#高知の歩き方

高知暮らしの日々のつれづれを綴る #高知の歩き方 ▶︎なんでもないわたしの日記エッセイ…

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高知暮らしの日々のつれづれを綴る #高知の歩き方 ▶︎なんでもないわたしの日記エッセイです。▶︎田舎を楽しむヒントをおすそ分け。🚩7/28文学フリマ香川に参加します。🚩ZINE制作中!制作風景はInstagramから!

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  • ZINEをつくりました。

    高知での暮らしを綴った日記エッセイZINEをつくりました。 新しい街で寂しくなった昼下がり。土佐弁の会話の輪に入りたいと思った日。初めて食べた文旦の味。高知に越して1年、「引っ越し」をテーマに綴った日記エッセイ17編。

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#高知の歩き方 

こんにちは、#高知の歩き方です。 「#高知の歩き方」と言う名前で、高知暮らしのよみものを綴っています。 名前から連想して、高知の観光地を紹介するガイドブックとよく勘違いされますが、なんでもないわたしの日記のようなよみものです。 高知で見た景色や食べたものなど、ふとしたときに考えたことを短いエッセイにしてお届けしています。 面白かったことを友達と共有したい、そんな感覚で書いてます。 感じたことを綴っておきたくて、#高知の歩き方を2023年に始めました。 * こうやって

    • 日記エッセイ「#高知の歩き方」ができました。|文学フリマ香川で初頒布します。

      #高知の歩き方 の日記エッセイをまとめたZINEが完成しました。 構想から1年ちょっと。 夢がひとつ叶いました。 ZINEのことを少し。新しい街で寂しくなった昼下がり。 土佐弁の会話に入りたいと思った日。 初めて食べた文旦の味。 高知に越して1年、「引っ越し」をテーマに綴った日記エッセイ17編。 * #高知の歩き方  —新しい街でわたしの暮らしをつくる— 2024/7/28 発行 全52ページ 600円 * 〈収録作品〉 旅の醍醐味 読書体験 ボーシパン 路面電車

      • つてもあてもないけれど、ZINEを100冊刷ることにした。

        2024年に入ってからZINEをつくり始め、今、大詰めを迎えている。 タイトルは「#高知の歩き方 —新しい街でわたしの暮らしをつくる—」に決まり、高知に引っ越してからの1年間を綴った日記エッセイになる予定。 7/28に香川県で開催される文学フリマ香川に参加することになり、ZINE制作に合わせ、ブースの準備も進めている。 といっても、ZINEを作るのも、文学フリマに行くのも初めてなので、分からないことだらけ。 今回は素人のわたしによる、準備風景をお届けする💁‍♀️ ZI

        • だから今年も梅酒をつくる

          毎年、梅酒を漬けている。 今年は高知らしく、日曜市で梅を買うことにした。 日曜市に行くと夏野菜がたくさん並び、季節は夏に向かってズンズン進んでいる。 梅を売ってるお店も増えていて、どこで買おうかと悩む。 「小梅」「紅梅」「さんし梅」と、品種ごとに梅が並ぶ店で足を止めた。 すこし赤っぽい色あいのもの、縦長な形をしているもの。 梅にも個性がある。 さんし梅は日曜市でよく売っていると、店主のおじさんが教えてくれたから、今年はさんし梅で漬けることに決めた。 梅酒づくりの大先輩で

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        記事

          ひとやすみ

          この前、窓を開けて働いていたら、外から珈琲豆の香りが風に乗って入ってきてた。 ふわっと部屋中がいい香りに包まれる。 きっと、交差点を渡ったところにある珈琲店からの香りだろう。 その珈琲店にはよく行くから、あのおじさんとおばさんが豆を挽いている姿が想像でき、わたしも頑張って働くかと、作業に戻った。 こうやって珈琲の香りで自分を鼓舞していたら、大学時代のアルバイトを思い出した。 大学生になったばかりのころ、求人誌に「まかない付き」と書いてあるのを見て、中華料理店でのアルバイトを

          こんな感じで土佐の暮らしを楽しんでいる。

          今年のゴールデンウィークは遠出をしなかった。 テレビから流れてくる渋滞のニュースや観光客のインタビューを見ていると、大型連休で社会全体がワクワクしている雰囲気が伝わってくる。 わたしにとってはいつもと変わらない1日だけれど、いい天気だからお出かけしたい。 ということで、近場をドライブすることにした。 まずは、海岸沿いに向かって車を走らせる。 太平洋を眺めながらドライブを楽しみ、アイスクリンを買うために道端の売店で足を止める。 赤と白のパラソルを広げた、昔ながらのアイスクリン

          こんな感じで土佐の暮らしを楽しんでいる。

          ZINEを作る日々

          数ヶ月前から、#高知の歩き方のよみものをまとめたZINE(小冊子)を制作している。 誰かに頼まれたわけではないけれど、作りたいから作る。 無名でも好きなように作ることができるのが、ZINEのいいところ。 今回は、そんな紙ものづくりの楽しさをおすそわけしたい✍️ ZINEのテーマ決め わたしが作ろうとしているのはA5の小冊子。 #高知の歩き方で綴っている日々のつれづれをまとめて、手に取りやすい紙ものにしたいと思ったのがきっかけだ。 高知に引っ越して1年が経ち、これまで

          ZINEを作る日々

          「なんでもこうてあげるよ」

          「なんでもこうてあげるよ」 小さい頃、おばあちゃんにそう言われると、純粋にうれしかった。 スーパーのお菓子売り場で、昔からある文房具屋で、何を買ってもらおうか考える時間はワクワクした。 特に、文房具屋は思い出深い。 おばあちゃんがいつも連れて行ってくれる文房具屋は商店街の中にあった。 間口が狭く、奥に向かって長い形をした店内には、背の高い棚が並び、壁にもノートやらファイルやらが所狭しと陳列してあった。 小学生が喜ぶようなキャラクターものというよりは、事務用品が置いてある町

