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Kindle出版で夢の印税生活へ――私の場合

今週、月1で開催している読書会に参加してきました。
先月は欠席してしまったので、メンバーに会うのは2か月ぶり。
会場に入るなり、
「あっ、印税生活の人だ」
と声を掛けられたのです。

そう、私は6月に初めての著書を出版しています。(こちらです ⇓ )

特に先月はnoteやfacebookで高らかに宣伝していたので
読書会メンバーもその情報をキャッチしていたのでしょう。

「いやいや、それほどでも」
と半ばジョークで応じたのですが、
ふと考えてしまいました。

私は印税生活をしているんだろうか?

そもそも印税とは、書籍などの定価・発行部数に応じて、
一定の比率で著作者または著作権所有者に対して支払われる金銭のこと。
出版社が手掛ける商業出版では、
本の定価に対し、著者の印税は5~10%が平均的です。
ブックライターの場合、印税契約か制作費としての契約かで
報酬は変わりますが、
印税だったら2~5%ほどかと思われます。
つまり、1500円(税込)の本の印税を3%で計算すると、
初版が3000部だったら13万5000円。
重版することに、その印税が収入となります。

ただし今は初版部数もよほど名のある著者でないかぎり
3000部ならだいぶいいほう。
重版するのは、書籍全体の15%と言われているキビシイ状況。

一方、Kindle電子書籍は印税が35%あるいは70%(出版条件による)
という高比率です。
それもそのはず、出版社や印刷会社、取次といった
制作段階での人件費、材料費、諸経費がかからないですからね。

また、本の定価も自分で設定することができるため
大ヒットを放てば、印税生活も夢じゃありません。

ただし、新刊本が1日200~300冊という商業出版でも
ヒットの難しいこのご時世、
その数倍の数、アマゾンに並ぶ電子書籍において
自分の本を手にとってもらうことが容易じゃないのは
おわかりですよね。

せっかく世に出したわが本をどうしたら皆のもとへ届け、
夢の印税生活を送れるのか――。

実は私も出版するまでは半信半疑だったのですが、
アマゾンランキング1位を6部門でとることができました。
どうやって?

アマゾンは一定範囲で自由に価格設定ができ、
また無料キャンペーンを期間限定ですることができます。
それをおおいに活用し、発売と同時に周知していくのです。
その際、私の力になってくれたのが仲間の存在です。
Kindle出版プロデューサーとして共に励む仲間たちが
皆で応援し、盛り立て、告知してくれ
私一人では力の及ばないところへ本が旅していったのです。

でも、無料キャンペーンだから印税は入ってこないよね?

ハイ、そのとおり。
0円は何冊売れても0円。即、印税にはつながりません。
ですが、まず多くの読者の手に渡ることがスタートなのです。

多くの人がポチッとしてくれるほどアマゾンランキングが上がり、
レビューの評価や口コミをもらったり、
SNSやブログに感想を書いてもらったり、
時にメディアの目に止まったり、と次の展開が生まれます。

すると、無料キャンペーンが終わった後も
アマゾンの大海に埋もれず、存在しつづけ、買ってもらえるようになる。
それが印税へと化けるのです。

印税生活というと、
あたかもプールサイドで寝転んでいるだけで
印税が転がり込んでくる生活のようなイメージがありますが、
その域に達している人は、日本でどのくらいいるでしょうか。

一流作家といわれる人たちほど、執筆依頼が殺到し
プールサイドライフとは無縁な気がします。
現に、人気ミステリ作家の中山七里さんなんて、
24時間ほぼ書斎で暮らし、
週5本以上の連載を回しに回しているのですから。

正直、ちょっといいお店でディナーできるくらいの印税があれば、
立派な「印税生活」ではないかしら。
その1冊が2冊、3冊…10冊と増えていくにつれて
夢の印税生活に近づいていくのかもしれませんが、
それほどコンスタントに出版できる人は、
プールサイドよりも書斎に足が向いちゃうタイプの人じゃないかしら。

結論として、私は印税生活しています。
ただし、その心は
「たしかに印税は0じゃない。印税はぽつりぽつりとやってくる。
でも印税で生活なんてできないし、家なんて建たない。
私にとって印税は、仕事のモチベをあげてくれるスイーツのような存在」
なのです。

あれっ、夢を壊しちゃった⁉

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「私も印税生活してみたい」という方は、
7月のご相談会へお気軽にどうぞ。
私が編集者として伴走し、100日後の出版を目指します。
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