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ニュートンの業績は、あの恐ろしい病の流行によって生まれた??

万有引力といえば、ニュートン。高校で物理を専攻した人なら、このニュートンの名前を知らない人はいないと思います。

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先日、以下記事にて、この新型コロナウィルスによって学校が休業になったことは悪いことばかりではないという話をしました。

私はこの記事にも書いたように、日本は、古くからある制度の抑圧からの解放によって、子どもたちの探究心や「わぁ、すごい」「楽しい」という内から衝動が溢れ出す世の中になると感じています。こうなりゃ、明るい未来しか想像できない。

では、ニュートンに話を戻します。

ニュートンは1661年にケンブリッジ大学のトリニティ・カレッジに入学し、アリストテレスやエウクレイデス、デカルトなどの哲学を学びます。彼にとっては、アリストテレスの学説よりも数学書や自然哲学書の方が面白かったらしく、「幾何学」(デカルト)、「屈折光学」(ケプラー)などに興味を示し、その分野を勉強していたそうです。

ニュートンはすぐに頭角を現し、奨学金をGETし、その後、学位を取得しました。そして、この頃にニュートンの三大業績と言われる、「微分積分学」「光学」「万有引力」に関することについての着想を得ました。ニュートンがこれらの大発見をしたとき、ロンドンではある病気が大流行していました。

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この時、ロンドンでは、ペストが大流行していました。

ペストのため、ロンドンの大学は今の学校と同じように閉鎖されました。このことが、カレッジでの雑事から彼を解放し、自由に思考する時間を彼に与えました。そして、これら三大業績が成し遂げられました。

世の中を変えるような大きな発見などは、忙しい毎日ではなく暇な時に起きるものです。

今回の学校休業によって、既に探究心を爆発させている子どもはどこかにいると思います。また、今回、世界中のあらゆるシステムが停止しましたので、世界中の多くの人たちが考える時間を得ていると思います。この思考の時間を通じて、社会システムを変えてほしいという要求が世論として巻き起こると感じています。

短期的に見たら、新型コロナウィルスが与えた経済的な打撃はものすごく大きいです。でも、長期的なロングショットの視点を持って思いを馳せると、ニュートンの例もあるようにマイナスのものばかりではないと思っています。

これから、きっと、教育でも大きな変化が起こります。

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