          「なんでもこうてあげるよ」

          宿毛の喫茶店

          青春18きっぷで高知の西部まで行ってきた。 JRから土佐くろしお鉄道に乗り換えて目的地の宿毛駅へ。 駅で自転車を借りたものの、雨がぱらつき始めたので予定より早めにサイクリングを切り上げ、近くの喫茶店に行くことにした。 喫茶店の扉を開けると、店主のおじさんとおばあさんがひとり。 ファンが付いた照明に、ふかふかのソファが並び、昔ながらの喫茶店という感じ。 メニュー表はないと言うので、とりあえず紅茶を頼んだ。 一息ついていたら、 隣のテーブルに座っていたおばあさんに「カラオケやり

          ひとりで絵しりとり

          #高知の歩き方 のよみものをまとめたZINE(小冊子)を制作している。 あれこれ構想を妄想していた時に、「そうだ、挿絵を使って高知の絵しりとりをしよう!」とひらめいた。 よみものの文末に絵を一つずつ載せ、文章とは関係ない絵だと思っていたら、実は絵しりとりでした!という仕組み。 結論から言うと、このひらめきは実現しないまま終わった。 絵しりとりは「高知」から始めることに決めた。 こうち→ちくきゅう… ちくわの中にきゅうりを詰めたちくきゅう。 はて、ちくきゅうは高知のものなの

          ひとりで絵しりとり

          非効率な旅

          旅行をする時は、効率よく動きたいタイプだ。 何時に到着して、1日目はどこどこを巡って。 できるだけ移動時間を減らし、あちこち巡ってやろうと頑張ってしまう。 そんなわたしが、効率と対極にある青春18きっぷを買ってみた。 「移動しながら本を読みたい」とか、「高知から山を越える時に車窓から見える祖谷渓の景色が好きだから」とか、どれも大した理由じゃない。 そのくらい、ぽっと切符を買っていた。 目的地までは、乗り換え1回の片道3時間。 始発に乗らないと用事に間に合わないため、午前5

          博士のまなざし

          空に向かってまっすぐ立つ針葉樹林。 その根元には苔がぎっしりと広がり、はらはら降った雪のように無数の白い花が咲いている。 何も知らずにこの景色を見たら、「きれいな林だな〜」と思って終わっていたかもしれない。 視点を持っているかどうかで、見える世界は180度変わる。 白い花の名前は「バイカオウレン(梅花黄蓮)」。 半日陰の湿地を好み、群生するのは珍しい。 高知県佐川町出身で日本植物学の父と言われる牧野富太郎博士がこよなく愛した花で、生家の裏山には今も自生している。 晩年に

          博士のまなざし

          日曜市で『便利さ』について考える

          水路の上に板を渡して店舗が並ぶ火曜市。 高知県庁や高知市役所などオフィス街で開かれる木曜市。 そして、観光客や地元の人で賑わう日曜市。 曜日ごとに場所を変えて青空市が開かれるのが、高知のいいところ。 テントがずらりと並び、リンゴ箱に野菜を並べて売っている風景は、東南アジアのマーケットを彷彿させます。 もちろん、わたしも青空市を日常づかいするひとりです。 家族と買い出しにいくこともあれば、通勤途中に自転車でふらっと寄り道することもあります。 野菜を買うと新聞でくるっと包

          日曜市で『便利さ』について考える

          高知のソルティ・ドッグ

          「職場で海苔が配られることもあって〜」 「巻き寿司ができるぐらいの大きな海苔をもらって〜」 さすが、有明海に面する佐賀県では、「海苔のおすそわけ」が県民あるあるだそう。 佐賀在住の友人とカフェの店員さんが海苔談義に花を咲かせているのを見て、高知でよくおすそわけでもらうものといえば土佐文旦だろうか?なんて想像しながら聞いていました。 土佐文旦は2〜4月が旬で、ボールぐらいの大きな柑橘です。 「文旦の出荷が最盛期です!」なんていうニュースが流れるぐらい、高知では早春を告げる

          高知のソルティ・ドッグ

          産直から花束を

          産地直売所の生花売り場といえば、シキビやサカキばかり置いてるもんだと思っていました。 ある時、ふらっと見てみたら素朴な野花が売られていたり、お手頃な価格でかわいいお花が並んでいたり、イメージがガラッと変わりました。 それからは産直に行くと掘り出し物を探すみたいに生花コーナーに立ち寄るのが楽しみの一つになっています。 高知でお花を置いている産地直売所といえば高知市の「とさのさと」。 生花に加えてドライフラワーの販売コーナーがあるのも魅力的です。 先日、1本ずつ売られている

          産直から花束を

          季節のおたより

          夕飯を食べ終えた後、「そうだ、いいものをもらったんだった」と、一緒に暮らすきちくんがリュックをガサゴソして出してきたのが不揃いな大きさのユズ。 自宅にユズの木がある職場の方からいただいたとのことだった。 「お風呂に浮かべてもいいね」とあれこれ想像を巡らせ、最終的にユズゼリーを作ることになりました。 ユズに包丁を入れたら、柑橘らしい爽やかな香りがふわ〜と広がって気持ちまですっきり。 ユズの中身をくり抜いて、皮の器に果汁や砂糖を混ぜて流し込んだら、こぼれないようにそーっと冷蔵庫

          季節のおたより