古賀浩嗣@みんなの成長応援団長

「人の心に灯をつけること」が私の人生使命。大切なのは、成功よりも成長。一人ひとりが自分…

古賀浩嗣@みんなの成長応援団長

「人の心に灯をつけること」が私の人生使命。大切なのは、成功よりも成長。一人ひとりが自分の成長や周りの成長に気が付けば、世の中はもっともっと素晴らしく豊かなものになると思い、名古屋で教育と福祉の会社を経営しています。人生バイブルはスラムダンク。https://guts114.jp

最近の記事

求めるな。この世の中は生きるに値する。世界は、喜びと感動で溢れている。

僕の甥っ子は経済学部に通っている。今大学2年生だ。昔から歴史が好きな子だったので、経済で歴史を読み解く本を贈ってあげた。自分の好きな歴史も関係しているので、興味深く読んでくれているようだ。 それを足がかりとして、今度は、NISA投資を勧めてみた。いつもバイトに勤しんでいる彼だ。お金が嫌いなわけがない。投資は自己責任だから失敗するかもだけど、若いときの失敗なんてたかが知れているのだから、派手に動いて、派手に転けてもいい。 多分、そういった活動に興味がある学生も近くにいるだろ

    • 絵本を読み聞かせることや夢・目標を持つことよりも大切なこと

      本日の幼児教室会議では、先日のコミュニケーション障害学会での「意味づくりを育む絵本と遊び」(宇都宮大学・石川先生)を扱った。 石川先生は、かつて、行動療法の研究室にいて、応用行動分析を活用して、「刺激・反応・結果操作」を繰り返し、言語発達を行っていた。しかし、これが先生にとっては疑問だった。 「そうして作られる『ことば』にどんな意味があるのか?」 疑問を持った先生は、別の研究室に移った。そして、絵本をテーマにした研究をすることにした。 「個人の能力を発達させるのではな

      • 教育は、「放つ、待つ、育つ」。

        家庭教師の教え子と先日6年越しで再会した。大学卒業・就職が決まり、その報告とあいさつをしに来てくれた。 彼が中学生の時から高校を卒業するまで家庭教師をしていた。中学の時は、勉強は不得意ながらもなんとか取り組んでまあまあの高校に進学した。しかし、高校に入るとなかなか勉強にうまく取り組めなくなっていった。学校でも事件を起こし、家庭でも軽い家出などをして周囲を困らせていた。僕の目の前でも、親子げんかを何度か目撃した。それでも、週1回の僕の授業時間はほぼ欠かさず、家にいてくれた。

        • 株式会社GUTSの有給休暇制度と消化率

          有給休暇制度という制度があります。会社が定めた定休日とは別に職員が自由に取得することができる制度です。通常だと、常勤職員に対して入社6ヶ月後に10日分支給される制度ですが、当社では、入社と同時に10日分付与しています。 今年は、コロナが流行っているということもあって、入社年次の若い社員さんには2日分をプラスして付与しました。年次の若い社員さんは、付与日数が少ないための措置です。 その消化率は、2019年度で100.88%、2020年度は88%でした。そして、今年度は、今日

        求めるな。この世の中は生きるに値する。世界は、喜びと感動で溢れている。

          「自閉症・発達障害を疑われたとき・疑ったとき」を読んで感じたこと

          平岩幹男先生。テレビにもたまに出演されているお医者様です。その平岩先生が書かれた本「自閉症・発達障害を疑われたとき・疑ったとき」を読みました。 専門家であるにも関わらず、上から目線で語ることがなく、障害者やその周りのご家族への配慮が行き届いた書籍でした。 本書前書きにある 「保護者が子どものことで何か問題を感じていたら、その問題にどのように具体的に対応していくかを、保護者と一緒に考えて実行してみることを基本にしてきました。期待どおりになる場合もあれば、苦労しながらのこと

          「自閉症・発達障害を疑われたとき・疑ったとき」を読んで感じたこと

          感覚統合を理解すると子どもへのアプローチ方法が変わる

          教室に顔を出したら、一冊の本が置いてありました。 なんとなく手に取り読み始めました。 「育てにくい子にはわけがある」(著:木村順) 作業療法士の先生が書かれた本で、感覚統合について分かりやすく書かれていました。感覚器は、「自律神経系」や「情緒や情動」に大きな影響を与えています。そのため、感覚器からの情報がうまく脳に伝達されなかったり、脳がうまくその情報を処理できなかったりしたら、落ち着きがなかったり、暴れたり、不安な気持ちになったりします。だから、行動そのものに目を向ける

          感覚統合を理解すると子どもへのアプローチ方法が変わる

          平等と公平と環境調整の話

          数年前に以下イラストが話題になりました。 平等と公平について表したイラストです。一番左の図が平等、真ん中が公平を表しています。今年、全国民に10万円が配布されましたが、これは、一番左の図が該当するでしょう。一般的な福祉制度は、応能負担(収入によって自己負担が決まる)の原則や障害支援区分(その人がどのくらいの支援を必要とするか?)などに基づいて、真ん中の図のようになるように制度設計されています。 続いて、環境調整の話です。問題行動をABC分析にて分析します。例えば、いつも授

          平等と公平と環境調整の話

          科学的に考える子育て - 勉強は子どもを幸せにするのしないの? -

          ステラでも大変お世話になっている子どもの発達科学研究所の和久田学先生が新著を出したということで、早速読んでみました。 「科学的に考える子育て」という本書のタイトルにもあるとおり、「子育て」を科学的に捉える入門書と言える本でした。 私は、教育業界に身を置いて20年くらいになりますが、成功例などが属人的で、「それをそのまま持ち込んでも、うまくいかんやろ~」と思ってしまう事例に数多く出会ってきました。 例えば、○○先生の「東大医学部に自分の子どもを進学させた10の方法」とか。

