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「青春ブタ野郎」シリーズ:ライトノベルで、めちゃめちゃ泣ける

*2022/7/3作成
**ネタバレは・・少しあるかも・・?

「ライトノベル」というと、文字通り軽くてB級、いい大人が読むものじゃない・・というイメージがありましたが。

今では、マンガやアニメ、映画、いわゆる純文学というものたちの間にある、エンターテイメント作品の領域なんだろうなあと思ってます。
ラノベのタイトルを見てると、「ん?なんかアレだな~??」と引っかかってしまうものが多いんですが。
夏目漱石の「坊ちゃん」も、ひょっとしたら当時は、今のライトノベルみたいな扱いだったのかも??と想像すると、バカにできないし、面白いな~と思うのです。

ぼくはアニメが面白かったものしか、ラノベを読んだことはないですが。
結構、泣けるものが多かったりします。
中でも、最近ぼくが大人読みしている「青春ブタ野郎」シリーズの5冊目は圧巻で。
あまりにも泣きすぎて、休憩が必要で、でも再開するのにパワーが必要で。
なので、普段ならまる1日あれば1冊読めるものを。
この本については、休み休み読んでたので、5日もかかっちゃいました。

この本は、中学校でいじめにあった主人公の妹ちゃんが、引きこもりになって、別人格が出てきて・・というお話なんですが。
ぼくには、妹ちゃんが引きこもりから脱出しようとするシーンとか、主人公が家族を失った喪失感や後悔の描写は、かなりリアルでした。

例えば、妹のかえでちゃんが、家の外に出られるように、本当に少しずつ具体的にゴールを設定していく様子とかは、ぼくには涙もので(見出し画像)。
実際、ぼくもウツになって、外に出れなくなった経験がありますが。
「今日はスーツに着替える」「明日は最寄り駅まで歩く」「次の日は仕事場の駅で電車を降りる」・・とか、会社の産業医の先生とゴールセッティングをしていくんですよね~。

・・というのを思い出しつつ。
初めのうちは、自分が似た体験をしているから泣けるのかな?と思ってましたが。
どうもそれだけじゃなくて、ストーリーや文章そのものにヤラれてたようです。
実際、amazonのレビューは182件で星4.8とかなりの高評価で。
レビューを読んでると、ほとんどの人がボロ泣きさせられてるみたいなんですよね~。

「泣く」というのは、感情の強烈な吐き出しで、デトックス効果があるものなので。
この本を読んでる最中は、かなり心地よい脱力感に襲われてました。
ストーリーとしても良くできていて、読み終わったときには、人のやさしさにホッコリしてしまいます。

今回は、こんなに泣ける本があることにビックリしたので書いてみました。

↓ ぼくが泣いた本は、口にするのはちょっと恥ずかしいですが、「青春ブタ野郎はおるすばん妹の夢を見ない」というタイトルです。
このシリーズは人気があって、アニメ・映画にもなってます。
江ノ電、七里ヶ浜、江ノ島近辺、藤沢駅が舞台なので、ぼくにはイメージしやすかったです。


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