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【秋田の大学生が発信!vol.2】男鹿ナマハゲロックフェスティバル👹実行委員長へインタビュー!

第2回は秋田県男鹿市で毎年多くの観客を動員し、熱狂的な盛り上がりを見せている「OGA NAMAHAGE ROCK FESTIVAL」(以下男鹿フェス)です!

男鹿フェスの実行委員長、菅原圭位(すがわらよしみ)さんにインタビューを行ってきました。


男鹿フェス実行委員長 菅原圭位さん

「いつか男鹿でロックフェスを」

―男鹿フェスの成り立ちについて教えてください
 
私が渡米生活を送っていた時期に、音楽関係者を通じて人気ミクスチャーバンドの山嵐と知り合い、帰国してからも交流が続いていたことから、「いつか男鹿でロックフェスを開催したい」と語るようになり、経験と努力を重ね実現に至りました。

―どんな思いでイベントを開催しようと思いましたか
 音楽の力で「男鹿にたくさんの人を呼ぶこと」「男鹿の知名度を上げること」「地元に誇りを持つこと」という地域活性化を目的として、このイベントを開催しようと思いました。

2023年開催の男鹿フェスのフライヤー。OAとして地元のアーティストも出演する。

―各地のロックフェスと比べて、男鹿フェスはラウド系やメロコア系のバンドが多いように感じますが、どのような意図で出演アーティストを決めているのですか?
 いきなり関わりのないロックバンドに声をかけるハードルの高さがわかっていたので、初めのころは私の周りのロックバンドに声をかける形で行っていました。
 その際、たまたま自分の周りにラウド系やメロコア系のロックバンドが多かったので、他のフェスと比べてジャンルが偏っているのかなと思います。

「子供も参加しやすいフェス」

―菅原さんが思う男鹿フェスの効果とその魅力を教えてください
 イベントを始めた当初は、地元住民の方々も冷ややかな目で見ていたように感じましたが、経済効果が目に見え始めたVOL.5のあたりから、地元住民の方々の見る目も変わってきたように感じますね。

 あとは、男鹿フェスの出演をきっかけに、自分たちが出演する秋田のライブの動員数が急増したと話すロックバンドもいたので、そういった話を耳にしたときは、やってよかったなと感じます。

学生による取材の様子

 また、実行委員同士で結婚したり、フェスをきっかけに取引先ができたりと、人と人とのつながりを実感するようなエピソードも多いので、地域で行うイベントの意味を改めて感じることもありますね。

 魅力に関して言うと、男鹿フェスは小学生以下は無料、中高生も学割があることから、子供にとって参加するハードルが低いことじゃないかなと思います。子供のうちからロックバンドやフェスに触れる機会があるのは珍しいことだと思うので、良い刺激を与えることができればなと思います。

男鹿フェスのラバーバンド。フェスの略称「ONRF」があしらわれている。

「良質な本物のエンターテイメントを感じて欲しい」

—男鹿フェスで若者に何を感じてもらいたいですか
 まずは、良質な本物のエンターテインメントを、生の爆音で一回は聞いてほしいと思っています。
 また、お客さんの一体感や祭りの雰囲気、つまり「非日常」を感じて、日常の嫌なことを忘れるくらい楽しんでもらいたいですね。
 併せて、ロックフェスを開催することは簡単なことではないので、「地元にフェスがある」ということをラッキー、ハッピーに感じてもらえたらありがたいです。

—男鹿フェスには秋田のアーティストも出演していますが、どのように出演するアーティストを選んでいますか
 
当初から地元バンドは組み込みたいと考えていました。
 例えば、3回目(vol.0.9)の頃から、当時まだデビュー前だった高橋優さんに地元枠としてオープニングアクトで出演してもらっていました。ナマハゲ太鼓も同様に地元枠として出演してもらっています。
 
 また、地元のライブハウス、「LIVESPOT2000」(現在閉店)や「秋田Club SWINDLE」に足を運んで、秋田では今どういうバンドが活躍しているのか聞いて、実際に観に行ったりしています。そのときに自分が「このバンドは全国規模でも通用する」と感じたバンドに声を掛けることもあります。
 「秋田にもこんなかっこいいバンドがいる」と、全国に見せつけたいと思っています。

菅原さんのパソコンには男鹿フェス・バンドのステッカーが大量に

「男鹿フェスを通して生まれたエピソード」

―フェスの開催を通して印象に残っている出来事はありますか
 東京で活動していたあるバンドが「地元枠」として出演した時のことが印象に残っていますね。
 メンバーの一人が男鹿出身だったのですが、男鹿フェスの際になんと10年ぶりに実家に帰って来たそうです。
 彼の「このフェスがなければもう帰省することはなかったかもしれない」という言葉を聞いて、「地元枠=親孝行枠」なのではないかなと気がつきました。このフェスがなければ、生まれなかったストーリーではないかなと思います。

 他にも、Twitter等で男鹿フェスがどのくらい世間に影響を与えているか調べてみることがあります。
 VOL.8の時に、Twitterの140字では伝えきれないことがあるかもしれないと思い、作文コンクールを実施して、男鹿フェスでの思い出やエピソードを募集したことがありました。(大賞の景品は男鹿フェス生涯無料券)

普段の男鹿フェス開催予定地。ここにどんな会場ができるのか、お楽しみに!

 当初は「10通くらいは来ればいいな」と考えていましたが、実際は88通もの応募があり、反響が大きくて驚きました。人それぞれのエピソードや熱い思いを感じる内容が多く寄せられ、印象に残っています。
 ちなみに大賞は県外の当時小学生の作文で「男鹿フェスで家族の絆が深まった」という思いを伝えてくれていました。

「今年の男鹿フェスの見どころ」

—菅原さんが考える「今年の男鹿フェスの見どころ」を教えてください
 「コロナ明け」ということが大きいと思います。
 昨年は人数制限もあって動員数が減ってしまいましたが、今年は声出しもできると思うので、4年前に近い状態で開催できるのではと期待しています。
 アーティストは観客を煽るだろうし、それに観客も応えて盛り上がると思いますね。
 失われた時間を取り戻すかのようにエモくなるかなと思います。

男鹿フェス開催予定地で、フェスのラバーバンドを付けて!当日が楽しみです!

—今後男鹿フェスに呼んでみたいアーティストはいますか
 挙げたらキリがないですが、自分が知っているバンドはもちろん、面識のないバンドでも、誰が来たらお客さんが喜ぶか考えています。
 また、男鹿フェスのお客さんが喜びそうな、名前がまだ知られていないバンドも呼びたいと思っています。

—ありがとうございました!


 男鹿ナマハゲロックフェスティバルは今週末の7月29日、30日の二日間で開催予定です!
 参加して、秋田のアツい夏を体感してみませんか?
 詳細は公式ホームページをご覧ください!!


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