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KitchenBASE店舗紹介①:タワンドンデリ(タイカレー)

この記事とは
KitchenBASEのシェフさんへのインタビューです。
今回は本格タイカレー専門店のタワンドンデリ&カリーのシェフ、ドンちゃんにお話しを聞きました!

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日本に来て14年になるドンちゃんは、時々カタコトの日本語が出ちゃう愛嬌のかたまりのような方です。笑顔が爽やかで、いつも楽しそうに仕事をしているドンちゃんは、インタビューしている時も楽しそうでした(笑)
終始和やかな雰囲気でたくさんのお話が聞けました。

目次
●日本でタイ料理のお店を出すようになったきっかけ
●タワンドンデリ&カリーで出す料理のこだわりポイント
●飲食業をやっていて大変なこと
●キッチンベースとしてお店を出している今の目標

その前に、タワンドンデリ&カリーがどんなお店なのか、簡単にご紹介します。

タワンドンデリ&カリー/TAWANDONG DELI &CURRY
本場タイ人のドンちゃんが作るカレーは全て手作り。タイ産のハーブやスパイスを使ったこだわりの本格タイカレーです。ドリンクやサイドメニューも自家製というから驚き。メニュー全てにこだわりが詰まったお店になっています。

日本でタイ料理を出すようになったきっかけ

そんなこだわり詰まった料理を出すドンちゃんに、日本でタイ料理を出そうと思ったきっかけを聞いてみました。

ミズタニ
どうして日本でタイ料理のお店を出そうと思ったんですか?

ドンちゃん
タイ料理をやりたいと思ったのは、日本にタイ料理を広めたいと思ったから。料理の学校に通ってたんだけど、その時は日本人に正しいタイ料理を食べてもらいたいと思ってた。だけど今は少し変わって、正しいはないと思ってる。人それぞれスタイルや好みがあるからそれでいいと思ってる。美味しく出せればそれでいい。食べてもらって美味しいとか、幸せな気持ちになってくれれば十分。

ミズタニ
作った料理で幸せになってもらえたら嬉しいですね。

ドンちゃん
そう!だから今出してるカレーも日本人好みにアレンジしてるよ。

ミズタニ
味を変えてたりしてるってことですか?

ドンちゃん
味を変えるような大きなアレンジはしてなくて、中に入れる野菜を変えてる。日本人が食べ慣れない野菜とかもあるから。あとサラダがついてない分、野菜を多めに入れて栄養が取れるようにしてる。

ミズタニ
なるほど。野菜も一緒に摂れるのは嬉しいですね。

ドンちゃんの人柄の良さがよくわかります。実際にわたしたちKitchenBASEスタッフも、タワンドンさんのカレーをよく食べていますが、タイカレー特有のサラサラした辛味の効いたルーに、日本のカレーでよく見るような野菜がゴロゴロ入っていて、相性抜群でとても美味しかったです。

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タワンドンデリ&カリーで出す料理のこだわりポイント

ミズタニ
タワンドンデリ&カリーで出しているメニューのこだわりのポイントを教えてください。

ドンちゃん
うーん。。全部こだわってるかな(笑)

ミズタニ
全部ですか(笑)

ドンちゃん
そう。僕は何か一つこだわるとかそういう考え方はしてなくて、出す料理は全部こだわってるし、こだわってない適当なものはメニューに出さない。

ミズタニ
なるほど。そうなんですね。

ドンちゃん
適当なのはお客さんもわかるしね(笑)


料理に対する情熱と徹底的なこだわりの根底が見えたような気がしました。それと同時にすごく情けない気持ちにもなりました。「こだわりのポイント」は何か、と考えていた自分がすごく小さいものを見ていたのだと感じました。

飲食業をやっていて大変なこと

出す料理に並々ならぬこだわりを持って、楽しそうに仕事をしているドンちゃんに今の仕事は大変ではないのか聞いてみると、ドンちゃんは笑顔でこう答えてくれました。

ドンちゃん
すごい大変。大変じゃないことの方が少ないかな(笑)

ミズタニ
そうなんですね(笑)

ドンちゃん
厨房暑いし、働く時間長いしね(笑)

それを笑顔で言っているドンちゃんを見て「本当に今の仕事が好きなんだな」と心底感じました。

ドンちゃんは大変なことの一つとして、後継者育成についても話してくれました。

ドンちゃん
自分が作るカレーと他の人が作るカレーが同じ味にならないんだよね。レシピはあるんだけど。作り方を教えても、「あとちょっと」とか「これでok!」とかは、感じて同じ気分になって作らないと難しいから。

ドンちゃんは自分がグリーンカレーが好きで、店で出しているものも自分が「これが一番美味しい」と思うものを出していると言っていました。そういったサジ加減があるからこそ、今の味が出せているのだと。その分、他の人に再現させるのが難しいのだそうです。

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キッチンベースとしてお店を出している今の目標

ミズタニ
キッチンベースとしてお店と出している今、何か目標はありますか?

ドンちゃん
そうだね。今けっこうオーダーも来てて、少し自信がついてきた。自分の料理を好きな人もいるんだって。だからキッチンベースにはもっと僕のことを使って欲しい。タワンドンが売れればキッチンベースも大きくなれて、お互い様だから。どっちも大きくしていきたい。

「自分の店が売れることでキッチンベースも大きくなることができるという関係が良いと思って、キッチンベースに応募した」とも話してくれたドンちゃん。自分のお店のためだけではなく、中目黒に出店を実現してくれた「キッチンベースのために、お店を売っていきたい」という思いがすごく伝わってきました。


タワンドンデリ&カリーのインタビューを終えて、これだけ熱を持ったシェフさんが夢を実現していく姿を近くで見ながら、力添えできることにとても誇らしさを感じました。これからも大変ながらも、笑顔でカレーを作って欲しいです。そしてこのノートを見てくださった方が少しでもタワンドンデリ&カリーのドンちゃんのカレーを食べてみたいと思ってくださればと思います。

それでは今回はこんな感じで終わりにします。
次のインタビュー記事も出来次第こちらにあげますので、そちらも読んでもらえたら嬉しいです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。



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