見出し画像

【3分要約・読書メモ】今いるメンバーで「大金星」を挙げるチームの法則 『ジャイアントキリング』の流儀

ご覧頂き、ありがとうございます。
今回は「今いるメンバーで「大金星」を挙げるチームの法則 『ジャイアントキリング』の流儀」についての記事となります。


こんな人におすすめ

・メンバーが指示待ちで、言われたことしかできない
・売上が下がっても、メンバーに危機感がない
・いつまでたっても”右腕”が育たない
そんな悩みを抱えているチームのリーダー

著者

仲山進也
楽天株式会社楽天大学学長/仲山考材株式会社代表取締役。北海道生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業。シャープ株式会社を経て、1999年に社員約20名の楽天株式会社へ移籍。楽天の初代ECコンサルタント9人の1人となる。2000年に「楽天大学」を設立、Eコマースのみならず、チームづくりや理念づくりまで、幅広く楽天市場出店者3万9000社の成長パートナーとして活動中。

チームワークの7つの力

①1・1力  「モチベーションのあふれるチーム」をつくる
②凹凸力   「個の強みを活かすチーム」をつくる
③予測力   「息の合ったチーム」をつくる
④アシスト力 「信頼し合うチーム」をつくる
⑤気づき力  「自ら、考え、行動するチーム」をつくる
⑥面白化力  「夢中で遊ぶチーム」をつくる
⑦三方よし力 「大きなチーム」をつくる

①1・1力「モチベーションのあふれるチーム」をつくる

・モチベーションは掛け算
普通の状態を「1.0」だとして、ちょっと頑張っているか、ちょっとポジティブな状態が「1.1」。逆に、ちょっとサボっているか、ちょっとネガティブな状態が「0.9」。チームのモチベーションは、メンバーの掛け算で決まるので、「0.1」の差が何十倍の差になる。チーム作りで大事なのは、「相手を1.1にするコミュニケーションするか、0.9にするコミュニケーションをするか」。

・モチベーションの正体は「自己重要感」
人は、「自分の存在が重要であると感じたい=自己重要感」という欲求を持っている。

自己重要感を高めるコミュニケーション
・声をかける
・受け入れる
・見ている
・意味を与える

②凹凸力「個の強みを活かすチーム」をつくる

・自分の凹は、誰かの凸を活かすためにある
自分の湯と見に一番気づけていないのが自分自身。自分にとっては自然に苦も無くできることなので、当たり前すぎて気づけないことがる。「強み」とは、他人が同じことをやろうとすると自分より高いコストがかかるこののこと

強みに気づく方法
・弱みから強味を見抜く
・活かすべき強みを見極める
・強みを認める

③予測力「息の合ったチーム」をつくる

・「課題=理想ー現実」
目的地(理想)と現在地(現実)がわからなければ、どっちに向かえばよいか判断できない。これをリーダーだけが理解しているのはダメ。みんなで共有することによって、はじめて予測可能性がアップする。

いつまでも”右腕”が育たないと嘆いている人は、そもそもこの「共有」ができていない場合が多い。

④アシスト力「信頼し合うチーム」をつくる

・他人の仕事を手伝う
「チームワークがないのがグループで、あるのがチーム」。チームワークの指導スイッチが入っていない組織では、「それは私の仕事ではありません」という言葉が横行する。

チームで実施する仕事には、必ず重なり合う範囲がある。重なり合いの部分は、どちらにとっても自分の仕事になり、自分の仕事を完結するとは、他人の仕事を手伝うことと同意義となる。

⑤気づき力「自ら、考え、行動するチーム」をつくる

・「問を与える」
問いを与えることによって、「自分なりの回答を持っている状態」という「理想」が設定され、「まだ回答を持っていない状態」という「現実」がハッキリする。

「常に」「自分ごととして」「理想と現実のギャップを持ち続ける」ことで、自ら考えて行動するチームとなる。

⑥面白化力「夢中で遊ぶチーム」をつくる

・「面白化力」の2つの意味
ひとつは、「相手の期待を超える力」。ビジネス的な定義をすると、「お客さんの立場を考え、良い意味で意表をついて感動を提供する力」。

もうひとつは、「夢中で遊べる力」。「面白がれて行動している時こそ、自分の想像を超えた良いパフォーマンスができてしまう」ことがある。ビジネス的な文脈では、業務の中に一つでもゲーム要素を取り入れて、メンバーが面白がって遊ぶように作業できる状況のこと。

⑦三方よし力「大きなチーム」をつくる

・広義のステークホルダー(利害関係者)
「三方よし」は、近江証人の言葉で、商売するうえでの大事な「あり方」を説いたものです。「三方よし力」とは、ビジョン(志)をともにする仲間と、一緒に成長するスタイルです。

感想

自分にカリスマ性がなく、周りをガンガンぴっぱるタイプでない自分にとって、「今いるメンバーで周りの期待を超えるチームをつくる」というのはとめも魅力的に映った。漫画「ジャイアントキリング」の場面を具体例として、グループからチームに成長させていくリーダーの姿が書かれている。すべてを実践する勇気はないが、ポイントごとですぐに実践できることはあり、参考になった。

2時間ほどで読める分量となっており、サックとインプットするには良い本だと思います。サッカーが題材になっている点も理解しやすいのでお勧めです。なんかうまくいかないな?と思っており人にとって、自分のチームビルディングのウィークポイントを見つける一冊です。読んだ後、自分のモチベーションも一段階上がるので、モチベーションを上げたい時もおススメです。

最後まで読んでいただきて、ありがとうございました。

その他の記事はこちら

背伸びしない等身大の経験とアイディアのコラムも書いています。
日々の仕事やライフスタイルのヒントになればうれしいです。

Twitterもやっているので、もしよかったら覗いてください。https://twitter.com/koga_yu05






この記事が参加している募集

#読書感想文

187,975件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?