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保育士が本当に役に立ったおすすめの本15冊!

はじめに

保育をしていると悩みはつきませんよね。
クラスの子どもたちのこと、保護者のこと、手のかかるあの子をどうしたらいいのか、クラスをまとめるには…、来月の壁面どうしようか?などいろいろと考えることがあると思います。

そんな中で、もっと保育を楽にやりたいなとか
先輩たちのように、もしくはそれよりも知識をつけて頑張りたい!と思っている方もいるかもしれません。
私は、苦手な先輩がいてその先輩にモノ申すには理論武装しないといけないと思い本を読んでいました。

私は本が好きなのですが、あの当時、読みたい本がありすぎて毎回毎回買ってはいられなかったので、図書館もうまく利用しながら保育の本を沢山読んできました。その中で、読みやすくてわかりやすくてためになる本たちを集めてみました。保育をしていた私にとって、目からウロコの情報がたくさん載っていたので、みなさんのお役に立つはずです。
参考にしてくれたらうれしいです。

本を選ぶ時のコツは「あなたは、今、何で困っていますか?」
この質問に答えてからおすすめ本を見てみるとあなたに必要なジャンルや興味が見えてきますよ。
下記の記事は発達編・遊び編・技術編と3つに分かれています。
あなたに合った所を読んでみてくださいね。
それでは、私が読んで保育に本当に役に立った本のご紹介をします。

【発達編】本当に役立ったおすすめ本6選

保育現場に最初に入った時、先輩に「発達の勉強はしているの?」と聞かれました。私は、その当時していなかったので「はったつ…?」と思っていましたが、子どもの発達の道筋を知ると、保育での援助方法が見えてくるのに気づきました。

最初は、「○○歳児」という本を読んでいましたが、文字が多く読むのが大変で内容も何だかしっくりきませんでした。でも、以下の本たちは、写真も多いし、文章も分かりやすい!本当におすすめです。

発達がわかれば子どもが見える

少し文字が多めですが、大まかな発達を知るのにはぴったりの本です。
読みやすいです。ピンク色の続きの本もありますが、私はこちらがおススメです。


日本が誇る!ていねいな保育

オールカラーで、乳児クラス担任を初めて持つなら必読です。
まぁまぁ新しい本ですが、日本の保育の基本的な所を抑えています。
写真が多いので、ちょっとした環境の参考にもなりますね。園長先生のお気に入りの本でした。


乳児の発達と保育

これも写真が多くてわかりやすい!乳児の発達の流れを見るならこちらの本が1番。凄く丁寧に書かれているので、若手保育士さんや出産予定のある保育士さんにもおすすめです。



ほいくとおもちゃ

遊び編に入れようか迷いましたが、おもちゃと発達を絡めてまとめている本なので、発達に入れました。
私にとって、これは目からウロコ。子どもにとってどんなおもちゃを選ぶと発達面でどう影響するかがまとめてあるのでおすすめです。巻末の表もすごく使えます。



乳児保育

担当制を取り入れたい方にピッタリ本です。乳児クラスの担任の動きや流れが表になっているのでとても参考になります。私もこれをみて計画しました。


幼児保育

幼児クラスの環境構成が分かりやすく参考になります。同じようにはいかないけれど、このエッセンスを取り入れたいなというアイデアにつながりました。


【遊び編】本当に役立ったおすすめ本4選


次は、遊び編です。
保育といったら遊びですよね。何気ない遊びの中の学びに気づける本をご紹介します。

遊びこそ豊かな学び

これは、何とDVD付きなんです。本の内容もよかったのですが、DVDを見ることで本の理解が深まります。虫をつぶしてしまう男の子に命の大切さを知らせようと向き合う保育士の葛藤や、日常から劇遊びを紡いでいく凄さを見せつけられました。



0・1・2歳児が夢中になる 実践!造形あそび

これは、先輩がいいよ!といって勧めてくれた本です。写真がたくさん載っていてわかりやすいです。真似がしやすいので、新しい遊びを提供するのに役立ちました。


3・4・5歳児が夢中になる 実践!造形あそび

上記のシリーズの幼児バージョンです。これも写真が沢山でわかりやすいです。真似したいものが沢山あり参考になりますよ。
こういう遊びの実践系の本はアイデアをもらうのに役立つので、自分の遊びの引き出しを増やすのによいです。自分のクラスで子どもたちと楽しみたい遊びのアイデアが膨らみます。おうち保育をしているママさんにも参考になるかもしれません。