          科学的に考える子育て - 勉強は子どもを幸せにするのしないの? -

          温かな気持ち 2020.09.07

          月初めの月曜日は、幼児部門の部門会議がある。月1回の部門全体の会議。最近は、新型コロナウィルスの影響もあり、オンラインで会議を実施している。会議の画面では、幼児部門に所属する全社員の顔が並ぶ。画面越しに、みんなの顔を見る。小学校の頃は、月曜日が嫌いだった。単純に、学校に行きたくなかったから。でも、私は、みんなの顔が見られるこの瞬間が好きだ。笑顔、すまし顔、隣の人との会話を弾ませている人、手を振れば手を振ってくれる方もいる。 この会議は、教務主任が仕切ってくれている。彼女は本

          ケネディ大統領の知的障害者問題の検討委員会でのスピーチ

          知的障害などが問題に皆が一生懸命に力を注ぐことは、人類の英知と人間の生の命ずるところであって、ただ政策のためにというものではない。この対策が充実していくことは、アメリカの未来を開く鍵である。 1961年にケネディ大統領が知的障害者問題の検討委員会で言った言葉だ。福祉の問題に取り組むことは、アメリカの未来を開くことになる。21世紀は、「福祉の世紀」とも言われている。 高く、堅い壁と、それに当たって砕ける卵があれば、私は常に卵の側に立つ。しかも、たとえ壁がどんなに正しくて、卵

          ケネディ大統領の知的障害者問題の検討委員会でのスピーチ

          福祉の歴史を学ぶと言うこと

          ステラ幼児教室・一社校を開校してから5年が経った。つまり、福祉に関わるようになり5年が経った。 僕は経営者なので、お金になるのかならないのかという基準は非常に重要と思っている。それが故に、時として金の亡者として扱われることがあるし、それは全く自分の本意ではないが、致し方ないことだし、不徳のいたすところで、もっともっと自分を高めていって、そんなレッテルははがしていきたいなぁと思っている。 僕は、福祉のジメジメしたイメージが嫌いだ。その印象がどこから受けるかと言えば、人と事業

          福祉の歴史を学ぶと言うこと

          教育はエンターテイメントか?

          給付金10万円を使って、テレビに取り付けるちょっとよいスピーカーを買った。そのスピーカーを活かして、Youtubeでドリカムのコンサートを見た。「音響が良ければ、テレビの前はS席だな」と思いながら、その様子を見る。凝った演出、ドリカム2人のパフォーマンス。場所はナゴヤドーム、4万人以上はいるであろう大勢のファンを魅了していて、涙するファンの姿も映る。魂を揺さぶる体験。これはテレビの前では味わえないかなと、少し考えを変える。 「もうこんな日常はもどって来ないのではないか?」そ

          教育はエンターテイメントか?

          YouTube チャンネル 『ガガガ!ガッチャンネル』がスタートしました!

          私の教育における思いを発信したく、YouTubeチャンネルを開設しました。 『ガガガ!ガッチャンネル』と言います。 現在、3つの動画をアップしています。 不定期ではありますが、これからもどんどん発信をしていきます! ぜひ、ご視聴いただき、よろしければチャンネルをお願いします!

          YouTube チャンネル 『ガガガ!ガッチャンネル』がスタートしました!

          ニュートンの業績は、あの恐ろしい病の流行によって生まれた??

          万有引力といえば、ニュートン。高校で物理を専攻した人なら、このニュートンの名前を知らない人はいないと思います。 先日、以下記事にて、この新型コロナウィルスによって学校が休業になったことは悪いことばかりではないという話をしました。 私はこの記事にも書いたように、日本は、古くからある制度の抑圧からの解放によって、子どもたちの探究心や「わぁ、すごい」「楽しい」という内から衝動が溢れ出す世の中になると感じています。こうなりゃ、明るい未来しか想像できない。 では、ニュートンに話を

          ニュートンの業績は、あの恐ろしい病の流行によって生まれた??

          未来の教育のかたちを妄想してみた

          FBにて友人からある投稿が届きました。数学のトリセツというサイトにて映像授業を届けている迫田先生が書籍を出版されたそうです。この迫田先生は河合塾の先生でもあり、予備校で鍛えられていて授業力もあります。 書籍も購入できて、それに対応した動画も見られる。こんな環境が簡単に手に入れられる時代となりました。 現代は、意欲が少しあれば、簡単に知識にアクセスすることができる時代ということです。 明治初期、日本は富国強兵の名の下、欧米列強から学問を輸入しました。その当時は、まだ数学も

          未来の教育のかたちを妄想してみた

          みんな協力しながら前へと進む。温かい・前向きな空気が流れる組織

          新型コロナウィルスの対応で本当にバタバタしています。しかし、当社は至って健康という感じです。正社員・パートのスタッフ含めて200人くらいのスタッフがおり、中には、体調不良になる方もいます。しかし、全員が協力し合っていて、そのスタッフをフォローしながらいつも通りに業務ができています。 私はスタッフによくこう伝えます。 「人は人に迷惑をかけないでは生きられない。だから、迷惑をかけたときに許される人になろう」 「情けは人のためならず」です。人の世の中は循環していて、人のために

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