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飲食で独立するなら、先に自分のお客さまを作っておくと強いですよという話

いつかは自分の飲食店を持ちたいけど、ちゃんとお客さまが来てくれるのか心配だな、と思っている人も多いかと思います。

そんな人におすすめしたいのは、修行の最中に自分のお客さま、つまり独立後の見込み客を作ってしまうことです。



自分のお客さまを持って独立しよう

お客さまが商品や店ではなく「人」に付くことを「自分のお客さまを持つ」と言います。水商売なんかでよく使われる表現です。

昼間の仕事だと、保険の営業や美容師なんかも「自分のお客さま」と言ったりします。

会社やお店を移っても着いてきてくれる、固定客のことですね。


「持つ」だなんてなんだか所有物のような言い方でちょっとアレなんですが、水商売の現場では生々しく「〇〇さんは〇〇ちゃん口座」なんて言ったりします。

「口座」とは特定のホステスにお金を注ぎ込むことを意味していて、私が住んでいた関西では、ホストクラブでもこうした言葉が使われていました。

たとえば勤めている店では他の口座のお客さまだったとしても、仲良くなって、店を移ったときにそのお客さまが着いてきてくれれば、今度は自分がその人の「口座」になることができるんですね。するとたくさん歩合給が着くんです。


飲食も広義では水商売。やはり「自分のお客さま」を持って独立することは珍しくありません。

これができると良いことずくめだということ、想像できるでしょうか。



お客さまを持って独立すると…

一般的に、お店をオープンした直後というのはすべてのお客さまが "初めまして" です。

知っている人が来てくれるとすれば、せいぜい家族か友人ぐらい。当然ながら彼らだけで店を回して行くことはできません。

SNSに投稿したり、広告を掲載したりして、ほとんど一から地道にお客さまをつかんでいく必要があります。


しかしそこに「自分のお客さま」がいたら。

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