39.引越と不断の努力

年明けから引越の準備をしている。

そして今日、新居に引越業者が荷物を運び終えた。酷い引越業者ではあった。ダンボールはいくらでも無料と言いながら10枚しか置いていかない。部屋を見て事前に見積もりをするので追加料金は発生しないと言いながら15,000円の追加であった。

不要なゴミも回収するとのことだったが、冷蔵庫と洗濯機のみで他のゴミは残されたままだ。冷蔵庫や洗濯機は家電量販店などに回収依頼をできる。荷物を運ぶだけならもっと安い業者は多く見つかる。1Kの部屋で95,000円かければ丸ごと任せることができるだろう。

ネットで比較すれば簡単に相見積もりできる。家電の型番が分かればリサイクル依頼もできる。でも、それができない人もいる。

僕はできる。家人はできなかった。もちろん、頼まれれば代わってする用意はしていた。でも自分で見つけた引越業者だ。僕は高すぎると横やりを入れることはしなかった。本人の判断を尊重した。

憲法と同じ精神だ。不断の努力が必要ということだ。ネットで検索できないのなら検索の仕方は教える。代わりに検索するのは簡単だが、頼まれない限りおせっかいはしない。

僕から見て家人の判断はバカげたものだとしても、おせっかいに否定することはしない。あえてしないことの難しさはかなりのものだ。

立退料の件も同じだと思う。聞かれなければ立退料の相場についての見解を話すことはない。不当に廉価でも本人が納得すればそれで取引は成立する。だた、調べる方法がわからないというなら僕はぜひ教えたい。