僕の大家さんが変わった

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  • 僕の大家さんが変わった

    大家さんが土地を売却しました。新オーナーに立ち退きを迫られています。

最近の記事

52.電力自由化

引越すると電気の契約をすることになるが、例えば東京近郊では東京電力以外も選べる。 電気の段階料金東京電力のスタンダードSプランでは基本料金が10Aにつき286円。120kWhまでの1kWh単価が19.88円。300kWhまでが26.46円。それ以上だと30.57円となっている。電気使用量は少ない方が単価が優遇されている。 電力自由化で様々なプランが出てきたおかげで原価計算がしやすくなった。例えば、ダイレクトパワーの電気料金内訳をみてみる。(以下1kWhあたりの単価) 平

    • 51.お部屋を借りるときの保険

      僕の引越先はコンクリート造だったが、もし木造の場合は日新火災の「お部屋を借りるときの保険」が良さそうだ。 借家人賠償責任2,000万円がついてくる。共済の場合は掛金年9,000円に対して年4,000円で済む。個人賠償責任1億円と家財保険100万円込みだ。 商品紹介のホームページも出来が良く感心する。価格設定も家財保険が100万円につき年1,000円で加算されるなど、かなりわかりやすい。 僕は共済に申し込んだものの未だに手続きが完了しない。コンクリート造でなければ「お部屋

      • 50.ポケット保険

        ポケット保険の正式名称は「団体総合生活補償保険(MS&AD型)」という三井住友海上火災が引受の団体保険だ。 最低料金は傷害入院1日500円の設定で月40円になる。それに個人賠償責任特約や借家人賠償責任をプラスしていく。例えば借家人賠償責任500万円では月180円のプラスとなる。木造の場合は共済と同程度だ。 個人賠償責任特約は日常生活賠償という名称になっており1億円が月150円。2億円が月160円。3億円が月170円。共済の個人賠償責任1億円は年間2,300円だったのでポケ

        • 49.住まいる共済

          部屋を借りる場合は保険に入ることになる。例えば火事になった場合に自分の家財を補償する火災保険に加入する。大家さんへの補償は借家人賠償責任特約をつけることになる。 共済の借家人賠償責任特約の掛金を見てみると木造・鉄骨造・コンクリート造の3つに分かれている。補償額10万円あたりの掛金はそれぞれ年45円・20円・15円。不動産屋さんに紹介された保険では家の造りは不問であった。木造の場合は得になるかもしれないが、コンクリート造では損になる。 僕の引越先はコンクリート造なので共済が

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        記事

          48.借家人賠償責任保険

          新居が決まると保険に加入することになる。不動産屋さんにおすすめされた保険に契約することもやぶさかではなかった。ただ、今の部屋の契約時に2年分支払い済みの保険がある。途中解約や住所変更はできるのだろうか。 僕が今の部屋で契約している保険は家財補償・個人賠償責任補償・修理費用補償・借家人賠償責任補償がセットになった家財総合保険だった。 不動産屋さんに求められたのは借家人賠償責任補償だ。入居時までには何かしら保険に加入する必要がある。 紹介された賃貸住宅補償総合保険についてい

          48.借家人賠償責任保険

          47.立退きすることにした

          僕は素直に立ち退くこととした。 立退き交渉で焦点になる立退料について、罰金はいくらとするなどといった法の定めはない。あくまで不利益を補償するということなので個別のケースで対応することになる。 とは言え立退き裁判や行政の都市計画などで一定の相場はある。僕が確認した判例では借主側の不利益のみを評価対象としていた。ただし、不利益は借主側だけでなく、立退きしてもらえなかったときの貸主の側の不利益もある。 裁判での判決を公平な立退き料と仮定する。一般に裁判は1年以上かかる。借主に

          47.立退きすることにした

          46.ダンボール100個の送料はいくらか

          僕は引越すことに決めた。 現在進行形の話をすべて書くことは出来なかった。退去が済むまでは引越の話題を書いていこうと思う。 もともと狭い部屋の一人暮らしでものは少ない。家人は引越業者を頼んだが、僕は頼むとすると赤帽だと考えていた。3万円程度で済む。 実家に残してある本がダンボールで10箱になった。宅急便で送るとなるといくらになるだろう。100サイズなので全部で1万円弱だった。検索を進めるとヤマト便というサービスを見つけた。 ヤマト便の一番の特徴は容積換算重量で送ることが

          46.ダンボール100個の送料はいくらか

          45.他の部屋の引越が始まる

          朝から二人の作業員が階段を上ったり下りたり騒がしくしている。 どうやら他の部屋の引越が始まったようだ。家族からも「どうなったの」と聞かれるが、特に連絡はない。 引越のトラックには依頼主を乗せることはできないようだ。 「以前は内緒で出来たのですがドライブレコーダーが付いたので出来なくなってしまいました。」という話声が聞こえた。 荷物も少なく30分でトラックは去っていった。

