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【教育】「採点にバツ」は必要か

塾時代、普段の指導時はもちろん、テストにも「×」は打ちませんでしたし、打たせませんでした。
「×」がなく「〇」だけの答案用紙はすっきりしていて美しいです。
そして、「〇」が1個か2個でも、「勉強した結果=正解があること」を生徒達が自認できると考えていました。
 
全く理解できていないなら「〇」はありません。「〇」があれば、あとの問題もできるはずです。どう復習するか、どう勉強するかを自分で考えるだけです。

当時、多くの教師から反対意見が。
「テストを返却した後の解説の時に、空欄に答えを書いて採点間違いと言って持ってきたらどうするか、書き直したらどうするか」と。
 
「教育」の一部を担っています。
生徒達を信じることにして、もし、何かの不正があれば、直接指摘するのではなく、なぜそういった行為をするのかを考えて日々の指導に活かすか、そういった行為ができないような雰囲気を作ることを優先しました。
 
20年近く継続しましたが、不正およびそのやり方に保護者から苦情はありませんでした。

例えクイズであっても「×」はモチベーションが下がります。