見出し画像

紙1枚、鉛筆1本で遊ぶプロセス

こんにちは、清世です。
元気に引きこもっている今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか

外に出なさすぎるあまり、こんなこともあったよ☆など日記として書くことがほぼないので、気晴らしにらくがきを楽しみたい方に向けて想像プロセスなんぞ出してみます。

本日使ったのはこちら

地元の文具店で30%オフ衝動買いノート

紙:ライフノート無地B5
鉛筆:BLACKWING 223 (MATTEと同じ)
+練りゴム

じゃ、やってみますかね!

途中から撮影しました
さも「私には完成図が見えている…!見える…見えるぞ…!」といわんばかりですがこの時点では何も考えていないです。真ん中あたりの上から下に伸びるなだらかな曲線を最初に描いた気がします

影を入れる

上下方向のゆるい曲線と、画面左下に伸びる線で「片足伸ばしたい」と思ったので、それに合わせて人体の方向(ポーズ)をなんとな~く決めます
真ん中の縦と斜めに鉛筆線が重なってる部分は自分でもどうするかわかっていないです

華奢な背中がかわいいですね

なんとなくを決めるとそのまま描き続けるので撮影も忘れます。さーせん。
鉛筆が重なったところは羽らしきものになりましたね。
黒背景として一面塗っていく方向もありますが、このときは羽になりました。最近ボナールやドガの画集を見てたから脳内で引っ張り出してきたのでしょう

(蝙蝠ってどんな羽だっけ…?と思い始める)
消しカスすら掃わないO型

ぱっと決まればおしまい
10~20分くらいだった気がします(てきとう)


もう一本やっていきましょうか。

なにひとつ決まっていない曲線
なにひとつ決まっていない曲線その②と③
布うまく描きたいな~×さっきの蝙蝠イメージの残滓

このときに「モチーフは布で、なにかがくるまっている」が決まったので、布の起点を決めます。ややカーブしている線は2か所に集まっています

画面下方、あんよが入ったことで人がくるまっているのがわかりましたね

だいたい決まったので影をつけていきます。
この画像と次の画像との間に、考えや思い、思い浮かんだことをそのまま鉛筆にのせていきます

花らしきものが出ましたね

だいたいできたからおわり
これも10~20分くらい。

ついでに、イメージを解いてみましょうか。

画面右方向に人物が進んでいます。で、右を暗くしています。
この人物は、布にくるまってつま先立ちで暗い方向に歩いています。
わたしは不安になるときがあって、そういうときの心持ちとか、前に出るのが怖かったりとかを思い出して線にのせています。

画面左は明るく、花らしきもの。
描いてる間に、この人が不安になってるだけで、実はちゃんと花が咲かせられてるんじゃないかなとか、柔らかで仄かに明るい要素が欲しいなと考えて足したと思われます

絵づくり(こうしたほうがかっこええやんステージ)として左ページに伸ばしたり。

花は適当

このくらいだと本画(完成図)のための下図=設計図もつくれそうですね。

自分起点で心象を入れこむ絵は大体こうやってつくっています。手を動かしながら考えをまとめていくプロセスですね。

実際のご依頼品やきちっと作品として出す場合はもっとつくりこんだり単語の連想ゲームをして整理をしますが、ぱっと描くならこのくらいでOK


いかがでしたでしょうか?
手を動かして線を描くだけでも心の整理ができます。

なんだかムシャクシャしたときに「線を描く」の選択肢があるといいなと思います。ぜひ実践いただけたらうれしいです。




この記事が参加している募集

スキしてみて

お読みいただきありがとうございます! 頂いたサポートは制作と創造のため大切に使わせていただきます。