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飲食店は自称・グルメ評論家の人たちとどう付き合っていけばいいのか

先日、ラーメン店を経営する有名人が、自身へのセクハラやSNSでの中傷を理由に一部のラーメン評論家を出禁にしたニュースが話題になりました。

飲食店オーナーにとって喜ばしくも悩ましい存在が、こうしたグルメ評論家の存在です。

ネット上には、たとえ職業にはしていなくとも、あちらこちらの飲食店に通っては批評を書いてアップする「自称・評論家」がたくさんいます。

有名なインフルエンサーに気に入ってもらえれば、その影響力から瞬く間に客足が増える場合もあるものの、低い評価を受けたときの影響もまた、それなりに破壊力があります。

そんな彼らと、私たち飲食店経営者たちはどのようなお付き合いをしていけばいいのでしょうか。女将歴8年の経験をもとにお話したいと思います。



きちんと取材してくれない自称・グルメ評論家たち

うちは蕎麦をメインに提供する店を経営しているんですが、蕎麦って実はラーメンのように、マニアや評論家が多いジャンルなんです。

スタンプラリーのようにお店のハンコ(領収書に押すような社印)を集めている人や、店の名前が入った箸袋を収集している人、毎日のように蕎麦屋へ足を運び、その感想をクチコミサイトで何百記事もしたためている人もいます。

私も8年も女将をやっているとだいぶ慣れてきて「あ、この人ネットに口コミを書くつもりだな、SNSにアップするんだな」っていうのがなんとなくわかるようになってきました。

スマホを片手に、明らかに何かを確認するように厨房の中をジロジロ覗き込んだり、料理を一口食べては何やらメモを取っている人なんかがそうです。


初めはそうした人たちにあまり関心を持っていませんでした。お好きにどうぞって感じでした。

が、あるときたまたま自分の店のクチコミサイトを開いたときに、料理に関して、事実と違う情報が投稿者の「憶測」で書かれていて、ちょっと待ってよ!って思ったんです。

ひとこと確認してくれたら説明できたのに。なんで聞いてくれなかったのだろうと。


事実誤認なんて、メディアの取材やきちんと仕事として評論している人ならありえないことだと思います。それが自称・評論家だと起きてしまう。

そしてそれが大なり小なり影響力のある人だったりすると、間違った情報のまま多くの人に拡散されてしまいます。

これって由々しき事態だなと、そこで初めて気づいたのでした。



聞かれないなら自分から言う

それ以降、私は「それらしき人」を見かけたらなるべく説明をするように心がけました。

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