春よ来い。心の中にも。

2月がもう終わろうとしている。

テレビをつけると、入試、卒業式、新生活応援のCM…出会いと別れの季節がやってきたなぁと感じます。と、同時に年度末という社会人にとっては頭の痛いシーズンでもありますね、、

別れというのは人間だけではありません。
昨年、ウチのチワワと猫がそれぞれあの世へ旅立ちました。随分歳を取っていたとはいえ、いざ亡くなって家からいなくなると、空虚感は否めないっすね。。
古文で死別のことを「さらぬ別れ」(避けようがない別れ)と言うけど、1000年も前の人間が感じる感情は現代に置き換えても決して変わらないものだなぁと思います。

哲学者三木清はある著書でこう記しています。

「死は観念である。これに対して、生とは想像である。(中略)
人々はただひとり死ぬるゆえに孤独であるのではなく、死が一般的なものであるゆえに人々は死に会って孤独であるのである。」(三木清『人生論ノート』より)

どういう別れであれ、別れが一般的なものであるからこそ、辛かったりするもんなんですよね。

そういう意味では、
出会いは偶然であり、別れは必然なのである。と言えると思います。
しかし別れは往々にして人を成長させる機会なんだと常々思っています。

もうすぐ3月。新しい出会いを楽しみにしたいね。

季節も心も、もうすぐ暖かくなっていくことを願って。