きたかな

ちょっとまて。

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ある日のこと

コップの淵にキスをして だらしない朝に溶ける 窓の外ではポタポタと雫が音を立てて 嫌味なカウントを繰り返す   慣れない人と食事をしている感覚が ひとりぼっちの朝にリンクする 月額払ってるのに全然映画見ない 圧迫される心臓には 度々呆れる きっとこの先言語化されないあの感情に 名前さえつけてあげられない 私は結局 いつだって過去に辿り着いてしまう この身体に傷を作った言葉や 自ら負った心の傷も 金になれば私だってちょっとはウケる 神様に私の幸せだけを願った時 君の声を聞

    • 秘めゴト

      ことあるごと 前向きに捉えようと肉体を励ます精神が 分離した心を酷く置き去りにしてしまう 泣いていいと言われれば 突如涙はわたしの頭を貫いて、予測不能な方向へ じゅわりと柔らかい水滴は、いつのまにやら鋭利な形を纏って 大好きで、大切なあなたに張り付く 一本道を正しく歩けただけで、果たして容易に 特別な感情に出逢えるのでしょうか? 私のことを誰よりも知っているこの部屋は 遊覧船よりも夜景よりもイルミネーションよりも 明確にキラキラと輝いている 期待、思い出、苦しみが蒸発して

      • ちんすこう事件

        グループチャット あれまじでとんでもないぞ。 わたしの返信最後で会話終わらないで そんなん無しよ最っっっ低だよ!!!!! 夏休みに家族で旅行に行った同級生がクラス全員に席順で沖縄土産渡してて、手を伸ばした私をすっ飛ばして後ろの子に配った時に出会った感情と似てる。 お主、元気してるかい? あの時さ、まぁ、笑 結構悲しかったんだよねぃ🥹笑 「甘いの好きじゃないし…」とか 「ちんすこうとか(笑)名前なんだし(笑)」 とかリモコンなら音量0.3くらいのボリュームでボソボソと戦ってた

        • あれ。これ。それちがうこれ。

          Twitterみるのやめよかな あ、Xか なんだか変動変動ばかりで なんも着いて行かれません。笑 良いんだか、悪いんだか 流行りのお化粧品で変わろうと努力したとて 私は何も変わりません 私が古びていくようで 良いんだか、悪いんだか 夕焼けはいつの時代も痛いほど膨大な喪失感を突きつけてくる 毎日小さな布団の上で願う 明日、今日より1グラムでも 私のための私が増えますように 言語化できない憧れや悲しみが 蔓延っているネット社会 生まれ持った性質や 途中過程で背負った性質 そ

        ある日のこと

          こっちみて

          ここまでの強烈な自意識が芽生えたきっかけは どこにあるのだろうと考えた 子供の頃、黄色の校帽が嫌でどうしても被りたくなかった香那少女はそれをハサミで切り刻み、 遠足に被って行かない理由を無理やり生産したところ VS激怖担任教師がそのことに怒り散らかし、小さき香那少女は教室の大きな黒板の前に立たされ、なぜかクラスメイトたちに涙の謝罪をした記憶や 電車の中やデパート、沢山の人がいる中で身近な大人に大きな声で怒られて、見ず知らずの人様に注目された記憶が結びつくのではないでしょう

          こっちみて

          おまもり

          今日は 私の闇堕ちした学生時代を共に過ごしてくれた大切なお友達と会ってきました。 当時、言うなれば私が月で 全てにおいて真逆の彼女が 私にとっては太陽のような存在でした 一緒に学校へ行ったり、放課後に門限が8時の私と遊んでくれたり、移り行く恋の話をしたり。 私の居場所はインターネットだったけれど、 彼女は彼女なりに持ち合わせた繊細さや様々な葛藤を共有してくれつつ、私の手を引っ張ってくれて、所々で新しさの楽しみ方を教えてくれていたような気がします。 あの日の夏 限界拗ら

          B.Lスティック必殺技

          私です 子供の頃から特別を見つけ出しては 新しい地獄を絶えず手作りする癖がありました 寂しさだけ振りかざしても足りないものばかり 夕焼けだけは好きでした 学校に行く理由はそれでした あの色は、当時の私にとってはとても優しかったです。 10代、対人で生まれる虚無感や嫉妬心、劣等感を尻尾のように引きずりながら、服屋さんでのアルバイト。 埋まらないスケジュール帳は私の生活。 "服屋の私はただの服屋さん" 家に帰る理由は、真っ暗な布団の中で明日の私に期待するため。 だけれど満たさ

