シェア
潮井エムコ
2021年2月2日 19:11
数学や英語、古典といった勉強が大嫌いな私にとって、副教科は学校生活において最高の気分転換だった。そもそも副教科のほとんどは美術で占められていた為、3年生にしてようやく始まった家庭科の授業はクラス中が楽しみにしていた。家庭科の先生は笑顔のかわいい温和な女性で、私は彼女のことをすぐ好きになった。家庭科室に集められた私たちに先生は言った。「今からみなさんには結婚をしてもらいます」皆が口
若葉都
2021年2月21日 12:09
小学校・中学校は学校給食。高校のお昼は校舎近くのパン屋かコンビニで調達することが多く、たまにお弁当の日もあった気もするのだが、全然内容を覚えていない。ダイエットを理由に小さなおにぎり程度しか持って行ってなかったのかもしれない。だから、私が持つ、母のお弁当のイメージは幼稚園の時のもので、しかも、記憶にあるのは”パンダのおにぎり弁当”だけだ。 母は若い頃、料理が苦手だった。というより、作る料理が