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こんな感じで土佐の暮らしを楽しんでいる。

今年のゴールデンウィークは遠出をしなかった。
テレビから流れてくる渋滞のニュースや観光客のインタビューを見ていると、大型連休で社会全体がワクワクしている雰囲気が伝わってくる。
わたしにとってはいつもと変わらない1日だけれど、いい天気だからお出かけしたい。
ということで、近場をドライブすることにした。

まずは、海岸沿いに向かって車を走らせる。
太平洋を眺めながらドライブを楽しみ、アイスクリンを買うために道端の売店で足を止める。
赤と白のパラソルを広げた、昔ながらのアイスクリン屋さん。
おじさんがアイスを盛り付けるのを待つ間、海風に乗ってはためくアイスクリン屋の旗を眺めていた。

海風が気持ちいい季節に、波の音を聞きながらアイスクリンを食べる、という贅沢。
サクサクした食感に、さっぱりした甘さが夏日で熱った体を冷ましてくれる。
たったの400円というお手ごろ価格もありがたい。

4色のアイスクリン

人生の大半を瀬戸内海に面した地域で過ごしたから、向こう側に何もない太平洋の水平線を見るたび、世界って本当に広いんだなと思う。
外国と海で繋がっているのか、そんなあたりまえなことを考えながらアイスクリンを食べた。


帰る前に晩御飯の買い出しをしに近所のスーパーへ。
高知に来てからよく食べるようになった※「どろめ」が、スーパーに並ぶ時期になり、季節が一巡したことに気づく。
今晩はどろめや鰹のタタキをつまみに、晩酌することに決めた。
カツオを分厚く切って薬味を乗っけ、どろめはポン酢をかけただけ。
高知のものを高知でいただく。
これもまた贅沢だ。

※高知ではイワシの稚魚のことをこう呼ぶ。

カツオは分厚く切って頬張るのがすき。

通ったことがある道に、
よく行くスーパー、
いつもと変わらない風景なのに、遠くまで来たみたいに今日は楽しかった。

楽しかったのはなぜだろう。

高知で暮らしているとあたりまえにある、おいしくて新鮮なカツオも、太平洋を眺めながらのドライブも、特別だと気がついたからかも。
おいしいものや見にいきたくなる景色って、案外、すぐそこにあるもんなんだね。

こんな感じでわたしは土佐の暮らしを楽しんでいる。


高知の楽しみ方を気ままに発信する #高知の歩き方 
高知暮らしのよみものを綴っています。
田舎を楽しむヒントをおすそ分け。
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