          B.Lスティック必殺技

          X

          飲み会 朝のベランダ シーツの乱れ 行列 食べ放題 着信画面 特急列車 夜8時 新しい自分がいつ完成するとおもいますか? 誰かの偶像で偉くなっても 同じことがずっと上手くできませんのに 夜も朝も上手に来ませんのに あの子の投稿にいいねをしても YouTubeでお化粧を学んでも Twitter(私たちのインターネットを返せ) からヘアアレンジを盗んでも 私以外になれないことへの絶望の正体は 少しだけ毎日を彩るこの部屋の小さなお花 見えないところで手を繋がれているから 今

          明日友達をやめましょう

          私の魂がずっと叫び声上げてるのに、上手く言葉を作ろうとする瞬間他人の言葉借りてる気持ちになって文章書けなくなる。ほんで元々理系と無縁の文系よりではあるけど偏差値底深高校で何学んだって自分を捨てて自分死守することと、超上流階級クラスメイトの起こす激シャバウェーブに乗り続けることだった。 修学旅行の沖縄でソーキそばの味しなくて 水族館の匂いはバイト先と同じ匂いで 極めつけの自由時間、なんであんなに怖いのか 夜、ロビーで泣きじゃくる私のこと体育の女性教師チョウちゃんが背中さすりなが

          明日友達をやめましょう

          カウンターカルチャー

          どこかの誰かの言葉のカウンター 随分立体的で、突き刺さる。 下手くそな日記は折れ線をつけて、棚の奥の奥で大人しく時を待っている。 貴方の言葉も夢の複雑な構造も、現実も理想も、叶わなかった青春も、全てを理解した上で諦めた上で、掃き溜めの天井に唾を吐きかける 私に落ちてくる 見えない神様のことを否定できないのは、 見えないから 私の今の夕暮れは、非常に尊い 子供の声が体を巡って、届かない優しさで誰かのこと救えそうにとかなる 幸せになりたいと常々願ってきたけど 私だけ絶対

          カウンターカルチャー

          東京すぎるって

          喜びの情報 私は好きな芸人のラジオを聴いていた 日常の特別、1番初めは誰に共有しようか そんなところで、人の大切さを知ります 車に揺られながら、高速道路のときめきに私のお気に入りの音楽を乗せながら帰路を進む 今日が終われば明日が来ることに、少しだけ不安なのは、絶対に私のせい 依存できるほどの才能ないしな 何気なく、良かれと思って言葉を作ったら、 なぜか悲しくさせたり 全く見知らぬ人の想いやりで、 今日が良くなったり どっちの日だって、あなたに教えたい 怒りで私のこと

          東京すぎるって

          ありがと

          私の古く腐った中身と残骸を打ち上げる 失敗に咲く花火みたいだった 大きな声をあげて "寂しい"や"不安"に翻訳されないままの言葉たちを投げつける 私は、確約など欲しくないといつも思う 何故ならとてつもなく怖い 当たり前の生活は時に、消し去れない強インパクトな人たちの餌食になってしまう。 少々疲れてしまうから、生活のど真ん中にて、忘れたふりをさせてもらう。 私はお金じゃない、希望じゃない、夢じゃない、言葉じゃない。 だけれど決まってさよならの後には、後悔やもどかしさを

          出没

          正しさの呪いでやられちゃいそうな夜に、まっすぐ目を見て1から10を話せるものを側に置きたい。 嘘をつくことが苦手な割に、まともにぶつかるのが怖いから、結果が同じなの本当になんの意味もない。 自撮りで私を認めながら君に送信することでばかり満たされようとするの、恥ずかしい。 夕方、ぐらぐらな心と身体を起こして誰のためでもない食事を作る、消費する。だけれど何も始まらないから、何も終わらなかったです。 そんなところでウロウロと一人暮らしの退屈を凌ぎながら、気楽でいいなとか言いなが

          あいのはなし

          好きに踊ればいいと思う。 人生を、魂の行先に乗っ取られている人間に心底惹かれる。 観たことのない映画を否定できない。 偶像のまま君のこと神様にしちゃいけない。 子供の頃、大切な女友達から「ずっと好きでいるね」と言われた時、とても怖かった。 大好きな君から貰った気持ちに私を比例させるための圧力で身体が締め付けられてしまう。 一緒に涙が出てしまう。 私の表面を見て笑ってくれた。 あなたが大好きなのだから、期待しないでなんて言えなかった。 私って嘘つきじゃん。 嫌われたくなか

          あいのはなし