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「何かから逃げるために独立する」という選択肢もある

自分でビジネスを興した人に「どうして起業したのですか?」と聞くと、興味深い答えが返ってくることがあります。

たとえば、

・学生のころから協調性がなかったから
・雇われるのがどうしても性に合わないから
・独立してナンボの業界だから(雇われのままだと給料がとても低い)
・会社勤めでうつになったから
・日本的な社会が無理だったから
・一生自由人でいたいから

などです。


私が独身時代にお店を持とうと思った理由も、雇われるのが心底向いていないと思ったのと、低学歴でも同級生に負けないためには独立しかないと思ったから。

後者については、いま考えると誰の何と戦ってるんだ?という話なんですけどね。


起業する人って、もっと夢とパッションを持っているイメージがありませんか?

SNS上には「こんな未来を作りたい」とか「〇〇な人の助けになりたい」なんてキラキラした夢を語っている起業家さんがたくさんいますよね。

志が高くてうらやましい限りなんですが、でも実際は意外とそうでもなくて、何かから「逃げる」ために起業する人だって少なくないんですよ。


“起業家にしかなれなかった人” が起業家になる?

たとえば、クラウドファンディングサービスのCAMPFIREを立ち上げた家入一真氏なんかは、典型的な "逃げの起業家" のひとりです。

家入氏は、高校時代のイジメが原因で引きこもり生活を経験したのち、20歳で就職するも何度もクビに。

しかし22歳で起業したビジネスが成功し、28歳で上場。これは当時の史上最年少記録でした。

同氏はインタビューの中で、起業のきっかけについてこう語っています。

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