料理マウント
僕は、料理男子がモテると思っていた。
そこで、大学1回生のころ、1人暮らしを始めたことをキッカケに自炊へチャレンジしていた。
様々な料理を作ってみたが、特にクリームシチューは母親が作っていたような味を完全に再現することができ、僕はとても満足した。
(市販のルウを使っていたため当然であるが)
そこで、サークル仲間が10人ほど集まる会があったため、僕の自作のクリームシチューをタッパーへ詰めて持っていくことにしたのである。
友人の家へ向かう道中、僕は自分がヒーローになる姿を妄想していた。
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