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彼らはなぜ、天才と称されるのか。


Knowiz Magazine第一弾は、「天才」について考えてみたいと思います。


「天才」と聞いて、どんな人が思い浮かびますか?

・めちゃくちゃIQが高い人

・人並み外れた結果を残した人

・何をやっても一流になれる人


スポーツや、ビジネス、政治などにおいて「天才」と称される人がいます。

結論から言うと、私自身は「天才」はこの世にいないと考えています。


では、天才と称される彼らはなぜ天才と言われるのでしょうか?


それは、努力は見えないからです。

そもそも、努力とは見えないものなのです。


人が結果を出して評価されるまで、いくつかのステップを踏んで成長していきます。

最初は、人類全員が「知らない」という同じスタートラインに立っています。


大谷翔平も、0歳の時は野球のルールもバッドの持ち方も知りませんでした。

そこから、「知り」「興味をもち」「やってみて」「失敗して」「悔しくて」「考えて」「続けて」それを繰り返して上達していきます。


その姿は、周りからは見えません。

知識も、興味も、チャレンジ精神も、失敗も、悔しさも、思考も、継続も、実体のないものなので、周りには見えません。


見えるのは、結果と評価です。

結果が出ると、周りから評価されます。

自分の中にどれだけの努力があっても、外から見てわかるのは結果と評価だけなのです。


人は、努力のプロセスをイメージできない結果を理解できません。

なぜそんな結果が出ているのか、理解ができないため、「天才だから」と言う言葉で片つけて、納得しようとしているのです。


そして、その努力が見えなければ見えないほど、表に出る結果が大きければ大きいほど、その努力のプロセスが複雑であればあるほど、周りからは「天才」に見えるでしょう。

努力のプロセスをイメージできない結果を持つ人が天才と呼ばれています。


しかし、努力の伴わない結果はこの世には存在しません。

(本人が努力と思っていないとかはあるけど。)


必ず、天才の裏側には努力が存在します。

逆に言えば、その結果に見合う努力をすれば必ず結果は出るはずです。

どんな凡人でも。


結果ではなく、プロセスをイメージし、「あいつは天才だから」と諦めるのではなく、どんな方法で努力をすればその結果を出せるのかを考えてみましょう。


そして、強く志せば、そのエネルギーは湧いてきます。

天才と称される彼らは、正しく努力した凡人でしかないのです。


Written by Hideaki Shimoshige

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