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ケネディ大統領の知的障害者問題の検討委員会でのスピーチ

知的障害などが問題に皆が一生懸命に力を注ぐことは、人類の英知と人間の生の命ずるところであって、ただ政策のためにというものではない。この対策が充実していくことは、アメリカの未来を開く鍵である。

1961年にケネディ大統領が知的障害者問題の検討委員会で言った言葉だ。福祉の問題に取り組むことは、アメリカの未来を開くことになる。21世紀は、「福祉の世紀」とも言われている。

高く、堅い壁と、それに当たって砕ける卵があれば、私は常に卵の側に立つ。しかも、たとえ壁がどんなに正しくて、卵がどんなに間違っていようとも、私は卵の側に立つのです。

これは、2009年に村上春樹さんがエルサレル賞を受賞した時のスピーチだ。高い壁とはシステムのことで、卵は私たちのこと。システム維持のために仕事をしてはいけない。か弱い私たちを守るために仕事をしなくちゃいけない。システム維持はもちろん大事だ。あっちを立てれば、こっちが立たないことがあるとても複雑な時代だ。悩んで悩んで悩んで、自らを律し成長させ、視界を広げ、そして、新しい答えに出会う。そんな営みを繰り返すとき、私たちは、未来を開くことができるのだ。

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