社長になる

急に忙しくなっていた。

S氏とも頻繁に会うようになり、会社作りが急ピッチで進んでいった。

農業の仕事をすることになり、まずやらなくてはいけなかったこと。

それは、会社をつくること。

会社という箱自体は、３０万円あれば、誰でもできます。

会社自体はできるとして、問題は、その中身です。

誰をこの会社の中に入れるか。メンバーです。

Hさん、S氏、僕…

あと２，３名必要でした。

組織をつくるということは、当然初めてで、この人員は、Hさんの知り合いで探してもらうことになりました。

※この時期、定年してもその後も働かなくては生活が心配…という方も多くなっていて、こうした新規の仕事をやりたい。という人は結構いた。人員を探すのは、そんな苦労ではなかった。

２０１８年データーを元に作成されたデーター（シニアガイドから参照）

すぐにメンバーは見つかった。

Hさんの知り合いで、山梨県の方だ。Tさん。

仕事を探していたらしい。

そして、Sの知り合いで、これからやる事業に興味を持ってくれ、お金を出資してくれる方も現れた。

人は集まるものだなーと思っていた。

こうして、会社のメンバーが集まった。

そして、Hさんが、

「Kさん、社長やってくれない？」

なんと、僕が社長になることになった！

Hさんの為になるなら。と思い、承諾した。

まさか、僕が、この社長になるなんて思ってもいなかった。

しかし、この社長というポストの重大さをこの時、知っていなかった。。。

この簡単に社長になったことで、この後、とんでもない展開が待ち受けているとは、この時、思ってもいなかった。

つづく…

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