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人まかせな人


 知人のひとりが風邪をひいて、発熱や咽の痛みを訴えると、
周りの人は、大抵「病院へは行ったの?」
「何かあるといけないから、一応、病院に行った方がいいよ」
と言葉をかけています。その人なりの、いたわりの言葉ですが、
そんなやり取りを見ると、僕はいつも
「別に病院が病気を治すわけではないのに」
と、思って、黙ってしまいます。

発熱は、ウイルスや細菌の活動を制御するために
自分でわざわざ体温を上げているのだし、
のどの痛みや咳、発汗は、何かを体の外に出そうとする
働きで、それらを薬や注射で止めてしまうと、
かえって治りが遅くなります。
足腰が、だるくて、全身に脱力感がある時は
「このまましばらく寝て、休んでいろ!」
という体からのサインです。
病気は、医師が治すわけではなく、
すべて自分で治しています。

これだけでなく、現代人は、生まれる時から死ぬまで
ほとんどが人まかせです。
生まれる時は産院まかせ、
躾は幼稚園、保育園まかせ、教育は学校まかせ
病気になったら薬や病院まかせ。
家は、住宅メーカー、大工さん
趣味は、カラオケ、テニス、ゴルフ、スマホゲーム
ゲームセンター、ボウリング等々
誰かがセッチングしたルールとフィールドでしか遊べません。
恋愛はマッチングアプリ、
情報は、自分でつかみにいくのではなく、
レコメンドシステムで勝手に送られてくるものを
眺めているだけです。
結婚は式場でマニュアルやオプション通りに、
出産は産院と産科医、助産婦まかせ
定年後は、年金システム、介護システム
年をとったら老人ホーム
終末は畳の上ではなく、病院のベッド。
葬式は、葬儀屋、坊さんまかせ
お墓は、不動産屋、墓石業
ご覧の通り、人は生まれてから死ぬまで、
お金を払って誰かに依頼する人まかせ人生です。

僕自身の話をすると、
「出来る事は、可能なかぎり自分自身で」の思いから、
普段、病院も薬もほとんど使いません。
3人目の長男は、
ワイフの強い希望もあり、産院も助産婦さんも一切使わず、
自宅で、夫婦二人だけで生みました、
体験談
https://note.com/kiyohiroh/n/naca215fc3577

50代で突然、脳梗塞を発症して、
右半身が一時期麻痺しましたが、
病院には一度も行かずに、それまでの生活習慣を見直し、
食事療法、体質改善、ストレッチやリハビリ、呼吸法等を行い、
3年間で完治しました。
今は麻痺もほとんどなく、お陰様で健康です。

体重もかなりオーバーしていたので、ジムやトレーナー、
アドバイザーを一切使わず
体重105㎏から5年で60㎏まで落として
計45㎏の大減量で、すこぶる健康になりました。
体験談
https://note.com/kiyohiroh/n/n441da27097b0

もちろん、僕の行動は、人に比べて極端で、
誰もが出来るものではなく、
する気もない人が大多数である事は十分理解しています。
ただ、今の世の中、お金を払って、
簡単に頼ってしまうものが、
あまりに多すぎるように思うのです。

特に、一番大切なのは身体です。
自分の身体は自分持ちですから、
無理をせず、薬や、医師に頼りすぎないで
誰かに治してもらうと思わずに、自分自身の身体と
ちゃんと向き合って信頼し、相談しながら
「自分自身で、何とかする」という強い意志で、
楽しい毎日を皆さんに送ってもらいたいのです。

自分の人生は毎日、自分の行動で作られています。

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