          45.他の部屋の引越が始まる

          44.判例時報は弁護士でなくても面白い

          判例時報No.2410では立退料をめぐる記事のほかに、興味深い判例が出ている。 弁護士に依頼するというとパッと思いつくのはCMでよく耳にする過払い金請求事件がある。弁護士が優秀すぎるのかもしれない。消費者金融会社が破産するケースが出てきた。 破産すると破産債権者に財産を分けることになる。要は株主にいくらで株券を清算するのかということだろう。ここで担当弁護士は過払い金を返却した分も利益として納税していたことに目をつけた。減額修正をすることで払いすぎた税金を取り戻そうというわ

          44.判例時報は弁護士でなくても面白い

          43.判例時報

          判例時報2019年8月11日号 No.2410 民法理論のいま――実務への架橋という課題(2) 使用貸借の受渡請求が権利濫用とされる場合に立退料を支払えば権利濫用ではなくなるか 近江幸治 僕の部屋は僕にとっては気に入っているものの土地活用としては勿体ない。不動産デベロッパーの買い手がつく土地は転売が見込めるから、ともすると地上げ屋のように無理に立退きを迫ることも考えられる。 もし、都市計画の道路拡張で僕の部屋が壊されるのなら素直に立ち退く。財産としての借家権が正当に補償さ

          42.引越準備と自転車

          家人の引越は着々と進む。元の部屋の退去まで2週間となった。自治体のゴミ回収スケジュールに沿って度々ゴミ捨てに帰っているようだ。僕の出番はあまりない。 引越業者・エアコン・スマホについて聞かれたので僕なりの答えを伝えたものの役に立ってはいない。スマホが使えるなら検索すれば良いのにと思うかもしれない。文字を入力できる。写真を添付できる。音声通話ができる。などなどが結構難しいようだ。 一方、僕の引越について考える。退去は1か月前までに申し出るのが一般的なので、今週中に僕が引越を

          42.引越準備と自転車

          41.僕は電気工事士

          僕は電気工事士の免許を取った。 震災の後だったか、弱電の工事は自分で出来ると良いという心境になり電気工事士の免許を取った。実技は時間との闘いになる。具体的には銅線の被覆をいかに早く剥けるかにかかっている。 1回目はナイフで済ませようとして時間切れとなり、2回目は使う当てのないケーブルストリッパーを購入し合格した。 エアコン工事も出来るものの重たい室外機を運ぶことや真空ポンプを購入する気もないので自分で工事することはないだろう。業者を選ぶにあたって僕はエアコン工事をしてい

          41.僕は電気工事士

          40.引越とエアコン

          引越のダンボールでいっぱいになった部屋を片付けるのにも寒くてはかどらない。壊れたエアコンを取り替えたい。 家人は家電製品については真っ先に僕に聞いてくる。引越業者を選ぶのを任せてくれたならと思わなくもない。 木造の6畳一間を十分に温めるだけでいい。エアコンを購入する一番お得な時期はいつだろう。 日立 白くまくん RAS-AJ22J の価格推移グラフ 5月初旬に登録。5月下旬には早くも5万円以下になる。その後はおおむね3.5~4万円。 ダイキン S22WTES の価格推

          40.引越とエアコン

          39.引越と不断の努力

          年明けから引越の準備をしている。 そして今日、新居に引越業者が荷物を運び終えた。酷い引越業者ではあった。ダンボールはいくらでも無料と言いながら10枚しか置いていかない。部屋を見て事前に見積もりをするので追加料金は発生しないと言いながら15,000円の追加であった。 不要なゴミも回収するとのことだったが、冷蔵庫と洗濯機のみで他のゴミは残されたままだ。冷蔵庫や洗濯機は家電量販店などに回収依頼をできる。荷物を運ぶだけならもっと安い業者は多く見つかる。1Kの部屋で95,000円か

          39.引越と不断の努力

          これまでのまとめ

          2週間お休みしたのでこれまでの内容を読み返してみる。 僕の大家さんが変わった編1.僕の大家さんは留守です 大家さんがいなくなった予感 2.留守番電話 新しくオーナーからの留守番電話 3.大家さんと僕とインターネット 引越とインターネット工事の関係 4.僕と大家さんの犬 このタイミングで大家さんが売却を決めたわけ 5.大家さんの植木 植木も引越 6.大家さんの秘密 不動産売買は秘密裏に 7.僕の不動産屋は何も知らない 不動産屋にも秘密 立ち退きについて調べる編8

          38.道路拡張と補償金

          道路拡張で家が取り壊しに。補償金を得てマンションを購入した話 スカイツリーで有名になった押上の賃貸マンションから立退いた記事だ。押上の家賃相場は2LDKで13万円以上。そこから4,5万低かった1LDKと考えると8.5万円程度の家賃であったのだろう。 気になる立退料は214万円。 記事では214万円のうち140万円が賃料差額法により計算されたとされている。押上には同じようなマンションがあるため裁判基準では140万円には届かないだろう。 調べてみると1LDKで10万円程度

          38.道路拡張と補償金