Choco3

私塾界に長くいました。幼児から中学生まで、学習やSTEAM教育の指導経験があります。 …

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私塾界に長くいました。幼児から中学生まで、学習やSTEAM教育の指導経験があります。 教育だけではなく、日常で気になったことを日々書き綴って、時折保護者に配布していました。 異論・反論もあると思いますが、時間つぶしに読んでいただければと思っています。

最近の記事

「ここは、どこ?」

コロナ前、京都へ行こうと思うと、市内のホテルの提供室数が不足していたことに加えて宿泊費が急騰(今ほどではありませんが)していたので、滋賀県内のホテルに泊まって、電車で京都を行き来していたことがあります。 電車賃を入れても安かったです。 今は、ホテルの供給量は増えていますが、宿泊料金は総じて高止まりですが、今はあるホテルのリピーターになっています。 交通の便やホテルの施設が料金に見合うので、私は☆10くらいで気に入っています。 朝食会場から推測すると90%は外国人の利用

    • 「一言多い人」

      先日、食事をしようとセルフうどん店の列に並びました。 その時、前にいたご婦人が店員にあれこれ聞きながら「私、こんな店初めてだから・・・」と言いながら進んで行き、料金を払って席に向かうと思ったら、反転して戻って来ました。 どうした?と思ったら私に「○〇はどこにある?」と聞いてきたので、「そこの台の上に置いてありますよ。」と教えました。 すると、「ありがとう。おじさん。」と返ってきました。 「???」「おじさん」 まあ、おじさんですから否定はできませんが、初めて言われたの

      • 「大人のお稽古」

        仕事を一段落させた今、指導する側の立ち位置から指導される側へと思い、近くの文化センターので開講される「初めての絵画」を受講しました。 中学生以来、絵を描いた記憶がないので、とりあえず奨励されていた道具一式をそろえました。 さて、緊張感とワクワク感の初日、数名のアットホームな中で始まったのはいいのですが、半数は以前からの継続受講生。そして、私と一緒に始める方々も我流であっても今まで絵を描いておられたということを聞いて、「???」 「初めて=初心者」の講座というタイトルを

        • 「たった2台」

          先日、有名な温泉地に行った時のことです。 翌日に行きたい場所があったので、念のためタクシーの予約をしました。 ホテルに迎えに来てもらう。目的地に行く、そして、帰りも時刻を決めて迎えに来てもらって、一旦、ホテルに行き、荷物を取って最寄りの駅まで送ってもらう、ということを依頼したのですが、目的地への迎えの時間は約束できないとのことでした。 行きの運転手さんに聞くと、「昼間は2台しかタクシーが稼働していない」という事情だったのです。 「えー」と心の中で叫びました。 帰りの

        「ここは、どこ?」

          【教育】「退職代行」

          「これは誰がやった?」と聞くと「僕(私)じゃない。」と即座に否定するのが子どもです。今も昔も変わりません。 自己防衛の本能でもあるのか、かかわっていてもとっさに否定、嘘をつく習慣になっています。 「やってしまったことは消しゴムで消せない」と言って、まずは、「謝ること」次に「二度としないためにどうするか=反省・成長」を私は指導してきました。 こういった場合、謝罪をいつも保護者に代行してもらったら子どもはどうなるのでしょうか。 何か困ったことがあれば保護者に頼むのか習慣になり、自

          【教育】「退職代行」

          【教育】「AIと少子化」

          IT技術が進み、将来無くなってしまうだろう職業が注目されて来ましたが、AIの登場で消滅時期が加速度的になっていくと思われます。 ただ、少子化で労働人口が少なくなる分、AIの利用で不足する労働力を補うことができるので、あまり悲観的にはならない方がよいというアナリストもいます。 また、人口が多い国々ではAIが台頭することで職を失い、失業者が増えることで国力が低下すると予想するアナリストもいます。 と、ここまではなんとなく理解できますが、日本は常に食とエネルギーの問題に直面

          【教育】「AIと少子化」

          【教育】「小1の壁」

          極端に言えば、幼稚園や保育園は「見守る教育」で、小学校からは「目標到達させる教育」ですから、幼稚園・保育園から小学校に進学した途端、それまでとは違った環境に順応できないことを「小1の壁」と言うようです。 その中でも、「文字や数字」を読み書きしない=「口頭」だけの生活から、「文字や数字」を読み書きして理解し伝える生活は、それまで以上に頭と手を使い、相当な時間もかかります。 それに加えて、漢字のトメやハネを厳しく指摘されたり、数字も正確に書くなど厳しい指導があれば、勉強が嫌に

          【教育】「小1の壁」

          【教育】「教師らしく」 その2

          私は「教師らしく」とはどんなことかを自問自答しながら、生徒・保護者への立ち居振る舞いを考えていました。 例えば、生徒を叱るとき、「教師らしく叱っているか」を考えます。 「叱る」は「やったこと=行為」であってその他は関係がありません。そして、最後に「この件はこれで終わり。」と収束宣言をすることでお互いの関係を元に戻しました。 もし、「叱った後」、生徒の心情が不安なら、保護者に「生徒には秘密にしてほしい」と頼んでから状況報告をすることも「教師らしく」と思います。教師は「生徒」と

