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【教育】算数と紙幣・硬貨

たし算の繰り上がりを教えるとき、目で見える指導法として、お金(硬貨)を使うことがありました。
しかし、コロナ感染拡大が加速させたキャッシュレス化で、子ども達がお金に触れる機会が少なくなったことで、お金を使う方法は難しくなってきています。
キャッシュレスでも金勘定として必要ですから、これからはどこで教えるのでしょうか。

数年前に手に入れたシンガポールの算数の教科書には、数字やモノ・記号だけではなく、紙幣や硬貨を使って計算練習をさせています。
また、1+2=3という式だけではなく、OneやTwo、Treeという日本語でいう「いち たす に は さん」と文字も記されています。これは子ども達には理解しやすいと思いました。

それに、貨幣は10進数で位が上がっていくので、1円、10円、100円、1000円、10000円と目で確認できます。

しかし、5円、50円、500円、5000円もあります。これは、実際のお金のやり取りに都合がよいでしょうが、算数には・・・。「そろばん」の感覚になります。

一方、アメリカでは25セントや20ドル札がよく使われます。
算数的には4分の1,5分の1ですから、ちょっとややこしいです。

ところで、貨幣の5円玉の「漢字のみの表記」「稲穂、木、水平線、歯車(穴の周り)」で農林水産業・工業を表すというのが個人的には一番好きで財布には必ず入っています。もちろん、「ご縁」の意味も含めて。