雑誌プリプリ

定番の保育雑誌です。こういうものも日々の保育の参考になります。保育園で年間購読されている方もいると思います。雑誌は、気負わず読めるので、忙しくて活字が苦手な方にもおすすめですし、最新刊なら保育のトレンドや研修情報も抑えているので知識をアップグレードできますね。
プリプリじゃなくても、自分好みの雑誌を1年購読してみるのはいいと思います。(プリプリは、kindle読み放題にも入っているのでそういう情報を活用して、少しでも安く読めるので取り上げました)
それでは、次は技術編です。


【技術編】本当に役立ったおすすめ本5選


 ここでいう技術とは、保育で使うピアノや言葉がけなど実践に近いやり方のことです。私は名古屋市保育園だったので、全国的には以下のものは参考にならないかもしれません。参考にできる方のみご覧ください。

さくらさくらんぼリズム

名古屋市公立保育園は、さくらさくらんぼリズムをやっている所がおおいです。忠実にやるというよりは、遊びの中でピアノとともに体を動かすことを楽しむ程度ですが、新規の先生はもっておくといい1冊です。
(正直、保育学生の時に、教えておいて欲しかったぐらいよく使います)
私は個人的には、リズム遊びを考案した斎藤公子先生の本も読んで尊敬しています。あの時代に子どもに寄り添う心がすごい!と思いました。


斎藤公子のリズムと歌

こちらには、さくらさくらんぼリズムの本には書かれていない伴奏が載っているので、私のようなピアノが苦手な方は手に取ってみることをおすすめします。高いので学校や地元の図書館を利用するか、保育園の研修本として買ってもらうといいと思います。



くるみの木のおたより

くるみの木のおたより

これは、書店では買えません。WEBから申し込みをして自宅に届く薄い冊子なのですが、内容が濃くて担当制を学ぶのに参考にしました。ハンガリーの保育に対しての考え方を学べる情報冊子です。こちらの情報の方が、現場では使えるのです。担当制を取り入れたい方には一見の価値ありです。



子どもと変える子どもが変わる関わりことば


発達障がいがある子がいるクラスで役立ちます。具体的な言葉がけの例がのっているので、こういう風に伝えるといいんだなと参考になります。このシリーズで他にもあるので、興味のある方は"湯汲英史"さんで検索してみてください。私は気に入った本はよく、著者検索をして他の本も探します。



雑誌ほいくあっぷ

これは、中堅保育士さん以上の方に読んでもらえるといい雑誌です。本当に薄いのでさらっと読めて、新しい考え方に触れることができました。他にも新しく発達障がいを特集した雑誌もでていますね。本を読む時間が無い方でも、雑誌ならパラパラめくれると思います。こちらの雑誌は企画力や視点が面白くて私は好きでした。新しい風を入れたい方は、雑誌も調べてみると面白いですよ。


おわりに

「あなたは、今、何で困っていますか?」
その困っていることを解決できそうな本はありましたか?
この記事をきっかけにあなたの悩みが少しでも解決できたら、嬉しいです。ぜひ、その本を手に取って読んでみてください。もし、この本の記事になかったのなら、悩みは別の所にあるかもしれませんね。
(実は、彼氏ができないとか、家庭の問題で困ってる…なんてこともあるかもしれませんよ)そういう時は、今、私は何の悩みでもやもやしているんだろう?って考えてみるといいですよ。

あなたが困っていることは、過去の誰かが困っていたことです。
その解決方法はどこかに必ずあるんです。
今は、情報が発達していて本以外にもネットから情報が入ります。
ただ、注意してほしいのは、情報元です。
本は、作者や編集者さんが取材したり、読みやすいように編集したりして私たちに届けてくれている情報媒体です。だから、信用があります。信用ある情報源から、いい情報をもらって、日々の保育に役立てられるといいですね。私の過去の経験から、今困っているかもしれないあなたへ、この本たちが参考になれば嬉しいです。

本が大好きな元保育士からのおすすめ本紹介でした。
読んで頂き、ありがとうございました。


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