日曜市で『便利さ』について考える
水路の上に板を渡して店舗が並ぶ火曜市。
高知県庁や高知市役所などオフィス街で開かれる木曜市。
そして、観光客や地元の人で賑わう日曜市。
曜日ごとに場所を変えて青空市が開かれるのが、高知のいいところ。
テントがずらりと並び、リンゴ箱に野菜を並べて売っている風景は、東南アジアのマーケットを彷彿させます。
もちろん、わたしも青空市を日常づかいするひとりです。
家族と買い出しにいくこともあれば、通勤途中に自転車でふらっと寄り道することもあります。
野菜を買うと新聞でくるっと包んで「はい!」と渡されたり、生産者さんが土佐弁でおいしい食べ方を教えてくれたり。
この素朴なやりとりは青空市でしか味わえないはず。
時には、スーパーで買うのに慣れているあまり、こんなこともありました。
買い出しリストを見ながら市場を一通り歩いてみて、「あれ?白ネギがないな・・・」「ナスを見かけなかったな」なんてこともしばしば。
青空市で買い物をすると、時期によってはお目当ての野菜がないこともあります。
夏野菜が冬にあるわけがないし、あたりまえな話です。
これを不便と感じるのか、季節のものをいただけていいじゃん!と思うのか。
できれば、後者でありたい。
そう思うのと同時に、なんでもすぐに手に入る便利さが体に染み付いて、旬よりも消費を優先している自分を反省しました。
夏にはズッキーニやナスなどの夏野菜が並び、
秋にはさつまいもや栗、
春の足音がするこの時期には土佐文旦が市場に彩りを添えます。
その季節にしか味わえない野菜や果物が、青空市に行けば手に入ることに感謝して、まずは、市場を歩きながら食材の「旬」を勉強中です。
高知の楽しみ方を気ままに発信する #高知の歩き方 高知暮らしのよみものを綴っています。 田舎を楽しむヒントをおすそ分け。
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