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商工会の記帳指導が思ったより良かったので、みんな行ってみてほしい

商工会という場所に初めて行ってきました!

商工会って知ってます?ざっくり言うと、事業者のために、経営に関するあらゆる相談を請け負ってくれる団体です。

私はこの商工会、存在じたいは知ってたんですが、利用しようと思ったことは今までいちどもありませんでした。だって経営に関するあらゆる悩みなんて、自分で調べて勉強して、答えを出していくのが当たり前だと思っていたからです。

だから当然、日々の記帳も青色申告も、自分で勉強して自分で行なってきました。

しかし!今年の春から海外物販を始めて以降、1つ大きな壁が立ちはだかりました。為替です。

為替が絡む仕訳は仕訳はひじょーーーにややこしい。簿記2級 & 実務経験そこそこの私でもお手上げ状態なんです。

そんな悩みをXでつぶやいたら、watashi (@watashihawatas7)さんから「商工会にいけば税務相談ができますよ」と教えていただきました。で、先日ついに予約が取れて足を運ぶことができたのです。

はっきり言ってすごく為になりました。何がどう良かったのかについて詳しくご紹介します。


税務相談と記帳指導はどう違う?どっちがいい?

私が初めに予約を入れたのは、watashiさんに教えてもらった税務相談でした。

しかし所要ができて一旦キャンセル。再度予約を申し込んだら、「記帳指導にどうぞ」と言われたんですね。

でも私、前述のとおりそんなに初心者ではないので、仕訳のルールはある程度わかっているんです。だからちょっと迷ったんですが、税務相談と記帳指導では内容の充実度が全く違うことを知り、後者で即決しました。

具体的にいうと、

税務相談→法人 or 個人関係なし。1回の相談は30分まで、具体的な数字を用いての指導はできない。相談量は無料。

記帳指導→個人事業者のみ。1回の相談は2時間。具体的な数字を用いての指導が可能。約2年間、無料で経営者に伴走してくれる。

*いずれも地域や事業所により異なる可能性あり

税務相談では具体的な数字を用いた指導ができないというのがちょっとネックでした。数字を用いた税務相談は税理士の専売特許なのです。

でも記帳指導になると、数字を用いての指導が可能になる。それなら絶対こっちでしょ!と思い、決めました。

持ち物は、仕訳帳と、仕訳に必要なデータ類ーー仕入れ帳や売上帳、領収書などですね。

今は会計ソフトで記帳している人がほとんどだと思うので、ノートPCを持っていくと実際の作業のやり方を目の前で教えてくれます。

私はデスクトップしか持っていないので事務所のパソコンを借りました。ネット環境があれば使うことができる「クラウド会計ソフト」なので助かりました。


実務のリアルを聞けた事がいちばんの収穫だった

相談はまず、私の日々の仕訳をチェックし、おかしな点を指摘してもらうところから始まりました。

私からも、自信のない箇所をいくつか質問しました。聞きたいことは事前にメモなどにまとめておくと良いと思います。


ここに来ていちばん良かったことは、なんといっても実務のリアルを聞くことができた点です。

相談をする中で相談員に100回ぐらい言われたのが「小保下さん、真面目すぎ!」って言葉です。

どうやら私、教科書どおりにきっちり記帳しようと考えすぎていたみたいなんですね。

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