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ひとを支援しながら、自分も支援をうける。そんな狭間を記録するnote

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  • 不妊治療の記録

    不妊治療の記録#1~11

  • 不妊治療がテーマのコラム

    不妊治療をしていて、感じたことを書きました!

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不妊治療の記録と発信のためのnote ●自己紹介 1992年 生まれ 教育・福祉関係のしごと 発達障害の支援・家族支援が専門 子どもの支援をしながら、不妊治療をする ひとを支援しながら、支援を受ける狭間で 感じることがありました 支援する側・される側の両方の視点から 感じたことを記録したいと思います! ●これまでのこと中学生からずっと生理不順で、定期的に婦人科を受診  2017年 3月 潰瘍性大腸炎  治療継続中 2018年 8月 多嚢胞性卵巣症候群 通院開始 20

    • いま、私。虐待のニュースを身近に感じている

      娘、7ヵ月 とても愛おしい。 久しぶりに映画 「万引き家族」をみたら 親になってからの自分の変化を感じたので久しぶりにnoteを開きました。 私は家族支援の仕事をしているから 虐待はわりと身近な話題。 子どもから 「虐待された」話を聞いたこともあれば 保護者から 「虐待してしまった」「しそうになった」 という相談をいただくこともある。 その親が、 子に「虐待をした」ことは事実。 でもその周りには様々な環境要因があって 「虐待した親」と 「虐待する親にさせてしまっ

      • #12 私も頑張りすぎないから、そんなに感謝しないでね。

        ながい、ながい道のりを経て 無事に出産しました! 不妊治療 → つわり → 陣痛 → 新生児期と すでにたくさんのことを娘と一緒に乗り越えました。 今の思いを書きます。 ●これからのこと、娘へ どうして不妊治療をしてまで 子どもを産みたかったのか つらいことばかりだったのに なぜ途中で止めなかったのか 理由は、私が産みたかったから。 子どものためにとか 夫を父親にしたかったとか 両親に孫を、とかではない。 不妊治療は 私が我が子に会いたくてしたこと だから、娘

        • その時、声をあげよう

          私の仕事は 発達障害の子どもとその家族を支援する仕事。 困りごとについて考えたり なりたい自分になるための直接支援をしている。 とてもやりがいを感じている仕事だ。 一方で 広げる・社会を変える・そのために声をあげる ということは個人的にあまり注力してこなかった。 不妊治療を通して、私のような支援者を含め 第三者が声をあげることの意義を知る。 ●つらかった、あのニュース********************************************** この

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        • 不妊治療の記録
          12本
        • 不妊治療がテーマのコラム
          9本

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          16歳×婦人科

          病院に行くって腰が重い。 つい市販薬で済ませてしまう。 そのなかでも 婦人科は特別なものだ。 ●16歳 初めての婦人科私が初めて 婦人科の診察を受けたのは16歳のこと 生理不順が気になり、 母と一緒に受診した。 初診で記入する問診票には 「性交渉の経験はありますか」 「現在、妊娠している可能性はありますか」 という質問があったことを よく覚えている。 婦人科と産科を兼ねて 産婦人科とくくられていることが多く 待合室には妊婦さんがたくさんいた。 ここは妊婦さんが

          16歳×婦人科

          全部コロナのせいだったらいいのに。

          不妊治療を始めてから 友だちと距離ができてしまった。 人生で初めて 社会から孤立している・孤独だと感じた。 私が不妊治療を始めたのは コロナウイルスが日本で発見されてから 半年後のこと。 「ステイホーム」「ソーシャルディスタンス」 と言われ始めた頃のことだ。 友だちと距離ができたことも 孤独を感じるのも 全部コロナのせいだ。 本当にそうだったらいいのに。 ●「子どもは授かりもの」私はこれを「言葉の呪い」と呼んでいる。 不妊治療を始めた当初は 時間に余裕があった。

          全部コロナのせいだったらいいのに。

          ネガティブな私の居場所

          私は、ポジティブで楽観的な性格だ。 自分でもそう思うし、 そう見られることが嬉しい。 いつも明るい!前向き!人生楽しそう! 悩みなさそうだね! よく言われることだ。 でも私の中にも「ネガティブ」はいる。 私は今まで 自分の中のネガティブな感情を 避けて生きてきた。 人生で初めて、真正面から 自分のネガティブと向き合うことになった時 それが不妊治療だった。 ●ポジティブこそ正義そう思って生きてきた。 幼少期、 母からよく言われたことがある。 「ママは泣く子は嫌

          ネガティブな私の居場所

          不妊治療を職場で打ち明けるまで

          「不妊治療をしていること、いつ会社に言う?」 みなさん迷ったのではないでしょうか。 私もたくさん葛藤しました。 【前回記事】 属性に当てはめることで、本当の私をみてもらえないことが怖くて の理由が、一番の壁でした。 ●働きやすい会社私の職場では、働きやすい環境への配慮が進んでいる方だと思います。 有給・産休もとりやすく、働くママも多いです。 生活環境への配慮だけでなく 満員電車で通勤すると、 午前中仕事にならなくて。 12時出勤の方が仕事捗ります! と相談すれば