          【教育】「教師らしく」 その2

          【教育】「ニュース」から学ぶ

          日々報道される事故・事件は自分にとって大切な情報源と思う人は少ないのでしょうか。 教育業界に身を置いてきましたが、今もなお破廉恥な教師の犯罪報道が多いことには憤りを感じます。(暴力・暴言、性的犯罪など) そのほか、政治家や会社組織内のパワハラやセクハラも同じ報道量になっていますし、高齢者を狙う特殊詐欺や低金利や投資ブームからの投資詐欺事件も後を絶ちません。 ニュースを見たり読んだりしたら「自分に関わってくるかも」と学ぶ機会になるはずです。 が、そもそも多くの「大人」

          【教育】「ニュース」から学ぶ

          【教育】「試験(カンニング)」

          ていある公開テストの時、テスト監督の1人(新卒)がカンニングしたという生徒を独断で教室の外へ出してしまったことがありました。 「テスト監督は「カンニングしている生徒を見つけ出すのではなく、カンニングをしないような環境を作ること」と指導していましたが、その教師はそのことを理解していませんでしたし、こちらも理解させられていないと反省しました。 正義感の塊のような新卒でしたが、たかが塾のテストで犯罪者扱いされる生徒への思いやその後のことを想像できないのは残念で仕方がありません。

          【教育】「試験(カンニング)」

          【教育】「採点にバツ」は必要か

          塾時代、普段の指導時はもちろん、テストにも「×」は打ちませんでしたし、打たせませんでした。 「×」がなく「〇」だけの答案用紙はすっきりしていて美しいです。 そして、「〇」が1個か2個でも、「勉強した結果=正解があること」を生徒達が自認できると考えていました。 全く理解できていないなら「〇」はありません。「〇」があれば、あとの問題もできるはずです。どう復習するか、どう勉強するかを自分で考えるだけです。 当時、多くの教師から反対意見が。 「テストを返却した後の解説の時に、空

          【教育】「採点にバツ」は必要か

          「質の低下」 その2

          教員採用試験の応募者数が減少の一途をたどり、その報道があるたびに「質の低下が懸念されます」とコメントがついています。ここ数年、同じコメントが続くので、「質がよい時(?)」を100とすると、低下率が10%にしても、数年で50となっています。 この「質の低下」については日本人全体に関わることでここでも触れました。 そんな中、国家公務員(一部地方公務員)の応募者数が減少しているいう報道がありました。 ブラックな職場環境で退職後の恩恵もなくなったことが表面化してからは使命感だけで

          「質の低下」 その2

          「AI」の時代

          ここに書く記事を今注目のAIに「校正(訂正)してください。」と頼んでみました。 勢いよく校正(訂正)を始めたのはいいのですが、途中でエラーに・・・。 何度試してもエラーとなって事が進みません。 では、長文は無理なら短文ではと挑戦しましたが、それでもエラーに。 「なんで校正(訂正)できないのですか。」と質問すると、要は「個人の感覚を修正することは難しい。」との回答でした。(本当?) まあ、人ぞれぞれ「癖」があることは理解できます。 私は、文字を書く時、ゆっくりしっか

          「AI」の時代

          「犬の靴下」

          先日、新聞に小さな記事を見つけました。 「犬の靴下」の販売の記事でした。なんか、素材が違うようです。 私も無類の犬好きですが、やはり、イヌはイヌです。 出生地や体毛により、日本の気候には向き、不向きがあります。 洋服はまだ散歩中の虫刺されの予防や温度管理で理解もできますが、「靴下」はどうでしょうか。 20年ほど前、菓子問屋をしている知人から、「菓子」の消費が落ちているので手立てはないかと相談を受けました。 人口減少はどの業界でも大問題です。 そこで、人間が食べないなら犬

          「犬の靴下」

          【教育】算数と紙幣・硬貨

          たし算の繰り上がりを教えるとき、目で見える指導法として、お金(硬貨)を使うことがありました。 しかし、コロナ感染拡大が加速させたキャッシュレス化で、子ども達がお金に触れる機会が少なくなったことで、お金を使う方法は難しくなってきています。 キャッシュレスでも金勘定として必要ですから、これからはどこで教えるのでしょうか。 数年前に手に入れたシンガポールの算数の教科書には、数字やモノ・記号だけではなく、紙幣や硬貨を使って計算練習をさせています。 また、1+2=3という式だけでは

          【教育】算数と紙幣・硬貨

          まさか「特殊詐欺」

          高齢者を狙う特殊詐欺がこれだけニュースになり、広報を徹底されてもなくなりません。 私自身、「なぜだまされる?」と他人事でした。 我が家の固定電話は電話帳非表示ですが、かかってくるのです。 個人情報ダダモレの日本ということはわかっています。 時間つぶしに出て、「どこからこの番号を知ったのか?」を繰り返し言い続けると「ガチャ」と電話を切ります。 こういった相手にはダメージを与えないと気が済みません。 携帯電話は「知らない電話番号なら出ない」「ショートメールは返信しない」と

          まさか「特殊詐欺」