見出し画像

子どもも生まれて幸せなはずなのに...この暮らしが恥ずかしいと思ってた

今日は短めエッセイです。


先週末のこと、近所でフリーマーケットが開催されていたので子どもたちを連れてのぞいてきたんです。

リアルフリマって久しぶりだなあと思いながら、下の子を抱っこし、雑多に並んだおもちゃや雑貨を眺めていたら、後ろから聞き覚えのある声が私を呼んでいるのに気がつきました。

「小保下さんの奥さんじゃないですか?」

振り返ると、私と同年代で、背格好もよく似た小柄な女性がこちらを見て立っていました。よく見てみると、知ってるお顔。夫と少し前まで経営していて、今は休業中の飲食店の常連さんでした。

話好きな奥さまは「やっぱりそうだ〜!」と言いながらこちらに向かって歩いてきました。私は10キロを超えた我が子を抱きながら、しばし女性との立ち話に付き合うことにしました。


元常連さまと話をするのは憂鬱だった

正直なことを言うと、内心ではこの奥さまと話をするのはちょっと憂鬱でした。挨拶だけならなんら問題ないんです。でも立ち話はちょっと。

ここから先は

3,468字

¥ 300

頂いたサポートでほかの方の記事を購入したいと思っています。知見を広め、より良い記事作りを目指します!