          不妊治療を職場で打ち明けるまで

          属性に当てはめることで、本当の私をみてもらえないことが怖くて

          妊娠初期、夫に不満をぶちまけた。 内容は些細なこと。 「家事を手伝ってくれない」 「部屋を片付けて」 夫はわかった、協力する。 といった上で最後にこういった。 「妊娠中はホルモンバランスの影響もあるだろうから、どんな理不尽な要求でも叶えたいと思ってる。だから何でも言ってほしい」 私の返答は 「マタニティブルーで片付けないで。  問題の本質をすり替えるのはやめてほしい」 夫はその意図はない発言で なんでも協力したい、 ということを言いたかったのだ。 どうやら私は

          属性に当てはめることで、本当の私をみてもらえないことが怖くて

          通院とは、時間をつくることだけではなかった

          私が抱いていた、通院に対するイメージと 実際に通院してみて感じたことについてです! ●通院に対する誤った概念通院が必要な人を支えている方、 通院について、想像してみてください。 ・週2日 通院 ・1回あたり、1時間程度 ・19時最終受付 この条件を聞いて どのような印象を受けますか。 不妊治療を始める前、私はこの条件をきいて 「残業しなければ間に合う!」 「週に2回なら負担なく通えそう!」 「1時間で終わるなら、帰りにスーパーよって  今まで通り夕飯もつくれそう

          通院とは、時間をつくることだけではなかった

          #11 初めての移植を終え、妊娠判定日

          【前回】 #10 体外受精 凍結胚移植 ●2021年2月/age:28 凍結胚移植から2週間後 いよいよ妊娠判定日です! ●フライング検査正式な妊娠判定は クリニックの血液検査です。 しかし、悪い結果だった時 診察室でそのことを 受け止め切れそうにないので 判定日の2日前に、市販の妊娠検査薬で フライング検査(自宅での尿検査) をしました! フライング検査をするか、 2週間毎日悩むのはモヤモヤしそう... そこで この日にフライング検査をする! その日までは何が

          #11 初めての移植を終え、妊娠判定日

          #10 体外受精 凍結胚移植

          【前回】 #09 体外受精 採卵 ●2020年1月/age:28採卵してから2週間後 生理が来ていよいよ移植周期へ! 初めての移植。 これでダメだったら.. と不安は拭えず 「まずは2回、移植に挑戦してみよう!」 と心に少しでも余裕をもてるよう スタートしました! ●通院の記録◆周期:6 凍結胚移植 ・通院回数:7回 ・グレード:4AA D表記(D1=生理1日目) D1:診察・ホルモン値チェック/採血 エコーの結果、卵巣の腫れ・腹水も治まり 採血結果◎ D

          #10 体外受精 凍結胚移植

          #09 体外受精 採卵

          【前回】 #08 タイミング法 ●2020年12月/age:28 体外受精の説明会に参加し 次の周期から挑戦することに決めました。 「生理が来たら  D3までに予約をとってくださいね。  よし、頑張ろうね!!!」 と先生が力強く言ってくれました。 ●通院の記録◆周期:5 採卵 ・通院回数:10回 ・アンタゴニスト法 ・アレルギーが不安で、注射は全て通院 D表記(D1=生理1日目) D1:ホルモン値チェック/採血 今周期最初のホルモン値チェックは、 5段階中でいうと

          #09 体外受精 採卵

          #08 タイミング法

          【前回】 #07 不妊治療専門クリニック 初診 ●2020年8月/age:27 タイミング法には、 4周期間チャレンジしました! 毎回少しずつ違う方法を試すことで 「体の特徴を知ること」 「自分の体に合う排卵誘発方法を探す」 ことを目的とした期間です ●タイミング指導 ◆周期:1 タイミング法・誘発剤なし ・通院回数:5回 ・排卵:◎ 卵胞チェック (排卵日を予測する) ↓ 排卵済みチェック (排卵したかな?チェック) ↓ フーナーテスト (性交後の経過観察)

          #08 タイミング法

          #07 不妊治療専門クリニック 初診

          【前回】 #06 不妊治療クリニックの選び方 ●2020年8月/age:27 不妊治療専門クリニック初診〜通院初期の記録 感想「もっと早くいけばよかった!!!」 ●初診レポート1. 受付・問診票を記入 ・web予約時間に夫婦でクリニックへ ・受付の方も丁寧で、クリニックは落ち着いた雰囲気◎ 2. 個室で看護師さんから説明・不妊治療の概要 ・検査と費用 ・通院のスケジュール例の紹介 ・助成金について・申請方法 ・私のヒアリング 丁寧に説明して下さり、これからの見通しがつ

          #07 不妊治療専門クリニック 初診

          #06 不妊治療クリニックの選び方

          【前回】 #05 クリニックに通い始めるまで、腰の重い日々 ここまでのスケジュール  2018年 8月 多嚢胞性卵巣症候群          診断→ピル服用   2019年 11月 妊活開始  2020年 8月 不妊治療専門クリニック 初診 ついに、不妊治療専門クリニックへ! 私の場合、生理が来るとすぐ生理痛が始まり行動力が下がるので 次の生理が来たらすぐに動けるようクリニックを調べておきました! ●メリットで選ぶ決め手は、「通いやすさ」 ① 自宅から近い ② 診

          #06 不妊治療クリニックの選び方