んじゃいけないの？

私の過去を振り返ると、中学生のときに落ち込むことがあり、今思うとメンタルの不調が続いていました。

なんにもないのに涙が出て、なぜかこの世界のよそ者みたいな感覚がありました。

休み時間は保健室でのんびり過ごすことも多くて、そこにはいじめなどで悩む人のために向けた本がたくさんありました。そのなかで、「なんで死を選んじゃいけないの？」という疑問に対する一つの見解に出会いました。

それは、あなたが長い長い命のバトンリレーの一員だからだというものでした。

この考えで救われる人ももちろんいらっしゃるでしょう。いわゆる共同体感覚、というものでしょうか。でも、私の頭の中にはよりハテナが浮かぶことになりました。そして、なんだか突き放されたような気持ちになりました。

たぶん曲解して「みんなやってるんだから、あなたも一緒に頑張ろうね」とでも聞こえたのかもしれません。私自身抑うつ状態でしたし、結構ひねくれた考え方ですよね。

バトンをつなぐ者とつなげない者？

たしかに、私たちは見えないところでそれぞれ関わり合っていて、私の命は長い歴史のなかで奇跡的に生まれたものです。

でもなんか、重いなーって思っちゃうのは私だけでしょうか。

私たちは親を選ばず、あるときふっと偶然、受動的に生まれて、そこから人生の意味づけを行いますよね。

人が亡くなったらそれは悲しいことだけれど、残念なことなのですか？自ら氏を選んだ人のことを非難できるのでしょうか？

子供を持たない人は、バトンをつなげないのでしょうか？

私は、人間にとって人生で必ずしもやらなくてはならないことは決まっていないと思います。役割はそれぞれだと思います。

ただ、私たちに意識があってこの世界で生きているだけでも、私たちが繋がりあっていることに変わりはないのだと思います。

じゃあ、なんのために生きるのか

バトンリレーっていう理由のためではないとしたら、じゃあ私たちはなんのために生きるのか。

この問いに対しては今のところ、

私たち一人ひとりが、幸せになるために生きてるんだ

って考えていようと思います。

おわりに

長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただいた方はありがとうございます。

誰かのためとか、何かしてもらったからとか。

わざわざ人に返そう思って行動しなくても、あなたがあなたのままで生きているだけで、人に良い影響を与えることがあるのだと思います。

もし、何か自分はこういうふうに考えてるよ、ということがあればぜひ教えていただきたいです。コメントをもらえるととても嬉しいです！