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越境スタートアップ社員からみた地方観光地の課題
こんにちは、鎌倉を拠点にするITスタートアップKoeeruで営業・マーケティング、広報を担当しています岡崎です🌞
今年の夏は特に暑いですね。「夏ってこんなに暑かったか?」と思っているこの頃です。
さて今回は、岡山にてリモート勤務をしている私が、先日の海の日に、岡山と香川の間にある直島に行った時に感じたことを書いていこうと思います。
直島といえば、瀬戸内国際芸術祭で知られている島で、草間彌生さん作の赤いカボチャが有名です。
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建築家、安藤忠雄さんのミュージアムにも行きました。
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また、瀬戸内海の海は波が穏やかで見ているだけで癒されます。
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半分が外国人観光客
直島に言ったことがある方ならお分かりかと思いますが、直島行のフェリー乗り場(宇野港:岡山県玉野市)は、新幹線が止まる岡山駅から在来線で1時間、岡山空港からは車で約1時間半とアクセスが良いとは言い難い場所にあります。
にもかかわらず、1時間に1本のフェリーの乗客、100名くらいのうち半分以上が外国人観光者でした。見た感じでは、そのうち半分以上が欧米人、アジア人は半分以下くらいに感じました。
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前情報として、岡山空港に就航している国際線は台湾線のみ、近隣では香川県の高松空港に就航している国際線が韓国線・香港線・台湾線です。
欧米圏から直接、岡山に来るとすれば一番近くて関西国際空港経由になります。
また、もっとも注目される瀬戸内国際芸術祭は現在行われていません。
どのようなルートで、何を目的に、こんなに遠くまで外国人観光客が訪れているのか不思議に思いました。
勇気があれば、一人一人聞いてみたいところでした。
課題:受け入れる側の体制
岡山駅からフェリー乗り場まで向かうJRは、英語や中国語、韓国語の表記があるものの、フェリー乗り場ではチケット販売機で多言語表記はされていなかったと思います。また現金のみ対応だったと記憶しています。カウンターには案内係の人は1、2名いましたが、チケット販売機が2台のみだったので、フェリー出発直前になるとやや混み合っていました。
瀬戸内国際芸術祭が開催中は、もっと海外から観光客が来ていただろうに、このシステム、体制で乗り切れたのだろうか?と疑問に思いました。
先日発表された、訪日外国人が「日本で不便に思うこと」のランキングでは
第一位がWi-Fi、第二位がコミュニケーション、第三位が多言語表記
という結果になっていました。
課題:オーバーツーリズム
直島は閑静な島で、大きな商業施設などがあるわけではなく、昔からの日本家屋と田舎の風景が美しい場所です。
なので、リゾートホテルのような大きな宿泊施設は数えられるほどしかなく、トイレも沢山はありません。
電車はないので、1時間に数本のバスか自転車、もしくはレンタカーが島内の交通手段となります。
しかし、この猛暑で自転車は厳しいので、本数が少なくてもバスに人が集中する傾向があります。
またこれほどまでに暑い中、屋外を観光していると時折休憩したくなると思いますが、休憩場所となるような飲食店なども多いとは言えず、また個人のお店のためキャパシティが限られます。
地元が世界的に有名になっていくのは嬉しい一方で、その需要に応ええられる受け皿があるのだろうか…と疑問に思い、これがいわゆるオーバーツーリズムか。と思いました。
コロナが明けた今、訪日観光に何が求められるか
コロナ禍が明けて、外国人観光客もコロナ前とほぼ同程度にまで復活してきましたね。JALが4年ぶりに黒字を達成したニュースでも、その傾向がみて取れます。
旅行業界のニュースを見たり、担当者の方と話をさせていただく中でも、明かにコロナ前と比較して旅行に求めるものや価値観が変わってきているように感じます。
せっかく遠方から来てもらうのであれば「日本に来てよかった」「また来たい」と思ってもらえるような体験をしてほしいと思います。
ホテルを増やす、交通整備をするにはかなりの時間とマンパワーを要しますが、それに比べるとWi-Fiの設置や多言語表記、翻訳ツールを使うなどは比較的始めやすいのではと思います。
これから秋の紅葉シーズンにも訪日客がさらに増えることが予想されますので、それに向けた準備を地域一体となって、さらには企業も参画して訪日体験向上を進められれば良いのではと思います!
当社の場合は、グローバルリサーチで、たとえば下記のような点にて課題解決のお手伝いできます。
訪日関心層へのサービス、商品などの受容性を確認する
訪日経験者への満足点、不満点を聞く
ホテル宿泊者への満足度アンケート、滞在中の観光ルートを聴取
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